「ガルパライブ&ガルパーティ!in東京」でのPoppin’Partyライヴパート鑑賞





2018年7月11日にリリースされた、Poppin’ Party(通称:ポピパ)の10枚目のシングルである、両A面シングル、「二重の虹(ダブル レインボウ)/最高(さあ行こう)!」のBlu-ray付生産限定盤には、ポピパのライヴが収められています。

収録されているライヴは、2018年1 月 13 日、14 日両日に行なわれたガルパライヴのポピパの出演パートです。
ライヴ会場は、東京ビッグサイトで、約4000人の会場ですね。

 

在宅バンドリーマーの僕が、東京へ行けるはずもなく、情報だけをゲットして寂しい思いをしておりましたが、今回シングルの付属Blu-rayでライヴを楽しめるとは、非常に嬉しいですね。
これまで、大きなライヴを成功させてきたポピパが、このようなちょっと小さめのハコでどんなパフォーマンスを見せたか、とても楽しみにしていましたが、無事に鑑賞できたのでいつものようにマイルームにて実況しておきたいと思います。

ガルパライヴ 1日目

1曲目 Time Lapse

静寂から、あの美しいコーラスによるイントロ。
いきなり会場はヒートアップしてますね。

 

4th武道館ライヴFan Meeting 2017! at 豊洲PITに続き、ここでも披露のポピパのキラーチューンの一曲です。
愛美さんと伊藤さんがこぶしを突き上げるシンガロングパートでの会場の一体感は、痛快ですね。
完全にライヴのドあたまから会場をポピパ一色に染めてます。

 

二つほどちょっと残念だったのが、大塚さんのギターの音色ですね。
いつもどおり、ヒュース&ケトナーのアンプヘッドが青白く浮かび上がっていますが、今回、ちょっといつもより歪ませすぎですね。
もしくは、他の歪み系のエフェクターをかませたのかもしれません。
結果として、音がつぶれてしまってる感じがしてます。

 

特にこの曲は、あのイントロのかっこいいギターリフが目立つのですが、そのおいしい部分が、ちょっとおいしくない音色に聞こえてしまってますね。
やはり、ガルパライヴは他のバンドも演奏しているうちの1バンドなので、十分に音のセッティングが出来なかったのかもしれません。
そこがちょっとだけ残念でした。

 

あと、もう一つは、西本さんのベースの音が小さい気がしました。
この曲の間奏部ではハーモニクスからのグリッサンド、というベースの見せ場がありますが、音が小さいのでちょっと迫力にかけてしまってました。
全体的にも、ベースの音が小さめで、かなり注意しないと聞こえない感じでしたね。
会場でもそのように聞こえたのか、もしくは、この映像の制作の際にミックスをミスったのかわかりませんが、もっとベース音を上げて欲しいと思います。
やはり5人の音全部がしっかり聞こえてこその、真のガールズバンドだと思いますので、そのへん次回は調整しっかりお願いしたいと思います。

 

と、軽い文句から始めてしまいましたが、全体としてはとてもいいパフォーマンスだと思います。
イントロとアウトロのコーラスの美しさは一級品です。
また、伊藤さんのダンシングキーボードも健在ですし、大塚さんのギターソロもかっこよく決めてますね。
大橋さんもいつもどおり楽しそうなドラミング見せてますし、西本さんも楽しげにベースプレイで楽曲を支えてます。
もちろん、愛美さんもバンドの顔として、このロック曲をかっこよく歌い上げてます。

 

上松さんの本気を感じられるこの名曲は、完全に彼女たちのものに仕上がっていると感じられる、素敵なオープニングでした。

2曲目 B.O.F

曲紹介で、たえ(大塚さん)がボケるのですが、香澄(愛美さん)、りみ(西本さん)、沙綾(大橋さん)もそれにのっかり、最後に有咲(伊藤さん)がつっこむ、という小芝居がありました。
キャラ的にはそれで正解なんだとは思います。
が、ロゼリアのように、ちょっとキャラを半壊させながらのやりとりがあれば、もっとMCも盛り上がるのでは、と思ったりします。
この点では、ロゼリアの方が、一枚上手ではないでしょうか。

