Roselia 8thシングル Safe and Sound c/w PASSIONATE ANTHEM




8thシングルリリース!

Roselia(ロゼリア)も、2月20日の6作品同時リリースの中で8thシングルをリリースしています。
僕は、このシングルのBlu-ray付生産限定盤には、バンドリ5thライヴで開催されたロゼリアの3rdライヴEwigkeit(エイヴィヒカイト)が収録されているということで、迷わず生産限定盤の方を購入いたしました。
なんと言っても、今井リサ役の遠藤ゆりかさんは僕の中ではいまだにロゼリアを脱退していないわけで、やっと今回その卒業シーンを目撃することができそうです。
同時に、新しいリサ役の中島由貴さんの加入もやっとこの目に焼き付けることができそうです。
このタイムラグこそが、在宅バンドリーマーの最大の弱点と思いますね。
でも、腐らずにしっかり遅ればせながらもついて行きたいと思ってます。

 

さて今回もロゼリアにはかっこいい楽曲がリリースされたと思いますね。
ここから作品レビューを行なってみたいと思います。

Tr.1 Safe and Sound

作詞:織田あすか(Elements Garden)
作曲:藤田淳平(Elements Garden)
編曲:藤永龍太郎(Elements Garden)

 

今回のこの曲は、ポピパのJumpin’と同じくアニメ「BanG Dream! 2nd Season」のエンディング曲となっています。
一つのアニメに2曲もOP&ED曲があるとは何とも豪勢ですね。

 

作詩はいつもどおり織田さんです。
ロゼリアらしい世界観を歌詞の中にきれいに紡いでおられますね。
タイトルの「Safe and Sound」というのは英語の慣用句で意味は「無事に」ということになります。
歌詞の中では、「何か失いそうになれば、そっと貴方は救いあげた」とあります。
でもそうやって続く日々は「どんなものにも代えがたい絆となる」と続きます。
夢に向かって歩む道は遠くて果てしなくて時に唇を噛み締めて進まないといけない。
でも、そんな中での仲間の存在のお陰で無事で(Safe and Sound)いられ、絆は強まっていく、といった内容ですね。

 

2期のアニメの中でもきっとロゼリアの中でもぶつかったりするけど、それでもロゼリアとしての絆は無事(Safe and Sound)で、いっそう強まっていく様子が描かれていくのだろうと推測できます。
織田さんの歌詞は詩的すぎて、ストレートには理解するのは難しいところもありますが、バンドの絆を歌った歌であることは間違いないでしょう。

 

さて、作曲は「-HEROIC ADVENT-」以来となる藤田淳平さんです。
前回は勢いのある楽曲でしたが、今回はどっしりとしたロッカバラード的な作品となりました。
イントロこそ美しいコーラスで始まりますが、Aメロからは、どっしりゆったりとした堂々たるバラードですね。
軌跡にも似た、これもまた名曲と思います。

 

軌跡は恐らく今回付属のライヴの中で披露されていると思いますが、まあそれと同様ロゼリアの5人は余裕でパフォーマンスを見せてくれると思います。
サビや間奏のバックにはシンフォニックなサウンドが彩っています。
ライヴでは、新加入の志崎樺音さんがどこまでプレイするか、それとも同期に任せるかわかりませんが、ぜひとも彼女のプレイにゆだねて欲しいと思います。
ギターソロは、オクターヴ奏法メインですね。
この奏法だと、そんなに難しくないわりに厚みのある音が再現できて楽曲を引き立てます。
工藤さんも難なく披露してくれると思います。

 

7thライヴ開催の直前のリリースになるので、恐らくこの曲は武道館で披露されたのではないかと思われます。
ベースの中島さんとキーボードの志崎さんを交えた新生ロゼリアが、どんなパフォーマンスを見せたか、今から楽しみです。
まあ、恐らくブルーレイ化は半年ほど先でしょうけど・・・(涙)。

 

ちなみに、今回のシングルのクレジットには、まだ明坂聡美さんの名前が挙がっています。
前の曲が最後かと思ってましたが、恐らくこれが本当の最後の歌声になるのではないかと思われます。

Tr.2 PASSIONATE ANTHEM

作詞:織田あすか(Elements Garden)
作曲:藤永龍太郎(Elements Garden)
編曲:藤永龍太郎(Elements Garden)

 

