Poppin’Party 5thライヴ BanG Dream! 5th☆LIVE HAPPY PARTY 2018!




2019年02月20日にリリースされたPoppin’Party(通称ポピパ)の13thシングル「Jumpin’」のBlu-ray付生産限定盤には、昨年5月12日に幕張メッセで行なわれたBanG Dream! 5th☆LIVE Day1:Poppin’Party HAPPY PARTY 2018!の模様が収められています。
在宅バンドリーマーとして、待望のポピパ5thライヴです。
4th武道館ライヴがあまりにもよかったので、次はいったいどんなステージを見せてくれるのか、大きな期待を持って鑑賞しましたが、十分満足のいく楽しいライヴになっていました。

 

とりあえず最初に思うのが、このライヴの表記です。
「BanG Dream! 5th☆LIVE」となっているわけですが、ポピパは全部参加しているので、5thライヴの表記で間違いないわけですが、このライヴのDay2はロゼリアの -Ewigkeit-で、そっちはロゼリアにとっての事実上3rdライヴになりますよね。
この数字のズレが、ちょっとわかりにくいと思ったりします。

 

まあ、そんなことは小さなことに思えるほど、ポピパもロゼリアも成長していっていますね。
これまでは、ブルーレイを鑑賞して、全曲の実況解説を行なっていました。
その理由は、まず何よりも、彼女たちがリアルガールズバンドとして実際に演奏している、ということを読んでくださる方々にしっかりと認識していただくためでした。

 

ところが、最近はもうもはやほとんどの方は、「彼女たちがほんとに演奏してるの??」っていう疑問を持ってないと思います。
リアルなバンドとして、かなり認知度が高まったのだと思っています。
なので、全曲の細かな解説をする必要はもはやなくなったと感じています。
それで、今回からは、大雑把にライヴのブロックごとに感想なり、感じたことを書き綴ってみたいと思います。

Poppin’Party HAPPY PARTY 2018!

1曲目 ティアドロップス

2曲目 走り始めたばかりのキミに

いきなりのロック曲で大盛り上がりです。
見た目とは大きく乖離したハードロック曲のあるのが、ポピパの強みの一つですね。
目をつぶって聴けば、ロックフェスに出演してもおかしくないような演奏をやってのけてます。

 

また、はしキミでは、愛美さんのアカペラスタートです。
驚きの後に静まりかえるホールのなかでの彼女の響き渡る声が神々しいです。

 

ライヴの頭から名曲を揃えてきてます。
これはやはり持ち歌が増えたことと、そのクオリティが高いことの証と言えるでしょう。

MC 自己紹介

それぞれの楽器でワンフレーズ弾いての自己紹介です。
タイトルどおり、超ハッピーな一日にしたい、とのことです。
もう、キラキラしてる5人を見ただけでこちらはハッピーです。

 

幕張メッセ12000人と、全国各地と、香港、台湾、韓国でもライヴビューイングが行なわれており、非常に大規模なライヴになっていることが紹介されています。
オープニングをハッピーにキメてくるかと思いきや、ハードにキメて来たということで、ドヤ顔のメンバーたち。
セリフ一つ一つをカンペ見ながらやってるのが玉にキズですが、まあハッピーな雰囲気いっぱいなので許せます。

3曲目 TVアニメBanG Dream! スペシャルメドレー(私の心はチョココロネ・STAR BEAT!~ホシノコドウ~・前へススメ!・夢みるSunflower)

ここで、メドレーを一発。
今回のメドレーはアニメ1期の思い出の曲を時系列順に並べたものでした。
蔵イブ、文化祭、ライブハウス”SPACE”のオーディションと初ステージで披露した楽曲たちですね。

 

とはいえ、これらは4th武道館ライヴでほぼ完全な形で再現した、と個人的には感じていたのでなんでここでもう一回?と思ってしまいました。
それもメドレーなので、ブツ切れ感も強く、不完全燃焼に感じてしまいましたね。
それぞれの曲は名曲と思っているのですが、だからこそフルコーラスで聴きたかった、見たかった、というのが本音です。

 

しかし、このライヴの途中でアニメの2期、3期の制作発表がありましたので、それも踏まえての復習的な披露だったと思えばなんとか納得できるかなと思いました。
1期の思い出を軽く振り返る、という意味での披露ならまあわかる気もしますね。
それにしても、持ち歌が増えて、全曲披露は負担なのでこういう形で多くの曲を消化するのも一つの方法とは思いますが、やっぱりフルでの楽曲を願うのは僕だけでしょうか。
あと、構成的にもちょっと中途半端なメドレーになってしまったのが残念です。

