地味な評価だが決して悪くない バラエティに富んだハードプログレ DREAM THEATER - FALLING INTO INFINITY

FALLING INTO INFINITYまでの歩み





1994年リリースの、3rdアルバム、AWAKE(アウェイク)は非常にヘヴィでダークなアルバムでした。

 

その後、1995年にはEP、A CHANGE OF SEASONS(ア・チェンジ・オブ・シーズンズ)を発表。
しかし、アルバム製作までには、まだ月日を要します。

 

その大きな理由の一つは彼らの所属するレーベルとの問題です。
彼らの属するEastWestで、幾らかの変化が生じました。
それには、ドリーム・シアターが頼っていた橋渡しとなる人物が解雇されたことが含まれます。
結果として、会社の新しいチームは、ドリーム・シアターが以前持っていたEastWestでの関係において、大きく入れ替わってしまったのでした。
そして彼らは、もっと理解し易いアルバムを作るよう、圧力をかけてきたのです。

 

しかし、レーベルは主流のサウンドを取り入れるよう圧力を加えるだけでなく、人気作曲家のDesmond Child (デズモンド・チャイルド)を雇い入れます。
彼は、アルバムに対して大きな影響を与え、複雑さを減らし、ラジオでかかり易いような曲の製作へ方向性をシフトさせていったのでした。

 

このような圧力はバンド内にもクリエイティヴな衝突をもたらすことになります。
レーベルの要求に合わせていこうとする、ギタリストの John Petrucci(ジョン・ペトルーシ)、それに抵抗する、ドラマーのMike Portnoy(マイク・ポートノイ)と2派に分かれたのです。
こうした状態で、一年以上バンドは次のレコード製作に入る許可をレーベルからもらえないまま、曲だけを書き続けていたのでした。
そのある時点では、非常にフラストレーションがたまって、もう解散を考えるほどだったらしいです。

 

しかし、ついに1997年、Kevin Shirley(ケヴィン・シャーリー)のプロデュースでのアルバム製作にGOサインが出たのでした。
5月までの長い間に、バンドは2枚組アルバムを作れるほどの楽曲を既に手にしていました。
が、レーベルは、140分のレコードを大衆は受け入れないだろうと考え、2枚組にすることはさすがにかないませんでした。

 

結果として、多くの楽曲がアルバムのリストから外れることになりますが、その多くはファンクラブ用のCDなどに収められることになりました。
今回外されたうちの一曲は、Metropolis Pt. 2で、この時点で25分に及ぶ楽曲になっています。
これは後に形を変え、傑作コンセプトアルバムになるわけですが、それはまた後の話です。

 

さて、このようなレーベルとの問題に加えて、この3年間は、彼らの私生活にも様々な変化が生じた時期でもありました。
アルバムのライナーノーツには、ポートノイの言葉が載せられています。

今回のアルバム制作はまるで感情のローラーコースターのようだった。

この間、ペトルーシの父親、ポートノイの祖父、ペトルーシとJohn Myung(ジョン・マイアング)の義理の親が相次いで亡くなっています。
一方ペトルーシには双子が生まれ、ポートノイとJames LaBrie(ジェームズ・ラブリエ)には娘が誕生。
さらにラブリエにはもう一人生まれることになっていました。

 

このように人生におけるネガティヴとポジティヴの感情が激しく行き来した期間だったのです。
そうした状況は、やはり曲つくりにも反映されることになりました。

 

こうして、3年の期間をかけて4thアルバムは完成します。
それは、レーベルからの干渉などもあり、また前3作とは違った作風の内容となっています。
最初はStream of Consciousnessというタイトルが準備されていました。
これは7曲目のLINES IN THE SAND(ラインズ・イン・ザ・サンド)の歌詞に出てくる表現からとられています。
しかし、結局これはちょっとおおげさ、ということで却下になり、ペトルーシの別のアイディアが採用されました。
このStream of Consciousnessというタイトルは後に彼らの7枚目のアルバム中の一曲のタイトルとして採用されることになります。

 

