スタイリッシュに変貌を遂げた老舗バンドの名盤 CHICAGO(シカゴ) - CHICAGO17(シカゴ17)
CHICAGO(シカゴ)との出会い
“素直になれなくて”
洋楽を聴いたことがなかった中学の前半の時代でしたが、それでも彼らのこの名曲は耳にしたものです。
美しいピアノのイントロ、ハイトーンが透き通るようなヴォーカル。
そして、一度聴いたら忘れられない心をつかむ美しいメロディ。
洋楽に詳しくなくても、当時ほとんどの人が耳にしたのではないでしょうか。
中3になり、FMラジオにかじりつきになった僕が、この名曲に再会するのもそんなに難しくはありませんでした。
やはりスタンダードな名曲として、よくラジオでもかかっていたのです。
それで、無事エアチェック(ラジオからカセットに録音すること)に成功し、ついに初のシカゴの楽曲を繰り返し聴くことになりました。
また、他にもシカゴの過去の名曲として愛ある別れ(If You Leave Me Now)やサタデイ・イン・ザ・パーク(Saturday in the Park)などもエアチェックし、優しい雰囲気のバラードが得意なバンド、という認識で、シカゴを気に入っていきました。
そんな中、1984年、洋楽に完全にはまっていた僕のアンテナにシカゴの新曲の知らせが入ってきました。
先行シングルは、STAY THE NIGHT(ステイ・ザ・ナイト)。
イントロの、ビシッ、ビシッ、という強烈なイントロは僕に鮮烈な印象を与え、一気にシカゴの世界にはまっていくことになったのでした。
CHICAGO(シカゴ)とは
シカゴを振り返るにはあまりにも歴史がありすぎるため、簡略してまとめておきたいと思います。
彼らの結成は1967年、まずはBig Thing(ビッグ・シング)と名乗ってます。
そしてデビューはなんと1969年、僕の生まれた年になりますが、その時にはChicago Transit Authority(シカゴ・トランジット・オーソリティ)と名前を変えています。
が、デビューアルバムリリース後、シカゴ交通局(シカゴ・トランジット・オーソリティ)からのクレームにより、名前をCHICAGO(シカゴ)と改めて、今日に至っています。
シカゴの音楽性は、ロックバンドにホーンを加えたもので、ブラスロックとして人気を博すことになります。
デビュー以来、コンスタントにヒット曲を出し続け、アルバムもアメリカでは当分の間最低でもミリオンセールス(100万枚セールス)をキープし続けます。
そしてアルバムリリースを重ねるにつれ、次第にブラスロックが薄れ、AOR系のソフトロック路線へと変わって行きます。
そんな中、1978年にはプロデューサーの変更や、ギタリストのTerry Kath(テリー・キャス)が拳銃の暴発で死亡など、バンドにとって大きなターニングポイントを迎えます。
新たなプロデューサーとギタリストを迎えて作られた10thスタジオアルバム、HOT STREETS(ホット・ストリート)はかろうじてアメリカでミリオンを達成しますが、その後大きなヒット曲も生まれず、低迷期に入って行きます。
そうした状況を打開するため、David Foster(デヴィッド・フォスター)をプロデューサーに迎えます。
デヴィッドは、徹底的にシカゴのサウンドを1980年代のものに変えていきます。
例えば、最新のテクノロジーの使用や、外部ライター、スタジオミュージシャンの活用などです。
また、かなり大きな変更と言えば、AOR(アダルト・オリエンテッド・ロック:大人向けのロック)を重視し、初期からの大きな特徴の一つである、ブラスロックという部分を大幅に削ったのでした。
そんな大なたを奮われて出来上がったCHICAGO16(ラヴ・ミー・トゥモロウ(シカゴ16))は大ヒットを記録。
僕が初めてシカゴに接した、Hard to Say I’m Sorry(素直になれなくて)の全米No.1ヒットがこのアルバムから生まれます。
ホーンセクションを減らし、80年代サウンドの特徴であるシンセや歪んだギターによるリフなど、新たに生まれ変わったシカゴは受け入れられ、息を吹き返すことに成功しました。
