さらに洗練度の増したジャズ&レゲエ&ポップロックアルバム STING(スティング) – …NOTHING LIKE THE SUN(ナッシング・ライク・ザ・サン)

前作からの流れ





1985年リリースの、STING(スティング)の1stソロアルバム、THE DREAM OF THE BLUE TURTLES(ブルー・タートルの夢)は、ビルボード誌のアルバムチャートで第2位、アメリカだけで300万枚を売り上げる大ヒットとなりました。

 

多くのジャズミュージシャンも参加したこのアルバムは、世界各国でもチャートの上位にあがり好セールスを記録しています。
ポリスとは一味違ったスティングの音を、世界は受け入れたと思いますね。

 

個人的に言えば、このアルバムはポリス時代の音を期待して買ったのでしたが、そういう意味では期待はずれでした。
しかし、普段接することのなかったジャズ風味を味わえる良質のポップアルバムとして仕上がった1stソロアルバムとしてけっこうよく聞いていたのを思い出します。
要するに、僕も彼の新しい音を気に入ったわけです。

 

こうして、ポリスから離れて自由になったスティングは幸先の良いキャリアを積み始めました。
そして、その後も精力的にソロとしての活動を続けていきます。

 

同年の1985年にはイギリスのロックバンド、Dire Straits(ダイアー・ストレイツ)のシングル、Money for Nothing(マネー・フォー・ナッシング)にコーラスで参加してます。
この曲は、ビルボード誌シングルチャートで3週連続No.1を獲得、同誌Mainstream Rockチャートでも3週連続No.1を記録しています。
この曲のPVはアニメとの融合によって非常に面白い作りをしていて、この大ヒットの要因になったと思いますが、やはりスティングの参加もこの大ヒットの大きな要素の一つになったのも間違いないでしょう。

 

また、同年Live Aid(ライヴ・エイド)に参加、ロンドンのウェンブリー・スタジアムの方の会場で、ポリス時代の楽曲をプレイしています。
その時には Phil Collins(フィル・コリンズ)ともデュエットで共演したりもしていますね。
さらに、ダイアー・ストレイツの出演パートでは、マネー・フォー・ナッシングの演奏の際、コーラスで参加もしています。

 

加えて、他のアーティストのアルバムへの参加も精力的に行っていきます。
Miles Davis(マイルス・デイヴィス)、Arcadia(アーケイディア)、フィル・コリンズなど、トップアーティストたちの作品で彼の独特の声を聴くことができます。
やはりポリス時代では、こんなに自由には動けなかったのではないでしょうか。
束縛から放たれたかのように、自由なアーティスト活動を行っています。

 

そんな他のアーティストとの交流を続けながら、2作目のソロアルバムの制作にかかります。
この作品には、そんな交流もあってか、前作以上にたくさんのトッププレイヤーたちが参加しています。
また、多くの刺激を受けたのかもしれませんが、今回は前回以上に洗練された、よりアダルトな出来栄えになりました。
ちょうど、この少し前に母親が亡くなったため、亡き母に捧げるアルバムとして心をこめて作られました。

 

前作からの変化と言えば、音楽面でさらにバラエティに富んだ、ということが挙げられるでしょう。
前作ではジャズとレゲエとポップロックの融合が見られましたが、今回はさらにファンク、ダンスそして民俗音楽なども加わり、さらに音楽の幅が広がっている感じがします。
とはいえ、そんな多要素も、洗練されたポップロックという芯がしっかりとあるので決してばらけた感じはないです。
絶妙に多ジャンルの音が詰め込まれた、とてもおしゃれなポップアルバムに仕上がりました。

 

では今日は、1987年にリリースされたSTING(スティング)の…NOTHING LIKE THE SUN(ナッシング・ライク・ザ・サン)をご紹介します。

…NOTHING LIKE THE SUN(ナッシング・ライク・ザ・サン)の楽曲紹介

オープニングを飾るのは、THE LAZARUS HEART(ザ・ラザラス・ハート)。

 