 

まあ、ガールズバンドにトークの面白さを求めるほうが間違ってるのかもしれませんけどねw
幸せな雰囲気は楽しめるので、ポピパはきっとこれでいいのでしょう。

 

で、2曲目はDAIGOさん作曲のB.O.Fです。
これはライヴでは初披露の楽曲になりますね。
よって、タイトルを聞いた後のバンドリーマーさんたちはなかなかすごい反応がありましたね。

 

いつものポピパとは毛色の違ったタイプのロック曲ですが、いい感じに消化してプレイされてたと思います。
この曲の目玉の一つは、愛美さんと大塚さんのツインヴォーカルですね。
大塚さんもいい声持ってますし、歌もうまくてとてもいいです。
で、なんといっても、二人がヴォーカルを交代するときの笑顔のアイコンタクトが、とっても素敵です。

 

サビで大塚さんが歌ってる間、愛美さんがテンポに合わせて左右に揺れながらギターを弾いてるところがとってもキュートでかっこいいです。
同じく、キーボードの伊藤さんとベースの西本さんも左右に揺れてて、いいパフォーマンスですね。

 

中盤の、西本さん、大橋さん、伊藤さんからの愛美さんへ至る高音パートも、いい感じでつながっていきました。
ただその後のギターソロが、やはり音質が悪く、ちょっと残念な音色になってますね。
やっぱり歪ませすぎなんですよ。
ほんとにそこは残念です。
あと、小さなことですが、大塚さん、ヴォーカルに力を入れすぎたのか、ギターフレーズのミスが複数回聞こえてますね。
まあ、ライヴ会場では恐らく気付かない程度の小さなことなんで、次頑張ってほしいと思います。

 

あと、この曲では、ベースがだいぶよく聞こえるように改善されています。
これは、好評価上げときたいと思います。

3曲目 ときめきエクスペリエンス!

ガルパライヴ、ポピパパートのラストは、これまたキラーチューンの一曲、ときめきエクスペリエンス!です。

 

もはや、何度も披露されてきたこの曲は、間違いのない盛り上がりを見せてくれますね。
この曲のいいところは、いっぱいバンドリーマーさんたちの参加できるパートが準備されているところですね。
曲披露を重ねるにつれ、定着したコール&レスポンスは、もはや楽曲の一部と化していると思います。

 

ほとんど文句のないパフォーマンスですが、やはり大塚さんのエレキギターの音色が気になってしまいますね。
歪ませすぎのため、単音は痩せて聞こえますし、パワーコードも音がつぶれてコード感が失われてます。
これは、エレキ初心者が、歪みを加えすぎた時によくある現象ですね。
ついつい、かっこよく歪ませようとして歪みを足しすぎてしまうときのあるあるです。

 

でも、彼女は、初心者スタートでしたが、もう、かなり経歴を積んでますし、プロのスタッフもそばにいるはずです。
なんでこんなになっちゃったんでしょうね
やはりセッティングに時間をかけられなかったんでしょうか。
もう少し、丁寧に音出しして音色にもこだわらせてあげて欲しいと思います。

 

とはいえ、十分な盛り上がりを見せた3曲のパフォーマンスだったと思います。

ガルパライヴ 2日目

1曲目 Happy Happy Party!

二日目のオープニングは、初披露曲、Happy Happy Party! が登場です。
5thシングルのカップリングで、やっとついにライヴで日の目を見た楽曲になります。

 

この曲は、ロックっぽいシンプルなギターリフにギターハーモニクスが絡む、明らかにツインギターを必要とするイントロになってますので、大塚さんと愛美さん、どんな感じで担当分けするのかな、ってずっと気になっていた曲でした。
まあ、1番の気がかりは、ギターヴォーカルの愛美さんがどれくらいの力量があるのか、ってとこでしたね。
愛美さんのエレキプレイとしては、主に歌メロの裏のストローク中心で、あとは、パワーコードを刻むところくらいまでしかあまり弾いてなかったからですね。

