ついに10枚目!! Poppin’ Party 10thシングル 「二重の虹(ダブル レインボウ)/最高(さあ行こう)!」





なんと、2018年7月11日に、Poppin’ Party(通称:ポピパ)の10枚目のシングルとなる、両A面シングル、「二重の虹(ダブル レインボウ)/最高(さあ行こう)!」がリリースとなりました。

僕は、3rdシングルの、「走り始めたばかりのキミに/ティアドロップス」から、ポピパファン、バンドリーマー(在宅ですが・・・)となったわけですが、まさかこのガールズバンドが10thシングルをリリースするまで活動が続くとは、思いもしませんでした。
もちろん、長続きして欲しいとは思ってましたが、現実的にはどこかで終わりがくると予感していました。

 

ところが、何と10枚目のシングルが出るだけでなく、アニメも、2期、3期となる、「BanG Dream! 2nd Season」「BanG Dream! 3rd Season」の制作が発表されています。
けいおん!ロスの僕に突然現われたバンドリ!プロジェクト。
ぜひとも長期の活動を願っていましたが、なんとその夢はもうしばらく続きそうで、うれしくてたまりません。
公式発表によりますと、3期は2019年10月から放送の予定のようで、つまりは、少なくとも来年の年末までは十分にポピパとロゼリアの活動を楽しめることが保証されたと言っても良いでしょう。
アニメも、サンジゲンという制作会社に変わり、作画的にも期待が持てます。
長生きするものだな、とつくづく思いますね。

 

さて、今回ポピパの10thシングルのリリースというわけで、記念すべき10枚目とも言って良いのではないでしょうか。
シングルで発表された曲は、全22曲。
特に初期は神掛かった名曲が多数ラインナップされています。
とはいえ、後期も十分のクオリティの楽曲が量産されてきました。

 

この順調な活躍の要因として、当然ポピパのメンバーの魅力を1番に上げたいと思います。
それに加えて僕は、音楽面でバンドリ!全体を請け負ったのがElements Garden(エレメンツ・ガーデン 通称エレガ)というのも大きいと思います。
上松氏を初めとして、複数の作家さんたちが所属し、代わる代わる楽曲を担当することで、バラエティに富んだ楽曲が続々生み出されていると思いますね。
昔のモーニング娘。の楽曲はつんく♂が全部背負ったばかりに、後期にはクオリティダウンしてしまいました。
小室ファミリーも同じ道をたどったと言えるでしょう。
その辺が、エレガの複数の才能あふれる人たちに任せられることで、当分クオリティキープが可能になっているのでは、と勝手に思っています。

 

この先、2期、3期制作に伴って、引き続き大量の楽曲制作が必要になるわけですので、エレガの皆さんには、しっかりといいものを作り出し続けて欲しいと心から願います。
もちろん、神曲、というのは、そんなに大量にはできないとは思います。
しかし、ある程度の曲さえ作ってくれれば、後はポピパのメンバーの魅力が十分にカバーして、いい楽曲が出来ると僕は信じています。
CDでの演奏はプロがやっています。
ですが、歌入れはもちろん5人のメンバーがやっていますからね。
彼女らの個々の個性的な歌声、そして、美しいユニゾンとハーモニー
声優さんならではの声の魅力で、楽曲は数段クオリティを上げるのです。

 

では、今回の楽曲について少し語ってみたいと思います。

Tr.1  二重の虹(ダブル レインボウ)

作詞:中村航
作曲:菊田大介(Elements Garden)
編曲:菊田大介(Elements Garden)

 

今回はスマホゲーム、『バンドリ! ガールズバンドパーティ!(通称:ガルパ)』で開催のイベント「二重の虹 ダブルレインボウ」で登場した楽曲になります。
内容は有咲の暴走をきっかけにポピパの存続が危ぶまれるものの、香澄を初め、メンバーたちが友情を取り戻すために駆け回るってものでした。
そして、無事に仲直りし、絆を深めることができます。

 

そんな再び結束し、新たに歩き始めるポピパの今にぴったりの楽曲になっています。
その辺はさすがに中村先生です。
ポピパの「今」と「これから」を切り取ったとてもいい詩になっていると思います。

 