今日は1997年リリースのDREAM THEATER(ドリーム・シアター)の4thアルバム、FALLING INTO INFINITY(フォーリング・イントゥ・インフィニティ)をご紹介します。

FALLING INTO INFINITY(フォーリング・イントゥ・インフィニティ)の楽曲紹介





オープニングを飾るのは、NEW MILLENNIUM(ニュー・ミレニアム)。

 

不思議なイントロから始まる、なかなかこれまでにない新たな感じを与える楽曲です。
でも、少しずつ音が加わって厚みを増していくところはドリーム・シアターそのものです。
ちょっとエスニックな雰囲気の中でラブリエが低音でおどろおどろしく歌い始めます。

 

この曲ではマイアングは12弦のスティックという楽器を弾いてます。
それによって重低音を響かせています。
中間部はベースが非常に目立って楽曲を先導しています。
それにギターが加わっていく展開は彼らの得意技です。
楽曲は、相変わらず、いろいろと展開していきます。

 

ただ、この曲ではあまり高速でハイテクな楽器バトルは聴かれません
あくまで楽曲を彩る程度に抑えられていて、歌メロが優先されている感じを受けます。
そんなに難解な曲ではないので、すぐに馴染める楽曲になっています。

 

2曲目はYOU NOT ME(ユー・ノット・ミー)。

 

ヘヴィなギターリフで始まる、ちょっと重めの曲だがキャッチーなサビメロになってます。
その理由は、やはり楽曲に参加しているデズモンド・チャイルド効果でしょう。
ただ、少しキャッチーという以外にデズモンド色はあまり感じられません。
ドリーム・シアターらしく楽曲を消化しているからかもしれません。

 

曲自体はマイアングとポートノイ、そして今作がアルバム制作を共に作るのは初となる、Derek Sherinian(デレク・シェリニアン)とで作り始めて、後にペトルーシがギターパートを加えるという流れで出来たそうだ。

 

この曲もやはり歌メロ中心となってます。
楽器が目立つ以前までの楽曲と比べると、明らかにラジオ向きの曲と言えるかも知れません。
ギターソロも、高速のメロディを奏でますが、非常に短いコンパクトなものとなっています。
アウトロも、ヘヴィなリフと、シンセに包まれていますが、結構シンプルな繰り返しでエンディングとなります。

 

3曲目はPeruvian Skies(ペルーヴィアン・スカイズ)。

 

ダークでけだるい雰囲気の前半ではマイアングはフレットレス・ベースを使って滑らかなベースプレイを聴かせています。
幻想的な雰囲気をベースとギターアルペジオ、そしてシェリニアンのささやかなシンセで作り上げてます。
その演奏をバックにラブリエが叙情的に歌い上げていきます。

 

そして曲の真ん中で、ヘヴィなギターリフが切り込み、けだるい雰囲気から一気にヘヴィなロックチューンにかわります。
そこで始まる、ペトルーシのギターソロ、これがまたいいです。
いつもの速弾きではなく、エモーショナルにメロディを奏で上げます

 

その後、メタリカばりのヘヴィリフが入ってきて、ますますメタリックに楽曲は変貌していきます。
ポートノイもツーバスを踏んで、楽曲の後半の盛り上がりを演出してます。

 

前半と後半の緩急が非常に効果的に演出されている、良曲になっております。

 

4曲目は、HOLLOW YEARS(ホロウ・イヤーズ)。

 

スパニッシュな雰囲気のギターのイントロが印象的な楽曲だ。
アコースティックなバッキングの上に、ラブリエの優しい歌声が響きます。
また、ラブリエの裏で聴こえるコーラスもとても美しい。
このアルバムでは、ポートノイ、ペトルーシ、シェリニアンの3人がバッキング・コーラスを担当しているそうです。
この3人のコーラスが、この美しいバラードを一層盛り上げています。

 

また、この曲でもマイアングはフレットレス・ベースを使用して、滑らかで優しいベースラインを聴かせてくれてます。
間奏でのささやかなピアノプレイがなんともいい雰囲気をかもしだしてます。
また、ギターソロも叙情的で、いつもとは全く異なります。
この曲も、やはりメインは歌である、ということを主張しているかのようです。