結果、アルバムはアメリカで200万枚のヒットを記録、4作ぶりにミリオンセールスを記録することになったのです。
ここから再び新たなシカゴとして快進撃が始まるのですが、やはり大きな変化には代償もついていきます。
旧来のブラスロックファンは離れ、またメンバーも脱退する人が出てきたりもしています。
しかし、音楽シーンは新シカゴを歓迎して新たな歴史を刻み始めることになったのでした。
その2年後の1984年に、再びデヴィッド・フォスターによるプロデュースにより、次のアルバムが制作されます。
前回と同様のアプローチによるこのアルバムは、長いバンドの歴史上もっとも売れたアルバムになりました。
では、今日は1984年リリースの、CHICAGO(シカゴ)の14thスタジオアルバム、CHICAGO17(シカゴ17)をご紹介したいと思います。
CHICAGO17(シカゴ17)の楽曲紹介
アルバムのオープニングを飾るのは、STAY THE NIGHT(ステイ・ザ・ナイト)。
先行シングルとしてこの曲がリリースされたときは驚きましたね。
素直になれなくて、のようなAOR路線で来るものと思いきや、ドラムやギターにハードさを感じられる作品だったもので、とりあえず戸惑いました。
が、これがまたはまってしまう魅力のあるポップソングでした。
ドラムはこの曲ではTOTOのJeff Porcaro(ジェフ・ポーカロ)が叩いているようです。
イントロのビシッ、ビシッのスネアの音はリズムのアタマと思わせといて、実は2拍目だったという軽いリズムトリックが当時かっこよく感じられました。
曲の合間にシンセやギターが適度に彩る感じのバッキングに乗せて、Peter Cetera(ピーター・セテラ)のハイトーンヴォーカルが冴えまくります。
サビの裏で聴けるギターリフや、間奏のギターソロはかなり激しく、以前のシカゴと大きく異なり、時代に合わせたアレンジになっています。
そして、この曲ではブラスサウンドは採用されておりません。
ピーター・セテラとデヴィッド・フォスターの共作によるこの曲は、新生シカゴを印象付ける、お洒落でちょいハードなポップナンバーに仕上がりました。
アルバムの先行シングルのこの曲は、ビルボード誌シングルチャートで第16位、同誌Mainstream Rockチャートでは第7位を記録しました。
2曲目は、WE CAN STOP THE HURTIN’(ストップ・ザ・ハーティン)。
この曲は初期からのオリジナルメンバーのRobert Lamm(ロバート・ラム)とシカゴ16から加入しているBill Champlin(ビル・チャンプリン)らによる共作作品で、リードヴォーカルはロバート・ラムがとっています。
この曲はイントロから全編に渡ってギターの軽快なカッティングが非常にかっこよく決まっています。
そして、シカゴの特徴のブラスサウンドがBメロからサビにかけて楽曲を盛り上げる感じがとてもいいです。
ロバート・ラムのヴォーカルも、ハイトーンではありませんが、渋くシカゴのまた別の魅力を引き出していると思います。
間奏ではブラスサウンドがたっぷり聴けて心地よいです。
昔からのファンにとっては、このくらいのブラスでは物足りないのかもしれませんが、シカゴ初心者だった僕にとっては、非常にかっこよく思えました。
この適度な感じのブラスと、鋭いギターカッティングで、とっても洗練されたロックに感じられたものです。
ついでに言えば、この曲にはバッキングヴォーカルで、デビュー前のRichard Marx(リチャード・マークス)が参加しています。
声ではちょっと認識は難しいですが、彼の声が入っていると思って聴くとまたちょっと楽しみが増しますね。
3曲目は、HARD HABIT TO BREAK(忘れ得ぬ君に)。
Steve KipnerとJon Parkerという外部ライターによる美しいバラードです。
シンセによる優しいイントロから名曲の予感を感じさせてくれます。
Aメロはピーター・セテラのハイトーンヴォーカルで美しく始まります。