イントロから聞けるキラキラと輝くギターアルペジオは、ポリス仲間のAndy Summers(アンディ・サマーズ)によるものです。
この輝きは、まさにアンディの音ですね。
個人的には、なんでポリスでこの音を作れなかったのかが惜しいところです。
まあ、スチュワート・コープランドとの確執が相当強かったみたいですので、それは仕方ないですかね。
でも、こんな形でもポリスの音がちょいと垣間見えて非常にうれしいです。

 

そして、軽快なサクソフォンが彩っていきます。
ミディアムテンポで非常に気持ちいいリズムの上で、スティングも心地よいヴォーカルを聞かせてくれます。
やはり、この人の声も唯一無二の天性の良い声だと思いますね。

 

間奏で、サックスソロの後にウォーキングベースとドラムのシンクロが、変則的にアクセントを加えてます。
その辺が、ただのポップソングに終わらせないイイ感じの印象を与えてると思います。

 

アルバムオープニングにふさわしい、良質のポップミュージックで幕をあけます。

 

2曲目は、BE STILL MY BEATING HEART(ビー・スティル・マイ・ビーティング・ハート)。

 

少し暗い雰囲気の楽曲ですが、次第に引き込まれていく妖しい魅力のある楽曲です。
この曲にもアンディ・サマーズが参加して、ささやかにギターで楽曲を彩っています。
目立たないですが、彼らしいスペーシーなプレイで色づけています。

 

ちょっと地味ではありますが、シングルカットされてそこそこいいチャートアクションを見せています。

 

この曲はアルバムからの2ndシングルとしてカットされ、ビルボード誌シングルチャートで第15位、Mainstream Rockチャートで第2位、Adult Contemporaryチャートで第37位を記録しています。
また、この曲は受賞は逃しましたが、Grammy Award for Song of the Year(グラミー賞 最優秀楽曲賞)とGrammy Award for Best Male Pop Vocal Performance(最優秀男性ポップボーカルパフォーマンス)にノミネートされています。

 

3曲目は、ENGLISHMAN IN NEW YORK(イングリッシュマン・イン・ニューヨーク)。

 

レゲエ感覚の裏拍リズムに軽やかなソプラノサックスとピアノの音色が心地よい、イントロから名曲の予感のするスティングの代表曲の一つです。

 

心地よい音楽をバックに、切なく歌い上げるスティングのヴォーカルが冴えてます。
アメリカの大都会ニューヨークでポツンと立ち尽くす一人の英国人の孤独が見事に表現されてる感じです。
スティングがこの曲のモデルとしたのはQuentin Crisp(クエンティン・クリスプ)というゲイの方だそうです。
外国人としての孤独感と、LGBTであるゆえの、性的少数者としての孤独感が合わさった感覚のようですね。
まあ、題材はともあれ、少数者の孤独をきちんと描いた良い作品ではないでしょうか。

 

楽曲は優しい雰囲気でたんたんと進んでいきますが、ジャズテイストの強く感じられる間奏辺りで少しはじけてます。
ウォーキングベースをバックに軽やかなソプラノサックスソロがプレイされますが、その直後に響き渡るバスドラによるブレイクが。
オープニング曲と同様、こうしたアクセントが絶妙に加わって楽曲を単調に終わらせてません。
雰囲気が崩壊しないギリギリまで攻めてる感じがとても印象的で素敵に感じます。

 

この曲は3rdシングルとしてカットされ、シングルチャートで第84位、Mainstream Rockチャートで第32位を記録しています。
また、後の多くのアーティストによってカバーされる、ジャズ風ポップロックのスタンダードとしても存在感を放ってます。

 

4曲目は、HISTORY WILL TEACH US NOTHING(歴史はくり返す)。

 