 

ドリーム・シアターを代表するとても美しい楽曲となっています。

 

5曲目はBURNING MY SOUL(バーニング・マイ・ソウル)。

 

ここから3曲は組曲風につながっています。
もともとバーニング・マイ・ソウルは約9分の長い曲でした。
それをプロデューサーのケヴィン・シャーリーのアイディアで、後半のセクションを外したのが次のヘルズ・キッチンです。
ただ、そこにはエンディングがなかったので、新たに書き加えて、それがラインズ・イン・ザ・サンドになった、という具合ですね。

 

というわけで、まずはバーニング・マイ・ソウル。
非常にヘヴィなベース音から始まり、そこにヘヴィなギターリフが加わって、さらにツーバスのドラムが加わって、完璧なヘヴィイントロの完成です。
非常にヘヴィでストレートな楽曲を、ラブリエが力強く歌い上げています。

 

この曲では、結構がっつりとキーボードソロが設けられています。
シェリニアンの真骨頂と言えるでしょう。
NIGHT RANGER(ナイト・レンジャー)のBrad Gillis(ブラッド・ギルス)は以前シェリニアンとプレイしていたときに、「デレク(シェリニアン)は自分のことをキーボードプレイヤーというよりも、ギタープレイヤーと思っている」と言っています。
その評価のとおり、シェリニアンはエディ・ヴァン・ヘイレンのプレイがすごく好きで、そこから多くの影響を受けているらしいです。
そのようなハードでアグレッシヴなキーボードプレイをペトルーシも気に入っているそうです。

 

変拍子がほとんどなく、ストレートなメタリックサウンドのあと、次のインストゥルメンタルに入ります。

 

6曲目はHELL’S KITCHEN(ヘルズ・キッチン)。

 

静かに始まるインストゥルメンタルです。
ヴァイオリン奏法から始まるギターがメインとなる楽曲だ。
ゆったりとしていますが、次第に速さを増していき、ペトルーシ、弾きまくってます。
途中から、彼ららしい変拍子が入り、曲の後半では鳥肌が立つような、美しい哀愁漂うメロディが。
もう少し聴きたい、と思うところで次の曲へ。

 

7曲目はLINES IN THE SAND(ラインズ・イン・ザ・サンド)。

 

組曲のラストは後から追加されたエンディング、というには長い、12分越えのロックチューンです。
イントロは、シンセにより静かな世界観を作り出していますが、少しずつドラムが入ってきて、雰囲気が変わっていく様子が非常にかっこよいです。

 

静かに歌い始めるラブリエ、この辺の歌い方はばっちりである。
そして、サビではヘヴィなリフと共に、二人のヴォーカルの掛け合いが用意してあるなかなか珍しい楽曲になってます。

 

この曲の詩はペトルーシによるものですが、このサビの部分を書いているとき、コーラスの部分で2つのヴォーカルが呼応するようなパートが欲しいと思っていたそうです。
そしてその思い浮かべていたのがKing’s X(キングスX)のDoug Pinnick(ダグ・ピニック)で、声をかけると喜んでやってくれたといいます。

 

さて、その掛け合いは、やはり迫力のあるものとなってますね。
ペトルーシの意図通り、二人の掛け合いによって、一層楽曲が引き立ってます。
ただ、このゲストのおかげで、結構ラブリエを低く見積もる声が多く聴こえるのが少し残念です。
ラブリエはダグに食われてしまっている、などよく書かれていますが、僕は決してそうは思いません。
全然、二人の掛け合いは見事に楽曲を高めていると思います。

 

サビ後、の間奏部はたっぷりとインスト時間がとられています。
ペトルーシはここでも叙情的なソロを披露してます。
ですが、途中からはワウをかけながら、エモーショナルなプレイを展開です。

 

最後の間奏はシンプルですが、ピアノが入ってきて、再びアクセル全開になるまでの展開がまたもいいです。
その間のギタープレイが非常にかっこいいものが詰まっています。

 