そしてBメロは前作から加入のビル・チャンプリンが、ハスキーヴォイスを披露。
途中から二人がハモりだすところが非常に美しいです。
この二人がヴォーカルを分け合うことで、一層シカゴのバラードを高みに上げていると思えます。
基本、シンセが全編を彩っていますが、途中からは適度なブラスサウンドが楽曲を盛り上げます。
ブラスは削減されたとはいえ、いいところで用いることによって素晴らしい曲に仕上がっています。
この曲は2ndシングルとしてカットされ、シングルチャートで第3位、Adult Contemporaryチャートでも第3位を記録しています。
4曲目は、ONLY YOU(オンリー・ユー)。
この曲はシカゴのトロンボーン奏者のJames Pankow(ジェームズ・パンコウ)とデヴィッド・フォスターによる共作曲です。
アダルティな雰囲気のこの曲は、ロバート・ラムとビル・チャンプリンの二人がヴォーカルを分け合っています。
この曲でもブラスサウンドが適度に彩っていていい感じです。
サビもキャッチーでメロディアスで、ブラスとの掛け合いになっていて、心地よく楽しめる一曲になっています。
5曲目は、REMEMBER THE FEELING(想い出に生きて)。
ピーター・セテラとビル・チャンプリンによる共作となっている美しいバラードです。
ピアノのイントロから、とても美しいです。
この時期のシカゴお得意のパワーバラードです。
ヴォーカルはほぼピーターが担当しており、美しいハイトーンヴォイスを聴かせてくれます。
やはりシカゴの声はまずピーターということで間違いないでしょう。
途中からはドラムが入ってきて、バンドサウンドのパワーバラードに変わって行きます。
中盤からは、よりエッジの効いたギターリフや、ストリングス系のシンセもたっぷり加わり盛り上がっていきます。
お約束の展開ですが、それでも美しい曲であることは間違いありません。
6曲目は、ALONG COMES A WOMAN(いかした彼女)。
この曲はMark Goldenbergという外部ライターと、ピーター・セテラの共作で、ピーターがリードヴォーカルをとっています。
この曲は、ちょっとベースのグルーヴ感や、ギターのカッティングなど、ファンキーなテイストのあるポップソングになっています。
それに加えて、エレキギターもちょっとハードなリフも含まっていて、ちょっとハードなテイストも味わえます。
しかし、サビは思いっきりポップです。
この辺はピーターによるものと思われますが、彼のヴォーカルを生かしたメロディアスでキャッチーでハイトーンなサビになっています。
間奏部分では、ギターのカッティングにホーンセクションが加わり、彼らの強みであるブラスサウンドも楽しめます。
こんな曲にもブラスがぴったりとはまっていて、とてもかっこよく仕上がっています。
この曲は4thシングルとしてカットされ、シングルチャートで第14位、Mainstream Rockチャートで第10位、Adult Contemporaryチャートでは第25位を記録しました。
7曲目は、YOU’RE THE INSPIRATION(君こそすべて)。
ピーター・セテラとデヴィッド・フォスターの共作でまたも名曲が誕生です。
完全にAOR路線にのっかった、絶妙な美しいバラードです。
そして、この曲にはやはりピーターのハイトーンが見事に映えます。
この曲はもともとKenny Rogers(ケニー・ロジャース)のためにデヴィッドが書き始めた曲のようです。
そしてケニーは、ピーターにも共に作って欲しいとリクエストします。
デヴィッドがピーターにその旨電話で伝えると、ちょうどイタリアに出かけるところで、出発前に来てくれるならやってみよう、と答えます。
それでデヴィッドはすぐに車でピーターの家に向かい、出発前の3時間ほどで、共に基本となる曲のコード進行を書き上げます。
そして、イタリアでも曲とメロディを付け加えていき、帰国時には楽曲は完成。
ところが、ケニーはこの曲を使わなかったので、歌詞に少し手を加えて、シカゴのニューアルバムに入ることになったのがこの曲だということです。