幕間映像 Poppin’Party強化計画!For BanG Dream! 5th☆LIVE前編

それぞれ、5thライヴに向けて強化訓練がなされています。

 

まずは大塚さんは度胸、の強化です。
もともと路上ライヴやってたので、度胸はもう十分ではないかと思いましたが・・・。

 

それにしても、一人でTime Lapse熱唱で弾き語る姿はとてもかっこよいですね。
昔のお客さんとの再会もあり、プチ感動もあります。

 

次は西本さん、パフォーマンス能力の強化訓練として、殺陣に挑戦です。
トンファーや木刀の訓練が、ライヴに何のかかわりがあるのかは不明ですが、まあほんわかした時間を楽しめます。

アコースティックコーナー

4曲目 Time Lapse

愛美さんと大塚さんの二人でアコギの弾き語りです。
弾き語りと言っても、原曲の持つハードさを殺さない、非常にかっこいいアレンジになってましたね。
シリアスに交互に歌い合う二人の姿が、ミュージシャンっぽくてよかったです。
大塚さんのブログによりますと、カホン以外は全て生音の、ほぼ完全なアコースティックとなっています。
また歌いわけも二人で話し合って決めたそうですね。

 

歌もそれぞれが歌って相手がハモるという形で、ギターのストロークだけでなくハーモニーも楽しめます。
入り込みすぎて、ラスト前のシンガロングパートをすっぽかしたのはもはやご愛嬌ですね。

 

非常にテンションの高い、エモーショナルな熱唱で新境地を開いてくれたと思います。
そして、特にいつも香澄キャラでニコニコヘラヘラしている愛美さんの、マジで凛々しい表情が最高でした。

5曲目 Yes! BanG_Dream!

ポッピンラジオでベイビー3、と名付けられた伊藤さん、西本さん、大橋さんの3人組での披露です。

 

伊藤さんのキーボード、西本さんのベース、大橋さんのタンバリンの演奏とともに、優しく歌い上げます。
アコースティック、ということで音数も少ないので、まずはコーラスが美しく映えますね。
メインヴォーカルはもちろんのこと、ハモリもきれいに聞こえてとても心地よいです。
また、西本さんはフレットレスベースを使っているので、その滑らかな音色にも要注目です。

 

テンション高くエモかった前の曲と対照的に、ほんわか和やかな癒しの時間を提供してくれましたね。

 

演奏後、途中で大橋さんのタンバリンの鈴がブッ飛んでたってオチまでついてきましたw

6曲目 STAR BEAT!~ホシノコドウ~

アコースティックコーナー最後の曲は、5人揃ってのスタビです。
もう、この曲はこのコーナーの常連曲になってますから、安心感、安定感ありますね。

 

この曲は美しいハーモニーがウリの一つと思いますが、中でも愛美さんと大橋さんの相性がいつもどおりばっちりですね。
メインヴォーカルの愛美さんのパートのほとんどにハモリをつける大橋さん。
この二人のハーモニーは非常に美しいです。
珠玉のハーモニーでアコースティック終了です。

幕間映像 Poppin’Party強化計画!For BanG Dream! 5th☆LIVE中編

3人目は大橋さんの筋トレです。

 

体感を鍛えてドラム演奏に生かすそうですが、どうなんでしょうか。
でも、まあ大橋さんのコミカルな動きが楽しめます。

 

4人目は伊藤さんのダンス

 

ミラクル・ダンシング・キーボーディストとしての腕を磨きます。
夏空SUN!SUN!SEVEN!の振り付けをプロにつけてもらってます。

 

とっても良かったのですが、途中で伊藤さんの武道館への軌跡での涙のシーンを茶化した演出があって、あれはちょっと個人的にはいただけませんでした~。
でも、顔を真っ赤にして、一生懸命に努力する伊藤さん、非常に好感持てました。

7曲目 キラキラだとか夢だとか ~Sing Girls~

ここから、大橋さんはタンバリン、伊藤さんはショルシンを担いで、5人並んでのパフォーマンスです。
声優さんがやっているバンド、ということで、本物ではないだけに自由度があってこれはこれで良い演出と思いました。

 

5人が同じように揺れながら歌ったり、自由に動き回って煽ったりと、のびのびとした演出でとても楽しめます。

8曲目 夏空 SUN! SUN! SEVEN!