ラブリエとダグの掛け合いと、中盤の静かなパートと、メリハリがあり、12分が長く感じられない良曲となっています。

 

8曲目はTAKE AWAY MY PAIN(テイク・アウェイ・マイ・ペイン)。

 

これはペトルーシが、自分の父親が亡くなったことに関して作った歌である。
もともとは非常に暗い楽曲になっていたようだが、ケヴィンが明るくアレンジすることで、一層上手く感情表現できるようになったそうです。

 

歌詞がなければ、南の島にでもいるようなのんびりしたいい曲になっています。
その分、ギターソロはペトルーシが魂を込めたメロディを奏でています。

 

また、こういう曲を伸びやかに歌うラブリエは、ヴォーカリストとしても優れていると思える楽曲です。

 

9曲目はJUST LET ME BREATHE(ジャスト・レット・ミー・ブリーズ)。

 

この曲はファンキーなノリのあるロックンロールです。
イントロはたっぷりのフィードバックを得て、ロングトーンをゲットしています。
曲自体軽快な感じがありますが、ギターは飽くまでヘヴィです。
この曲では、ペトルーシは7弦ギターを使ってヘヴィネスを求めています。

 

途中、この曲でもシェリニアンはアグレッシヴなキーボードプレイを披露してます。
中盤とラストで聴けるエレキとキーボードのユニゾンは鳥肌ものです。

 

10曲目はANNA LEE(アナ・リー)。

 

ここで、静かなバラードである。
ピアノの伴奏が美しく楽曲を彩ってます。
こういうバラード歌わせてもラブリエは天下一品です。
見事に美しく歌い上げてくれます。

 

ギターソロは、前半はスライドバーを使って優しい雰囲気でメロディを奏でてます。
後半はいつもの美しい音色でメロディアスなプレイに心がけておられます。

 

この曲でも、ラブリエの裏で聴こえるコーラスが美しく楽曲を彩ってます。
最後は切ないメロディをピアノで奏でてエンディングです。

 

11曲目はTRIAL OF TEARS(トライアル・オブ・ティアーズ)。

 

この曲は三部に分かれたトータル13分に及ぶ組曲となっています。

 

Ⅰ-IT’S RAINING(イッツ・レイニング)

 

イントロでは、ディレイをたっぷりかけたギターのリフレインが少しずつ形を変えながら繰り返されます。
この繰り返しに太いベースの音、ドラムが絡んでいきます。
地味ですが、非常に美しいパートですね。

 

ヴォーカルが入って、静かに歌い出します。
サビのメロは、シンプルで覚え易いです
これは組曲全体の主題ともなっています。

 

この曲の間奏部でもシェリニアンがキーボードソロで存在感を主張しています。

 

Ⅱ -DEEP IN HEAVEN(ディープ・イン・ヘヴン)。

 

歌パートが終わると、インストのディープ・イン・ヘヴンへ。
ベース音が曲を引っ張っていきます。
そこにペトルーシがエレキで入っていきます。
ここからかなり長い(1分45秒ほど)ギターソロを展開します。
ペトルーシの引き出しの多さには驚かされます。
そしてどんどん速弾きになっていき、一旦ソロ終了。

 

今度は変わってシェリニアンの独壇場だ。
彼もエディばりのアグレッシヴなキーボードプレイを聴かせてくれます。
この3年で、しっかりドリーム・シアターとの相性も合ってきたようですね。

 

Ⅲ -THE WASTELAND(ウェイストランド)。

 

キーボードソロが終わり、ラストパートをラブリエが歌い始めます。
次第に曲は盛り上がりを取り戻し、あの主題であるサビへ。
サビを歌うラブリエに、さらにコーラスのハモリが加わって最高潮を迎えます。

 

そして最初のイントロの雰囲気に戻り、ささやかにギターがメロディを奏で、この楽曲と共にアルバムは幕を下ろします。

まとめとおすすめポイント

1997年リリースのDREAM THEATER(ドリーム・シアター)の4thアルバム、FALLING INTO INFINITY(フォーリング・イントゥ・インフィニティ)はビルボード誌アルバムチャートで第52位14万枚ほどの売り上げにとどまってしまいました。