ケニーが歌ってたらカントリー風に仕上がったのではないかと思えますので、ちょっと聴いてみたかった気もします。
が、やはりこの曲はシカゴがプレイして1番良かったと思われますね。
シカゴらしい美しいバラードで、当時の彼らの王道ともいえる代表曲の一つとなりました。
この曲は3rdシングルとしてカットされ、シングルチャートで第3位、Adult ContemporaryチャートではNo.1を記録しました。
8曲目は、PLEASE HOLD ON(プリーズ・ホールド・オン)。
ビル・チャンプリンと、デヴィッド・フォスター、そしてLionel Richie(ライオネル・リッチー)まで参加した豪華な曲になっています。
ベースラインがいい感じにうねっていて、思わず腰が動きそうな、ダンサブルな楽曲になっています。
その辺はライオネル・リッチー効果でしょうか。
跳ねたリズムがいいノリを与えてくれる、大人のダンスソングって感じです。
リードヴォーカルはビル・チャンプリンがとっており、ハスキーヴォイスが、アダルトな感じにぴったりはまっています。
途中途中で現われるブラスサウンドが、かっこよく盛り上げてます。
また、サビが繰り返されることなく、2種類が一回ずつ聴ける、というちょっと変わった構成にもなっています。
曲の真ん中のサビと、ラスト近くのサビのメロディが異なる、なかなか珍しい作りだと思います。
だいたいサビって繰り返されることで、強い印象を残すものだと思われますが、この曲ではサビパートが一回ずつ2種類が聞けるわけです。
不思議な感じですが、面白い構成だと思います。
9曲目は、PRIMA DONNA(プリマドンナ)。
6曲目の いかした彼女 と同様、Mark Goldenbergと、ピーター・セテラの共作で、ピーターがリードヴォーカルをとっています。
なかなかハードで勢いのあるポップ作品になっています。
エレアコのクリーンなコードストロークから始まる、アップテンポな楽曲です。
ドラムも激しく力強くなっており、加えてブラスも適度に加えられて、非常に勢いが感じられます。
ちょっとアルバムの中では浮いた感じではありますが、決して悪くはありません。
アルバムラスト10曲目は、ONCE IN A LIFETIME(ワンス・イン・ア・ライフタイム)。
この曲はジェームズ・パンコウによる楽曲で、シンセにブラスがうまくバランスよく絡まった、名曲です。
ヴォーカルはビル・チャンプリンとピーターが分け合っていて、とてもうまく調和が取れていると思います。
サビでの二人のハーモニーがとても美しいです。
サビ後の間奏ではブラスが、程よく軽やかにポップな楽曲をさらに盛り上げています。
その後には、歪んだギターリフが登場、そこに再びサビのコーラスにブラスが絡まって、心地よいエンディングを迎えていきます。
とてもお洒落でポップでメロディアスな楽曲でアルバムは終了します。
まとめとおすすめポイント
1984年リリースの、CHICAGO(シカゴ)の14thスタジオアルバム、CHICAGO17(シカゴ17)はビルボード誌アルバムチャートで第4位、アメリカでの売り上げは600万枚を越え、バンド史上最高の売り上げを記録しました。
やはり前作であるシカゴ16からのプロデューサー、デヴィッド・フォスターの引き続きの起用がこうした大ヒットを生み出したのだと思いますね。
このアルバムで聴ける音は、完全に80年代(エイティーズ)の音です。
シンセは美しく楽曲を彩ってますし、歪んだギターリフもかっこよく挿入されています。
また、ドラムもデジタルチックな音処理がされているので、まさに当時の音と感じられます。
引き続き徹底的に流行の音を追求した結果のこの成績だと思えます。
結果、グラミー賞で、デヴィッド・フォスターはグラミー賞 最優秀プロデューサー賞を受賞しています。
また、Humberto Gaticaはグラミー賞 最優秀アルバム技術賞を受賞。
HARD HABIT TO BREAK(忘れ得ぬ君に)はグラミー賞 最優秀レコード賞にノミネート(受賞はティナ・ターナーの愛の魔力)と、グラミー賞最優秀ポップ・パフォーマンス賞デュオ/グループにノミネート(受賞はポインター・シスターズのジャンプ)。