ここでは伊藤さんが特訓の成果を見せて、しっかりと踊りきってますね。
キラキラから夏空にかけては、とっても楽しい雰囲気いっぱいです。
もともと超盛り上がるこの2曲ですが、5人がステージいっぱいで楽しそうにしているのを見ると、超ハッピーな気分にさせてもらえます。

9曲目 八月のif

夏つながりで、愛美さんと大橋さんの珠玉のハーモニー曲登場です。
もはや、言葉もありません。
4th武道館ライヴでの披露も非常に良かったですが、何度見てもクオリティ高くて癒されます。

 

二人とも声優さんだと忘れてしまいそうな、見事なヴォーカルとハーモニーを聴かせてくれました。

10曲目 夏のドーン!

ここで、大橋さんはドラムの定位置へ戻り、再びバンド状態でのパフォーマンスです。
夏つながりの最後のこの曲はライヴ初披露で、タオル曲になってます。

 

この曲は間違いなく盛り上がる曲だと確信していましたが、まさにそのとおりでしたね。
バンドリーマーたちとのコール&レスポンスもたっぷりありますからね。
それに加えてタオル回しもあって、めっちゃ盛り上がって楽しそうです。

本編ラスト 11曲目 CiRCLING

ラストも初披露の曲ですね。
個人的にも非常に好きな歌なのですが、これはライヴでさらに魅力度アップしてますね。

 

何がいいって、やっぱり会場全員で「輪!」を作るところでしょうか。
これは会場にいたら、それはそれは最高の一体感を味わえたものと思われます。
みんなで作る輪という曲のテーマを見事に形にあらわして表現してると思います。

 

またこの曲にはそれぞれ歌唱ソロパートがありますが、そこもいいですね。
特に、ドラムの大橋さんのパートのときに他のメンバーが回りに円陣を作ってるところは名シーンですね。
また、その中でドラムをたたきながら歌い上げる大橋さんの技量にも脱帽です。

 

非常にハッピーな余韻を残して本編は終了しました。

幕間映像 Poppin’Party強化計画!For BanG Dream! 5th☆LIVE後編

特訓ラストはリーダー愛美さんです。
身につけるスキルは、スター性、ということですが、もうすでに十分に持ち合わせていると僕は思ってますけどね。

 

で、実際の訓練はいろんな主人公になりきる、というものですが、これがスター性とどう関係があるのかわかりませんが、愛美さんのキャラ全開で非常に楽しかったです。
やっぱ、愛美さんはすごいですね。
たしかバンドリTVで共演した前島亜美さんに「愛美さんは天才だ」と言わしめたのもわかる気がします。
一つ一つの演技が非常におもしろいです。
特にヤンキー主人公は、翌日のロゼリアのライヴの幕間映像に採用されましたが、一際輝いていたと思います。

 

そして、訓練最後のサプライズで、ポピパメンバー4人からの手紙を読むことに。
読んでいくうちに涙ぐんでいく愛美さん、尊いです。
ポピパの絆を感じられる素敵なサプライズでした。

アンコール 1曲目 Light Delight

愛美さんの感動の幕間映像明けに、またエモーショナルな楽曲登場です。
この曲もライヴ初披露の曲になりますね。

 

正直なところ、この曲は他の曲にまぎれて個人的にはあまり目立ってない曲でしたが、このライヴで命を吹き込まれた気がします。
愛美さんのシリアスな中でも笑顔の熱唱、特にサビの高音部を地声で出し切るところはエモさ満点です。
また、大橋さん、そして特に西本さんが泣きそうな顔で熱唱しているところも非常にエモいです。

 

こんなエモエモな曲もバンドでしっかりと演奏しきれるところにポピパの成長を強く感じることができました。

MC

幕間映像中のタマも遊びに来て、とっても楽しい雰囲気いっぱいです。

 

5人からそれぞれ最後のあいさつです。
この時点でバンドリ!が3周年ということで、3年で5回のライヴってなかなかやってくれてますね。
最初は、どこまで続くのか疑心暗鬼でしたが、安定した軌道に乗った気がしてます。
伊藤さんが言っていたように、これからもバンドリ!の輪が広がっていくことを僕も期待しています。

 

愛美さんによると、今回はいかにHAPPYを一人ひとりのお客さんに届けられるか、という点をメンバーでたくさん話し合ってきたそうです。
前回の4th武道館は、あまり事前の時間がなくて苦しかったようでしたが、今回はそんなメンバーとの絆を深める時間がとれてよかったと思いますね。
おかげで、5人全員笑顔で最後の挨拶をおこなうことができました。
それを見て、在宅バンドリーマーの僕も、ハッピーで満足です。

アンコール 2曲目 Happy Happy Party!