 

レーベルは、ラジオ向きのそして大衆に向けたアプローチを要求していましたが、そのようなディレクションがあったにも関わらず、売り上げは成功とは遠いものとなってしまいました。
この失敗によってバンドは、今後のアルバム制作において、レーベルの干渉から自由になることを願うようになりました。
ポートノイは、「もし、レコード会社とケヴィン・シャーリーとデズモンド・チャイルドがアルバム作りに関わっていなかったなら、全く違うアルバムが出来上がっていただろう」、と述べています。
それに対して、ペトルーシは後に、「レーベルは、このアルバムに関して何の影響ももっていなかった。自分たちは自分たちの造りたいアルバムを作っただけだ」と言っています。

 

まあ、どこまでが本音かわかりませんが、やはり、レーベル側の要求が大きくアルバム作りに影響を与えたことは否定できないでしょう。
今回は今までよりは、プログレッシヴな要素が少なくなっているようには感じられるからです。
楽器のバトルの応酬、変拍子、複雑な構成、というものがなくなったわけではありませんが、数を減らしています。
それによってレーベルの言っている、わかりやすい音楽、ラジオ向きの音楽になっている感じは否定できません。
さらに、バラード類の多さも、前作と比べると明らかに多くなっている気がします。
こうしたつくりは、やはりラジオでかかり易い、というのを意識したものだと思われます。

 

このような変化をポートノイは納得できなかったのでしょう。
もっとヘヴィで、楽器が火花を散らすハードプログレの道を願っていたに違いありません。

 

しかし、アルバムとして失敗かと言うと、僕はそう思いません。
このアルバムも気に入って良く聴いてました
もちろん前作のような攻撃的なかっこよさは減りましたが、十分にかっこいい曲は含まれています
また、5~7曲目の流れや、ラストの11曲目の3部の組曲など、プログレッシヴ要素も十分に楽しめます
他の作品ほど難解でない分、早く馴染んで聴けてたのかもしれません。

 

やはり、他のアルバムが出来が良すぎて、ちょっと目立たない存在なのかもしれません。
そんな地味なアルバムですが、決してドリーム・シアターの作品として低クオリティなんかでは全くありません。

 

今回はレコーディングの方法が今までと違ったそうです。
アルバムのライナーノーツにはこうあります。

レコーディング方法は過去のやり方とは異なっていた。
それは一曲ごとのレコーディングだった。
一曲を選んで全員で演奏し、全員が納得するまで次の曲に移らない。
集中力、同時参加の連帯力、一曲ごとに頭を切り替えることでの一つ一つのサウンドの異なったグルーヴ感と作品を並べたときの立体感を重要視したこの戦略は、アルバム全体が似たようなサウンドに支配され、平面的な作りになることを拒絶したものだった。

こうしたレコーディング方法の変化がサウンドの変化につながったのかもしれません。
ですから、決して手を抜いたわけでも、質が落ちたわけでもなく、やり方が変わることによって新しい音が生み出された、ということになるでしょう。

 

なので、むしろ逆に、ドリーム・シアター初心者にはうってつけのアルバムと言えるかもしれません。
難解さが少し和らぎ、楽曲もバラエティに富んだ良曲が揃っています。
(比較的)気軽に聴けるという意味で、希少なドリーム・シアターのアルバムとして、万人におすすめしたいと思います。

チャート、セールス資料

1997年リリース

アーティスト:DREAM THEATER(ドリーム・シアター)

4thアルバム、FALLING INTO INFINITY(フォーリング・イントゥ・インフィニティ)

ビルボード誌アルバムチャート第52位 アメリカで14万枚のセールス

1stシングル BURNING MY SOUL(バーニング・マイ・ソウル) ビルボード誌Mainstream Rockチャート第33位

2ndシングル HOLLOW YEARS(ホロウ・イヤーズ) チャート圏外

3rdシングル YOU NOT ME(ユー・ノット・ミー) Mainstream Rockチャート第40位