Poppin’Party×SILENT SIREN 対バンライブ「NO GIRL NO CRY」に向けてのニューシングル配信




Poppin’ Party(通称:ポピパ)はこれまで、13枚のシングル、1枚のアルバムをリリース、そして7つの単独ライヴを重ねてきました。
アニメの2期も好評に終わり、すでに3期制作の発表もあっているのでこのプロジェクトも当分安泰と思ってましたら、予想を上回る展開が待っていました。

 

なんと、初の対外試合、とも言える対バンライヴ企画です。
それも相手は、すでにガールズバンドとして活躍中の先輩バンド、SILENT SIREN(サイレント・サイレン、通称サイサイ)です。
プロジェクトの枠を超えた活動と言えば、アニサマ出場も果たしていますが、今回はまったくアニメ、といった枠を出たところでの勝負となります。

 

サイサイと言えば、ポピパがガールズバンドで最速の武道館ライヴ(4thライヴ)を記録するまでは、彼女らが最速記録を打ち立てていたわけです。
記録を超されたサイサイと、記録を塗り替えたポピパ、の対決、ということで非常に相手としてはおもしろい選択だと思いますね。
また、加えて言えば、読者モデルがバンドを始めたサイサイ、声優がバンドを始めたポピパ、というところも境遇が似ていて興味深いです。

 

そして、その対バンライヴは5月18日19日の2Days、それもメットライフドーム(旧西武ドーム)での開催です。
対バンライヴと言えば、普通はライヴハウスというのが定番でしょうが、さすがにバンドリプロジェクト、気合が入っています。
ドーム規模での対バンライヴなんて僕は聞いたこともないですからね。
サイサイについてはあまり聞いたことがありませんでしたが、これを機に聞いてみると、予想以上のプレイを見せてくれるガールズバンドのようですね。
ポピパ単独で僕は十分なのですが、こうした対外試合を重ねることがポピパの成長に間違いなく寄与すると思いますので、たまにはこんな企画もアリではないかと思っています。

 

そして、この対バン企画にあわせて、4月19日にはシングル「NO GIRL NO CRY」が配信リリースされました。
ポピパらしい楽曲で、また同時にサイサイバージョンもあるということで、なかなか見所聴き所の詰まった楽曲になっています。

NO GIRL NO CRY(Poppin’Party Ver. )

作詞:中村航

作曲:藤永龍太郎(Elements Garden)

編曲:藤永龍太郎(Elements Garden)

 

今回の楽曲は、完全にポピパ側の提供になっています。
青春感たっぷりな楽曲に、ちょっとしたライバル心もむき出しの歌詞が乗って、間違いなく盛り上がる楽曲になっています。
いつもどおり、中村先生の詩の世界はブレることない中で、ちょっとしたバトルな感じが入っているところが、今回の対バンライヴにふさわしい曲といえますね。

 

藤永さんもいつもどおりのハイクオリティな曲になっています。
バンドのアンサンブルを意識した、5人ならではの音が詰め込まれています。
BPMは190ほどの、相変わらずの高速曲です。
そしてこの速さで5分12秒もありますから、けっこうぎっしりと詰まってておなかいっぱいになれます。

 

間奏も、ベースソロ、ドラムソロ、キーボードソロ、ギターソロ、それぞれが結構な尺をとって演奏されていますね。
ポピパの中でも間奏のソロタイムが最も長い楽曲の一つではないでしょうか。

 

毎度のことですが、バンドリプロジェクトにおいては、CD音源の演奏はプロのミュージシャンによって演奏されていますので、いかにこの曲をポピパの5人がライヴで披露するかに期待が膨らみます。
バンドサウンドをたっぷり楽しめるこの曲は、ほぼ100%ライヴ映えするものとなるに違いありません。

NO GIRL NO CRY(SILENT SIREN Ver.)

で、今回はこの対バンライヴのテーマ曲とも言える楽曲が制作されたわけですが、同じ楽曲を2バンドがリリースするという初の試みがなされています。

 

そして、演奏の録音はプロがやっているポピパに対して、サイサイは普段は自分らでレコーディングしているようです。
ということでこの曲に関しても、4人で演奏したものがCDに録音されていると考えられます。

 

実際に聞いてみると、やはりポピパのCDとは違った音が聞こえて来ます。
ドラムのリズムパターン、ベースのうねり具合、キーボードのキラキラ感、ギターのリズム感など、やはり大きく異なっていますね。
全く同じ曲を違うバンドがレコーディングすると、しっかりと個性が滲み出してくるんですね。

 

ポピパはレコーディングでは演奏せず歌入れのみ、一方サイサイは歌はもちろん演奏もレコーディング。
やはりこの辺は先輩バンドとして別格の力量を見せていると思われます。
演奏の技術もしっかりしていて、単なるアイドルバンドとは違っていると感じさせてくれます。

対バンライブ「NO GIRL NO CRY」・・・結果はいかに!?

プロのスタジオミュージシャンの演奏とはまた違った魅力を見せているサイサイ
レコーディング、という点では、まずサイサイの勝利と言わざるをえないでしょう。

 

あとは、ライヴでこの2バンドがどんな演奏、パフォーマンスを見せてくれるか、非常に気になりますね。
アルバムも既に6枚リリースしているガールズバンドの先輩として、サイサイは本気のライヴを見せてくれると思います。
また、胸を借りる立場にあると思われるポピパも、これまでのライヴ経験を生かして、それを上回るパフォーマンスを見せてくると期待できます。

 

まあ、言うても結局、この対バンライヴは勝負事ではないので、どちらもそれぞれの魅力を振りまくに違いありません。
お互いにリスペクトのある2バンドは、きっと良い刺激を与え合い、素晴らしいライヴを見せてハッピーエンドになると思われます。

 

そんなライヴが5月18日、19日の2日に渡って行なわれます。
18日はゲストアクトとしてRoseliaが出演、19日はRAISE A SUILENが出演になっています。
これを目撃できるバンドリーマーが、いつもと同じですが、うらやましくてたまりません。

 

在宅バンドリーマーの僕には、この対バンライヴが映像化されるのをただひたすら待つ、という苦行が待っております。
とはいえ、まだバンドリ6thライヴ、7thライヴも円盤化されていないので、まだ待ちの継続中です。
今は、6バンドのシングルにバンドリ!2期のアニメブルーレイが2話ずつ付属するという、前代未聞のリリースが始まっています。
となると、それが終わる10月過ぎまでは、対バンライヴどころか、7thライヴ、6thライヴもおあずけ状態が続くかもしれません。

 

ブシロードの関係者の皆さん、最速のリリースを心待ちにしておりますので、よろしくお願いいたします。
全在宅バンドリーマーを代表して、謹んでお願い申し上げます。