さて、作曲は安定のエレガですが、今回の作曲者は菊田大介さんとなっています。
8thシングル「クリスマスのうた」以来2曲目のポピパへの楽曲提供ですね。
「クリスマスのうた」もそうでしたが、今回も明るく楽しい楽曲になっています。

 

BPMは約190ほどの、なかなかの高速曲で、いつものように疾走感、青春感あふれる爽快ロックになっています。

 

イントロは、いきなり愛美さんのサビのヴォーカルスタートで、とっても爽やかです。
愛美さんの声にからむハーモニー、コーラスのメンバーたちの歌声も当然のように気持ちよいです。
歌の後に続くギターソロメロディも軽快で心地よいサウンドとメロディです。

 

Bメロでは、各メンバーの歌ソロコーナーが短く加わります。
全員がしっかり歌えるのはやはりポピパの強力な魅力の一つだと思いますね。

 

そして間奏では、キーボードソロが8小節、ギターソロが8小節、とたっぷりとソロコーナーが設けられています。
こういう形で、しっかりバンドとして、それぞれの楽器もフィーチャーされているところが初期から一貫して好きですね。
当然、ドラムとベースのリズム隊もしっかり目立っています。
CDではプロが演奏していますが、ライヴでこれを再現するのはポピパの5人です。
もはや、この時点で5人のパフォーマンスに期待と想像が膨らむのもポピパならではの楽しみですね。

 

それぞれの楽器のテクも披露しつつ、美しいヴォーカル&コーラスを入れてくるポピパのライヴが楽しみな一曲がまたも増えたと思います。

Tr.2 最高(さあ行こう)!

作詞:中村航
作曲:藤田淳平 (Elements Garden)
編曲:藤田淳平 (Elements Garden)

 

今回は両A面扱いになっています。
こちらの方は、TVアニメ「フューチャーカード 神(シン) バディファイト」のオープニング主題歌、とのことですね。
もはや、僕はこのアニメは知らないわけですが、子供たちには人気のアニメのようですね。
というわけで、今回もタイアップ楽曲ということになります。

 

タイアップということで、歌詞はアニメに寄せたものとなっていますが、さすが中村先生、ポピパともからめて、いい歌詞を書いてます。
小学生向けアニメということで、仲間や友情がテーマになっているようですが、その辺はポピパとも共通の部分もあり、なかなかしっくりしてると思います。
ただ、タイアップということで、アニメのタイトルを連呼したりしています。
あと、タイトルもちょっとした駄洒落になっていて、最近の小学生は喜ぶのでしょうかね。
2番では、最強(さあ生きよう)ってのも出てきて、中村先生、しっかりやりきってますねw

 

歌詞はともあれ、楽曲は鉄板のエレガ、藤田淳平さんによるものです。
藤田淳平さんは6thシングルの「夢みるSunflower」や、「私の心はチョココロネ」の作者です。
今回はけっこう弾けた疾走曲を準備してくださいました。

 

イントロのユニゾンパートがまたたまりませんね。
5人で美しいヴォーカルを聴かせてくれてます。
サビ前の変則パートも、非常に効果的で、サビへとうまくつないでいます。
そして、サビのユニゾンが美しいのももちろんですが、サビメロがとっても切ないですね。
ゾクゾクする美しいメロディだと思います。

 

こちらの曲もBPMは180ほどで、決して遅くない、むしろ高速曲です。
これまたライヴでの披露が楽しみになるいい曲が登場したと思います。

ポピパのこれからの予定

さて、記念すべき10枚目のシングルが出たわけですが、まだまだポピパの進撃は止まりません。
なんと速くも11thシングルのリリースが決定しています。
2018年10月3日のリリースですね。
わずか3ヶ月でのリリースということで、非常に楽しみでもあり、ちょっと不安でもあります。
この先2期、3期のアニメもあるわけなので、あんまり急いでリリースラッシュとなると、クオリティが下がるのが怖いです。
でも、エレガのことですから、勝算があってのリリースなのでしょう。
そこを強く信じて待ちたいと思います。
あと、7thシングルの「Time Lapse」以来、上松さん作曲の曲が出てませんので、そろそろ神曲をドーンと一発かましてくれれば、とも願ったりもしてます。

 