レゲエ色の強い楽曲に、社会への風刺を乗せてちょっと重い雰囲気で歌い上げます。
「歴史は何も教えないだろう」というタイトルですが、裏を返せば「人間はこれまで同様歴史から何も学ばないだろう」と、言ってるようです。

 

「Sooner or later」という歌詞が繰り返されて、強烈な主張を与えています。
「遅かれ早かれ」過去を捨て去ることを学ぶ、と繰り返し、歴史から学ばない人間の愚かさに警鐘を与えている感じがします。

 

楽しいはずのレゲエミュージックにこんな社会派の内容を持ってくるところに、スティングのミュージシャンとしての政治的な立場を垣間見ることができます。

 

5曲目は、THEY DANCE ALONE (CUECA SOLO)(孤独なダンス)。

 

イントロから全編を彩るシンセの柔らかい雰囲気が絶妙で大好きですね。
このシンセを聞くと、エリック・セラによる、映画グランブルーのサントラミュージックを思い出します。
非常に美しい、癒されるシンセサウンドですね。

 

スローテンポで流れるような楽曲にうっとりできる名曲に仕上がっていると思います。
最後は軽やかにテンポアップしていきますし、そんな変化も含めて名曲です。
この曲のギターにはEric Clapton(エリック・クラプトン)、Mark Knopfler(マーク・ノップラー)等が参加しています。
正直、ギターはあまり目立たないので、どこのプレイかわかりませんが、トップアーティストが参加していることに意義があるのだと思いますw

 

非常に心地良い曲なのですが、含まれるメッセージはかなりヘヴィなものになっています。
この曲の主人公となる女性が、CUECA(クエッカ)というチリなどで親しまれている舞曲を踊っています。
彼女は行方不明、もしくは殺害された愛する人の写真を手に一人で踊っているのです。
この曲は、チリの独裁者ピノチェトの政権に対する抗議の歌となっています。
彼の独裁政権下では、数千とも言われる人たちが、拉致殺害されています。
そんな犠牲者の残された妻や娘たちが、愛する人の写真を手に本来は二人で組んで踊るべきクエッカを一人で踊って抗議している姿にインスパイアされてスティングは美しい嘆きの歌を作ったのでした。

 

ピノチェトは1973年から1990年にかけてそうした拉致や虐殺を行っていましたので、まさにそれを止めるための政治的なメッセージを歌にして発していたということになります。
美しい楽曲の裏にある嘆きのメッセージを感じながら聞くと、感慨深く感じます。
ラストでテンポが上がるところに希望の光を見出せる感じがして、素敵なエンディングになっていると思います。

 

6曲目は、FRAGILE(フラジャイル)。

 

スパニッシュ風のアコースティックギターを中心に弾き語られる繊細な楽曲です。
このギターは、スティング自身が演奏しているようです。

 

哀愁を帯びた演奏、メロディ、ヴォーカル。
地味ではありますが、これまた名曲と呼んでしまって良いと思います。

 

この曲は、ニカラグアで水力発電プロジェクトに加わっていた時にコントラ(中米ニカラグアの親米反政府民兵)によって殺害されたBen Linder(ベン・リンダー)というエンジニアへのトリビュートとなっています。
チリにしてもニカラグアにしても、大国アメリカに翻弄される南米の人々の嘆きににまなざしを向ける、社会派スティングならではの楽曲と言えます。

 

ミュージシャンとして、こうした社会の暗黒面に目を向けて人々に知らせる彼の勇気を称えたいものです。
そんな鋭い視点を元に、こんな名曲を作ってパフォーマンスできるわけですから、やはりスティングの才能おそるべしです。

 

7曲目は、WE’LL BE TOGETHER(ウイル・ビー・トゥゲザー)。

 

ちょっと重いテーマが続いた後に、元気なファンクロックナンバーとなります。
これは、まあ誰でも好きになりそうなアップテンポ曲ですね。
シリアスで落ち着いた雰囲気で覆われたアルバムの中で、唯一はじけ飛んだ楽曲になってます。