ラストは、今回のライヴのテーマ曲となってるこの曲です。
この曲はリリースされた当初は、僕にとってはちょい地味な存在だったのですが、こうして見ると幸福感いっぱいの楽曲になってますよね。

 

この曲の肝の一つはやはり愛美さんのイントロのギターリフでしょう。
彼女がかっこよく安定して弾いてくれるので、大塚さんの他のソロメロディや装飾音が映えてます。
また、大塚さんのソロでのカッティングは非常にかっこよいです。

 

ハッピーな雰囲気いっぱいにライヴを締めてくれました。

まとめと感想

前回の4th武道館ライヴがあまりにも良かったので、今回のハードルもけっこう上がった上での鑑賞となりましたが、やはり安定して楽しかったです。
テーマとなるHAPPYの雰囲気を随所で感じられる良い演出がいっぱいありましたね。
特に夏前、という時期的にも、夏ソング3連発とか非常に楽しめましたし、アコースティックもチーム分けで新たな魅力も発見できました。

 

そして初披露も3曲あり(夏のドーン!、CiRCLING、Light Delight)それぞれ、見事なパフォーマンスで見せてくれました。
その陰には、たいへんな練習もあったとは思われますが、そんなのを感じさせない余裕のプレイにいっそうの成長を感じることもできましたね。

 

幕間映像も、ポピパらしいほんわか楽しめるものばかりで、この辺は笑いに特化したロゼリアとはまた別の魅力がありますね。

 

というわけで、今回も非常に充実して楽しめるライヴになっていたと思います。
これからの成長にも大きな期待ができると思います。

ポピパの今後

この2018年5月12日の5thライヴのあと、夏にはちょっとしたアジアツアーとも言えるようなライヴ日程をこなしています。

 

7月7日 「V-STATION THE LIVE Passion」in神戸ワールド記念ホール

7月21日 「BiliBili Macro Link – Star Phase×Anisong World Matsuri2018」inメルセデスベンツアリーナ(中国・上海)

8月5日 「Japan Park Singapore2018」in Suntec Singapore Convention & Exhibition Centre(シンガポール)

8月8日 「コカ・コーラ SUMMER STATION 音楽LIVE」in コカ・コーラ SUMMER STATION LIVEアリーナ

8月24日 「Animelo Summer Live 2018“OK!”」in さいたまスーパーアリーナ

 

この連続ライヴはきっとポピパのいっそうの成長に寄与したと想像できますね。

そして、その後12月8日には、BanG Dream! 6th☆LIVEのDAY2に出演、両国国技館での「Let’s Go! Poppin’Party!」を開催しています。

さらに年が明けて、2019年2月23日には、BanG Dream! 7th☆LIVEのDAY3に出演、2度目の武道館での「Jumpin’ Music♪」を開催しています。

 

今の時点でこれだけのライヴをこなしていますが、今後の予定としては、5月18、19日のPoppin’Party×SILENT SIREN 対バンライブ「NO GIRL NO CRY」の開催が決定しています。
もう、いったいどこまで行くの!?って感じの快進撃になっていますね。

 

プロジェクトが始まった当初は、正直なところまさかこんなにでっかくなるとは想像だにしていませんでした。
また、4th武道館ライヴが終わったときには、まだ2期3期の発表もあってなかったので、もう終わりが近いのでは、と危惧してたりもしました。
しかし、こうしてさらなる活動予定が決まってて、嬉しい限りです。

 

もう、嬉しい悲鳴を上げたいところですが、財布の方も悲鳴を上げつつありますw
在宅バンドリーマーの僕でも大変ですが、現場に出かけるバンドリーマーの皆さんはもっと財布事情が大変なことになっていると思われます。
生で体験できるところが非常にうらやましくもありますが、かなりの金額を貢いでおられると考えると、僕にはムリかも、と思ってしまいます。
現場の応援は真のバンドリーマーさんたちに任せて僕は在宅で円盤購入だけではありますが、何とか応援していきたいと思います。

 

とにかく、アニメの3期もありますので、まだまだこのプロジェクトには伸び代があります。
木谷社長の、業界を変えていく実行力がある限り、もっとたくさんの素敵な景色を見させてくれるものと確信しています。

 

ポピパ、ロゼリア、RAS、の皆さん、体を壊さない程度に一生懸命頑張って僕等を楽しませてくださればうれしいです。
これからの活躍にも期待しています!