こんな感じで非常に高く評価されたアルバムとなりました。
ブラスロックから、完全にAOR路線に、そしてエイティーズサウンド路線に変更したシカゴは音楽シーンからはとても歓迎されたと言えるでしょう。
非常にドラスティックに音楽が変わったと言われていますが、この頃にシカゴに接した僕からすると、これぞシカゴ、というべき素晴らしい作品だと思います。
なんと言っても楽曲がいいです。
外部ライターも多く起用したおかげで、よりメロディアスでいい曲が集まりました。
また、サウンドもデヴィッド・フォスターのおかげで、たいへん洗練されたお洒落な音楽に仕上がっています。
そして、ブラスサウンドも、減らされたとは言え、いい感じで楽曲を盛り上げていると思います。
僕にとっては、ちょうどいい感じのブラスアレンジなのです。
また、お洒落なギタープレイや、グルーヴを生み出すベースもなかなかのものだと思います。
さすがに老舗バンドだけあって、演奏は素晴らしいです。
それに加えてピーター、ビル、ロバートの3人のヴォーカルがそれぞれに味があって良いですね。
この3者のヴォーカルと、コーラスが、バンドに爽やかさを与えているとも思います。
80年代に数多くのヒット曲を出したシカゴでしたが、その中でも時代に合わせたサウンドでお洒落な楽曲を聞かせてくれるこのアルバムは、やはり80年代を代表する名盤の一つに間違いありません。
チャート、セールス資料
1984年リリース
アーティスト:CHICAGO(シカゴ)
14thスタジオアルバム CHICAGO17(シカゴ17)
ビルボード誌アルバムチャート第4位 アメリカで600万枚のセールス
1stシングル STAY THE NIGHT(ステイ・ザ・ナイト) ビルボード誌シングルチャート第16位、同誌Mainstream Rockチャート第7位
2ndシングル HARD HABIT TO BREAK(忘れ得ぬ君に) シングルチャート第3位、Adult Contemporaryチャート第3位
3rdシングル YOU’RE THE INSPIRATION(君こそすべて) シングルチャート第3位、Adult ContemporaryチャートNo.1
4thシングル ALONG COMES A WOMAN(いかした彼女) シングルチャート第14位、Mainstream Rockチャート第10位、Adult Contemporaryチャート第25位
こんにちは。
シカゴはそれこそ「素直になれなくて」くらいしかちゃんと聴いたことがなくアルバムも『16』とベスト盤しか手元にないのですがひろポンさんのこの記事を読み興味がわいたので最近この『17』のリマスター盤を安く手に入れました。いやー超名盤でした、シカゴ史上一番セールスなのも頷けました。AOR要素と適度なロック要素が絶妙でやはりピーターセテラの声は素晴らしいですね。個人的に80’s作品で5本の指に入るレベルでした。
がくさん、コメントありがとうございます。
CD購入の参考にしてくださったとは、とてもうれしく思います。
シカゴは初期のブラスロックの評価が高いバンドですが、やはり80年代に青春を過ごした僕にとっては、16~19くらいが1番しっくりくる作品だと思っています。
がくさんのおっしゃるとおり、AOR要素と適度なロック要素が絶妙ですよね。
その上、アレンジがキラキラのエイティーズ仕込みで、スタンダードとも言える名曲を量産しているのがこの時代だと思います。
残念ながらピーター・セテラはこの作品を最後にソロの道を歩んで行きますが、後任のジェイソン・シェフが、見事な穴埋めをしてると思います。
チャート、売れ行きは落ちていきますが、僕にはどうしてもこの時代が性に合いますね。
がくさんのブログちょこちょこ読ませてもらってます。
B’zなどは、デビュー作からほぼ全部聞いていますので、楽しく読ませてもらいました。
他にも結構僕の好みとかぶるアーティストが取り上げられているので、寄らせていただきます。
コメントに感謝します。