 

この曲は元々、日本のキリンビールのCM用に作られた曲です。
本人も出演したCMで繰り返し流れてましたね。
「TOGETHER」というテーマワードを入れて作ってくれ、という依頼に対してちゃちゃっと短時間で作ったのがこの曲のようです。

 

まあ、そんな感じで作った曲なので、このアルバムの中ではちょっと浮いた感じになるのも仕方がないでしょう。
あと、特筆すべきところと言えば、ラスト辺りで、前作のヒット曲、セット・ゼム・フリーの歌がちょこちょこと挿入されてるところでしょうか。
そんなお遊びも、もともとアルバム用ではなかったからできたのかもしれませんね。
加えて、バックコーラスにEurythmics(ユーリズミックス)のAnnie Lennox(アニー・レノックス)等が参加しています。

 

この曲はアルバムの先行シングルとしてリリースされ、シングルチャートで第7位、Mainstream Rockチャートで第20位を記録しています。

 

8曲目は、STRAIGHT TO MY HEART(ストレート・トゥ・マイ・ハート)。

 

かわいくてポップなシンセやクラップ、パーカッションでダンスミュージックを作り上げてます。
単調ではありますが、独特の雰囲気が気持ち良いです。

 

9曲目は、ROCK STEADY(ロック・ステディー)。

 

シャッフルリズムに軽快なジャズのピアノが絡むおしゃれな一品です。
ベースもグルーヴィーにうねってていいですね。
スティングは力を抜いて言葉を詰め込んでいきます。

 

ジャズに造詣が深くない僕にとっては、こういうジャズとポップロックの融合は新鮮でたまらなくかっこよく感じます。
アダルトオリエンティッドなこの曲も、ジャズロックのスタンダードのように素敵な楽曲だと思います。

 

10曲目は、SISTER MOON(シスター・ムーン)。

 

続いては、スローテンポのジャズバラードです。
ここでも、ソプラノサックスが軽やかに楽曲を彩ってます。

 

前作でも月にまつわるジャズ曲、「バーボン・ストリートの月」がありましたが、それに匹敵する名曲ですね。
スティングのジャズ曲にハズレはなさそうですね。

 

この曲の歌詞のなかに、アルバムタイトルのNOTHING LIKE THE SUNが登場しますので、この曲が事実上のアルバムタイトルトラックと言ってもよいかもしれません。
このワードは、シェイクスピアのソネット集の第130番の文節を引用したものになってます。
やはりイギリス人にとっては、シェイクスピアはバイブルのようなものなんでしょうね。

 

スティングの柔らかくしっとりとしたヴォーカルと、ソプラノサックスの絡みが絶妙な、これまた名曲だと言えるにちがいないです。

 

11曲目は、LITTLE WING(リトル・ウイング)。

 

Jimi Hendrix(ジミ・ヘンドリックス)の代表曲の一つのカバー曲となっています。
本家ジミヘン版はラフで、当然ながら歪んだエレキギターが中心になっていますが、それをスティングはかなり洗練して自分のものにしています。

 

この曲では、ギル・エヴァンスというジャズ畑の人がアレンジを行っているようです。
そのアレンジで、60年代の名曲をイイ感じの80年代風によみがえらせてると思います。

 

ギターソロはジミヘンのようにワイルドではなく、丁寧にプレイされてる気がします。
それでも、やはりギターオリエンティッドな楽曲へのリスペクトも感じられるいいギタープレイではないでしょうか。
また、ギターソロに続くソプラノサックスソロも、相変わらず美しく心地よいです。

 

オールドロックを、おしゃれによみがえらせた、これもまた良い曲です。

 

12曲目は、THE SECRET MARRIAGE(シークレット・マリッジ)。

 

この曲は、オーストリアの作曲家、ハンス・アイスラーとスティングの共作とクレジットされています。
ハンス・アイスラーという人は1962年に亡くなっているので、残した作品にスティングが手を加えて作った楽曲ということになると思います。