こちらの曲は昨年11月に開催された、ガルパのイベント「褪せぬ誇りに差す残光」で発表された楽曲になっています。
ちょっとした言葉の取り違えから、アフターグロウとロゼリアの間に険悪な雰囲気が生まれます。
そこで友希那はこの機会を使って、ロゼリアとして先に進むためにあえてアフターグロウとぶつかり合うことを選びます。
そんな、2バンドの本気がぶつかり合い高め合う内容のイベントにふさわしく、ロゼリアらしい激しさが封じ込められた曲に仕上がっていますね。

 

作曲は、上松さんとともバンドリ!プロジェクトの音楽面での中枢で働いておられる藤永さんです。
数々のロゼリアの激しい名曲を生み出してきた藤永さんですが、今回も非常に力のこもった熱量あふれる出来になっています。

 

タイトルの「PASSIONATE ANTHEM」の意味は、直訳すれば「情熱的な代表曲」って感じになると思います。

 

さて、楽曲はまさにロゼリア、というサウンドですね。
ゴシックでシンフォニックなメタルサウンドでぐいぐい押してきます。
シンセでゴージャスに飾られている中に弦楽器の響きも感じられる激しく美しい曲ですね。

 

BPM約197の高速ソングで、今回もドラムは大変そうですね。
シンセのゴージャスな音はライヴでは恐らく同期で流されると思います。
あと、新加入の志崎さんがどの程度再現してくれるかが非常に興味深いです。

 

また、ロゼリア初のラップ調のパートが全員で歌われています。
これもまた曲調にはまっていて、かっこよく決まってると思いますね。

 

藤永さんはツイッターで「押せ押せでぶつかっていく曲です!!!」とツイートしてますね。
まさに誰も止められないロゼリアの快進撃にぴったりのエモい楽曲だと思います。

まとめとロゼリアの今後

ロゼリアは昨年11月7日に4thライヴ「Vier」を開催。
そして、この8thシングルリリース直後の2月21日にはバンドリ!武道館3DAYSの初日に5thライヴ「Hitze」を開催。
2人のメンバーチェンジという危機も乗り越え、後のライヴも続々成功裏に行なっていっています。
当然ながら、在宅バンドリーマーの僕は、この二つのライヴが見れるのはまだまだ遠い先のようです。
でも今回、遅ればせながら付属ブルーレイに収められている、3rdライヴの「Ewigkeit(エイヴィヒカイト)」が鑑賞できるだけでも幸せだと思いたいです。

 

そんなロゼリアの次のライヴが決定しました。
Roselia 単独ライブ「Flamme」/「Wasser」と題する2DAYS公演ですね。
2019年8月3日と4日の2日間、富士急ハイランド・コニファーフォレストでのライヴです。
コニファーと言えば、LiSAのライブ「LiVE is Smile Always ~LiSAMMERLAND~」だけ見たことがありますが、完全野外ライヴということになりますね。
もともとメンバーも野外ライヴやりたい、と言ってましたから、また一つ夢がかなったわけです。

 

その上、今回はなんと単独での2DAYS公演となっています。
これは正直驚きですね。
タイトル違いの2公演であれば、やはりおんなじ内容を2回ってわけにはいかないでしょう。
まあ全曲が被らないってのはないにしても、かなり2日でセトリも変える必要があると思われます。
そうなると、相当数の楽曲を披露する必要があるわけで、これはけっこうな負担ではないでしょうか。
なんてったって、ただでさえ忙しい声優さんがバンドの練習をやらねばならないのです。

 

でも、僕が無茶だって思っても、彼女らはその不屈の精神でやってのけるんでしょうね。
与えられた試練に果敢に挑戦し、高みを目指していく、まさにキャラとしてのロゼリアと中の人はもはや同体と言えるかもしれません。
ただただ、僕らはその努力と成長をライヴで見せてもらって感動させてもらえるのです。
なんて素敵なプロジェクトなんでしょう。

 

でも、これ以上の脱退劇を繰り返さないためにも、ほどよいペースでの活動を行なって欲しいものです。
当然、バンドリ!プロジェクトの偉い人たちも、ちゃんと彼女らのケアも考えながらやってると思いたいです。
その上で、サプライジングなパフォーマンスを見せてもらえるのであれば、もはや応援するしかありません。

 

頂点を目指してこれからも狂い咲いてほしいと、心から願っています。