そして、次のライヴも決定しました。
2018年12月8日、両国国技館での6thライヴです。
5thライヴが5月12日だったので、7ヶ月ほど空けてのライヴとなりますね。
まあ、僕はライヴの間隔は最低でも半年は空けてあげてほしいと常々思っていますので、まあこのくらいあればよいのではないでしょうか。
みんな忙しい声優さんたちなので、じっくりと計画を練って練習する時間を与えてあげて欲しいと強く願います。
今が旬だから、と考える会社の論理もわからなくはないですが、声優さんたちを大切に扱って息の長いプロジェクトにして欲しいと思います。

 

そして、何よりも、一刻も速い5thライヴの映像化、大期待して待ちたいと思っています。

 

また、ポピパはこの夏はライヴに続々出演するようです。

 

7月7日 「V-STATION THE LIVE Passion」in神戸ワールド記念ホール

7月21日 「BiliBili Macro Link – Star Phase×Anisong World Matsuri2018」inメルセデスベンツアリーナ(中国・上海)

8月5日 「Japan Park Singapore2018」in Suntec Singapore Convention & Exhibition Centre(シンガポール)

8月8日 「コカ・コーラ SUMMER STATION 音楽LIVE」in コカ・コーラ SUMMER STATION LIVEアリーナ

8月24日 「Animelo Summer Live 2018“OK!”」in さいたまスーパーアリーナ

もはやアジアツアーとも言えるラインナップとなっています。

 

各会場で、そこそこ楽曲多めに演奏するらしいので、これはすごいことだと思いますね。
バンドマンでもない声優さんたちが、こんなアジアを回って演奏するって・・・。
非常に大きなプロジェクトへと成長したんだなあ、と感慨深いです。
また、ライヴベスト、とか、シングルのおまけなどで、各会場のパフォーマンスを見れたら非常に嬉しいです。
在宅バンドリーマーとして、映像化をひたすら待ちたいと思います。

 

このような活躍はとってもうれしくもあり、ポピパの成長を頼もしくも思いますが、それと同時に、やはり一抹の不安を拭いきれません。
ロゼリアのベース、遠藤ゆりかさんが声優業を引退し、中島由貴さんが今井リサ役のキャラクターボイスを引き継いだのが、この5月。
そして、なんと今度は、ロゼリアのキーボード、明坂聡美さんが、突発性難聴のため離脱することが6月30日に発表されました。

 

ロゼリアも短期間で、忙しい合間を縫って練習して、3つの大きな単独ライヴを成功させています。
しかし、それが負担となったのか、バンドから二人目の離脱者が出てしまったのです。
もちろん、バンド活動だけが原因や理由というわけではないでしょう。
でも、大きな要因の一つであることは恐らく間違いないとも思えます。
やはり、バンド専属のプレイヤーと違って、バンドリ!プロジェクトのメンバーは、声優業との掛け持ちなので、普通以上の努力が要るのはやむをえないことかもしれません。

 

プロジェクトから3人目の離脱者を生まないためにも、あまり、声優さんたちを酷使しないようにと強く願います。
体を痛めつけないように、十分に練習するための時間が取れるように、きちんとしたマネージメントが必要だと思います。
4th武道館ライヴのドキュメンタリーでは、伊藤さんが、限られた時間の中でうまく弾けるようにならないことで涙するシーンがありました。
今回は乗り切れたから良かったようなものの、こんなのが続くと、心か体のどちらかが壊れてしまいかねません
ぜひとも、メンバー一人ひとりを大切に扱って欲しいです。
ブラック企業は、瞬間的には利益を得られるかもしれませんが、絶対にそれは長続きしません。
ぜひとも、ブシロード社には、長期的な視野をもって、このプロジェクトを長く愛されるコンテンツへと育て上げてほしいと思います。

 

とにかく、この夏のアジアツアーはもうすでに決まってしまってますので、あとは、ポピパメンバーが何とか体を壊さずに乗り切ってくれることを祈るのみです。

 

あとで、映像を見ながら、あの時は大変だったねとメンバーたちが笑いながら語れるようであることを願います。

 

さて、次はロゼリアの6thシングルが控えていますね。
2018年07月25日リリースの6thシングル 「R」
これまた、ロゼリアの新しい魅力が詰まっているようで、期待して待ちたいと思います。