 

ピアノの演奏をバックに静かに歌い上げる小曲です。
切ないメロディの良さは抜群ですね。
スティングが惚れ込んで歌いたかったのでしょう。
やはり昔の人の楽曲にはシンプルで美しいものがたくさんありますね。

 

こうして、ちょっと地味に静かにアルバムは幕を下ろします。

まとめとおすすめポイント

1987年にリリースされたSTING(スティング)の…NOTHING LIKE THE SUN(ナッシング・ライク・ザ・サン)はビルボード誌アルバムチャートで第9位、アメリカで200万枚のセールスを記録しました。
また、本国イギリスやイタリアに加えて、日本のオリコンアルバムチャートでもNo.1を獲得しています。
他にも10か国以上でトップ10入りするなど、世界中で高セールスを記録したアルバムだと言えるでしょう。

 

加えて、その内容も高く評価されています。
本国イギリスのBrit Awards(ブリット・アワード)ではBritish Album of the Year(最優秀アルバム)を受賞。
また、受賞は逃しましたが、Grammy Award for Album of the Year(グラミー賞最優秀アルバム賞)にノミネートされています。

 

今作は、もはや完全にポリスを卒業してしまった感が感じられます。
ポリスの音に縛られず、自分の音を追求していってますね。
ポリス時代もレゲエは一つの特徴として目立っていましたが、そこにジャズ風味が加わったポップロックとして彼のサウンドが確立されて行ってます。

 

また、社会に物申す系のアーティストとしても、恐れずにメッセージを歌詞に封入していますね。
U2のボノと同様、さまざまな団体と交流を持ち、社会の不条理に立ち向かっている姿は尊敬に値します。
しかし、そんな重厚な話題を取り入れつつも、音楽としてのクオリティは高いまま、というのが素晴らしいですね。
どんなに力強いメッセージがあっても、音楽がしょぼければ人々には届くのは難しいでしょう。
ですが、スティングの生み出す音は魅力的で、多くの人に音楽的にも政治的にもしっかりと届いていると思われます。

 

前作でポップロックとレゲー、ジャズの融合が見られましたが、今作品でもその作風がさらに洗練されておしゃれ度を増して行っています。
多くのアーティストとの交流、また、アルバムへのゲスト参加がスティングの音にさらに多様性のある魅力を増し加えています。
僕にとってはポリスを期待して聞いた前作以上に、スティングの音のクオリティアップに惹かれた気がしてます。

 

ポップロックにレゲエとジャズを加えて、結果的にはAOR(アダルト・オリエンテッド・ロック)、すなわち大人向けのロックになっていると思います。
非常に聞いていて気持ちよく、心地よくなれる楽曲で満ちていますので、やはり繰り返し聞くに堪えうる、優れたアルバムですね。
彼の魅力的な声と、生み出すメロディを、多くの一流ミュージシャンのプレイでさらに高みに押し上げたこのおしゃれなポップアルバムは、やはり彼の代表作の一つであり、80年代を代表するアルバムの一つとみなしても全く問題ないに違いありません。

チャート、セールス資料

1987年リリース

アーティスト:STING(スティング)

2ndアルバム、…NOTHING LIKE THE SUN(ナッシング・ライク・ザ・サン)

ビルボード誌アルバムチャート第9位 アメリカで200万枚のセールス

1stシングル WE’LL BE TOGETHER(ウイル・ビー・トゥゲザー) ビルボード誌シングルチャート第7位、同誌Mainstream Rockチャート第20位

2ndシングル BE STILL MY BEATING HEART(ビー・スティル・マイ・ビーティング・ハート) シングルチャート第15位、Mainstream Rockチャート第2位、Adult Contemporaryチャート第37位

3rdシングル ENGLISHMAN IN NEW YORK(イングリッシュマン・イン・ニューヨーク) シングルチャート第84位、Mainstream Rockチャート第32位