 

ところが、驚いたことに、ライヴでは、見事にロックギターリフをきれいに決めてました。
愛美さん、さすがです。
ちゃんと練習してきましたね。

 

彼女のリフに、大塚さんがハーモニクスを重ねる、というかっこいいアンサンブルになってました。
ただ、しつこいかもしれませんが、大塚さんの音色が、この2日目も良くないですね。
二日目は改善されるかと期待してましたが、音はそのままのようです。
ということは、現場ではきれいに聞こえてたのでしょうか。
よくわかりませんが、ブルーレイで鑑賞する限りは、やはり歪ませすぎで残念です。

 

おかげで、ギターソロは、大塚さんの得意の高速カッティングから入りますが、そこの音がつぶれちゃってコード感が失われてますね。
非常にもったいないところです。
ソロ後半も、単音ソロですが、音が貧弱でこれまたもったいないです。

 

それに引き換え、イントロとアウトロで聞ける、愛美さんのランダムスター&マーシャルアンプの組み合わせによるギターリフが、非常に心地よい音色を聞かせてくれたのが、逆に目立ってしまってました。
絶対、大塚さん、次は音色の探求をお願いしたいと思います。

 

とはいえ、曲全体はとっても良かったと思います。
ほんとにハッピーな楽曲ですね。
会場が一体になって手拍子をしたり、サイリウムを左右に振るところなど、なかなか心が温まる名シーンだと思います。

 

リリース当時はちょっと目立たなかった楽曲でしたが、ライヴではキラキラした名曲として改めて登場してきた感じがあります。

2曲目 B.O.F

前日とセットリストがかぶるのは、このB.O.Fだけとなっていますね。
初期の頃だったら、ほぼ同じ曲をやってただろうけど、2日間で曲の構成をがらっと変えれるほど持ち歌のストックがたまってきているわけで、頼もしい限りですね。

 

二日目ということで、もはや安定のパフォーマンスですね。
衣装チェンジで雰囲気はガラッと変わってますが、プレイのクオリティはとても高いです。
この曲は、先行でYouTube「ばんどりちゃんねる☆」にてアップされてました。
その時の感じでは、中盤の、西本さん、大橋さん、伊藤さんからの愛美さんへ至る高音パート、特にその中で大橋さんがもしかして口パクでは??、と感じてました。
が、このブルーレイ映像と音で確認する限りは、ちゃんと歌ってるように見えます

 

前日は、ギターの音質の悪さだけでなく、ミスも目立ってた大塚さんでしたが、二日目はしっかり弾けておられましたので安心しました。
多少のミスがあるのもライヴの良さと言っちゃっていいでしょう。
でも、ミスがないのはもっと良いわけですからね。
音質は抜きにして、ナイスなプレイでした。

3曲目 ティアドロップス

曲前に、激しいギターフレーズからスタートのいつもの始まり方ですね。
そこにドラムが入ってきて、各楽器のロックなソロが入り、ティアドロップスに突入、というあのかっこいいパターンできめています。

 

ここで大塚さん、ヘヴィギターリフをワウペダルを踏みながら披露してます。
ここに関してはとても良いのです。
これまで他の曲に関してはギターの音質にかなり不満を感じてましたが、この曲前のプレイからのティアドロップスへの流れでは、ヘヴィでいい音に感じられました。
ということは、ギターの音色のセッティングをここに合わせてきてたのかもしれませんね。

 

その辺ははっきりはわかりませんが、このポピパ史上もっともハードな楽曲では、大塚さんのギターはさえまくってました。

 

初期のころからあって、何度もプレイしてきてるだけあって、非常に出来がいいですね。
完全にポピパワールドを作って、観客を飲み込んでると思います。
いやいや、これもまたキラーチューンの一曲と言ってよいでしょう。

 

ファンミーティングで見せた、大橋さんの「この手を離さニャー!!」も良かったですが、ここでは愛美さんがばっちりかっこよく決めてます。
やはり、ゾクゾクするかっこよさで魅せてくれる愛美さんにこそ、ポピパのフロントを完全に任せられると感じました。

4曲目 STAR BEAT!〜ホシノコドウ〜

ラストは、大定番の鉄板ソング、STAR BEAT!〜ホシノコドウ〜です。
これも文句なくキラーチューンです。
会場も一緒に歌えて、叫べる、一体になれるいい曲ですよね。

 

何度も見てきましたが、隙のない作りをしてますよね。
バラードっぽく始まるものの、すぐに疾走感あふれる爽快な楽曲に変わって行きます。
そんな、ジェットコースターのような展開を、ポピパはしっかりと自分のものにしてますね。

 

間違いない盛り上がりを見せてライヴは終了です。

ガルパライヴ ポピパパート総評

二日間合わせて7曲で40分ちょいの、短めなライヴパートでしたが、十分楽しめました
武道館のような大きな会場とは違い、この会場では、大きな演出がない分、演奏自体で勝負、というそんな会場でのパフォーマンスです。
そんな中でも、しっかりとプレイして、バンド暦3年のガールズバンドとして、立派に魅せてくれたと思います。

 

まず、セットリストが良かったですね。
さすがに持ち歌が増えてきてて、二日間ほぼ違う曲をプレイしたのには好感が持てます。(B.O.Fのみ両日披露)。
これは、二日連続で参加した人も、僕のような在宅バンドリーマーも満足できたのではないでしょうか。

 

そして、曲のチョイスも良かったです。
初披露曲が6曲中2曲もあったのには、これも十分満足できたのではないでしょうか。
そして、それ以外の4曲はキラーチューンで固めてますね。
気付けば、その4曲は全部上松さんの作曲なんですよね。
こうして見ると、上松さん、いい仕事してるなあ、って改めて感じます。
Time Lapse以来、上松さん作曲の曲がご無沙汰ですので、次の11thシングルあたりで、軽く神曲を投入してくれるのを願いたいものです。

 

また、多少音質などに問題があったとはいえ、ポピパ全体のパフォーマンスはおおむね良かったと思います。
見てて、2015年の 2nd Liveのタイトルの「楽器×女子=正義」を思い出しました。
やっぱ、楽器を楽しげに演奏してる女子は、かわいくてかっこいいですね。
ポピパのイメージは、青春感とリンクしてますが、鑑賞するとまさに、そんな甘酸っぱい感覚も得ながら、幸福感も得ることができます。

 

愛美さん、大塚さん、西本さん、伊藤さん、大橋さん、この5人はそれぞれに個性的で魅力にあふれています。
素晴らしい5人が集まったものだと、改めて感じさせられます。
ぜひとも、誰一人欠けることなく、息の長い活動を行っていってほしい、と親のように願ってます。

ポピパのこれから

さて、ポピパはこの夏は忙しい活動でいっぱいのようですね。

 

7月21日には上海で、8月5日にはシンガポールでのライヴが控えてます。
愛美さんいわく、アジアツアーみたいですね。
ポピパがグローバルで認知されてることはとってもうれしいです。
こんなに成長していくとは、当初は露ほども思ってませんでしたからね。

 

ただ、忙しさゆえに体調を壊したり、また、ロゼリアで起きてるように、メンバーの脱退などは絶対に起こらないように、ブシロードには強く願いたいと思っています。

 

そして、2018年10月3日には11thシングルのリリースが決定しています。
そろそろ、BanG Dream! 5th☆LIVEの映像が出来てもいい頃ではないかと思います。
11thシングルにブルーレイとして付属されれば、言うことありません。
在宅バンドリーマーとして、ぜひとも5th☆LIVE一刻も早く鑑賞できるよう願っております。

 

そんな言ってるうちに、2018年12月8日には両国国技館にてBanG Dream! 6th☆LIVEの開催が決定してます。
もう、次から次へと起こる新展開に、ついていくのがやっと、という嬉しい悲鳴を上げている僕なのでした。

 

これからも、しっかり付いていきたいと思ってますので、ポピパの皆さんにはお体を大事にしながら頑張っていただきたいと、心から願っております。