勢いはとまりません。Roselia(ロゼリア) 4thシングル ONENESS




1stライヴ「Roselia 1st Live Rosenlied」からの流れ

ロゼリアは、2017年6月30日、 shibuya duo MUSIC EXCHANGEにて、単独1stライヴ、Roselia 1st Live 「Rosenlied」を開催。
700人ほどのキャパの会場でしたが、大盛況により追加公演が決定。
7月29日には有明コロシアムで、一気に10倍の7000人規模の会場で追加公演が行なわれます。

 

そして、3rdシングルリリース直前の8月25日には、アニサマ(Animelo Summer Live 2017 THE CARD)初日に出演
さいたまスーパーアリーナにて、20000人を越える観客の前に堂々の演奏を披露しました。

 

その五日後の8月30日に3rdシングル、熱色スターマインをリリース。
3枚連続でオリコンウィークリーTOP10入り、そして3枚とも累計2万枚越え、とバンドリプロジェクトの5バンドで、最大の稼ぎ頭となっています。

 

また、1stライヴからわずか3ヶ月後の10月8日には、幕張イベントホールにて2ndライヴ、Roselia 2nd Live「Zeit」を開催。
この時点でまだ、結成から1年ちょっとしか経っておらず、初心者マークがとれたばかりくらいの状況ではありましたが、これまた大盛況のうちに幕を下ろし、次の舞台として、2018年5月のライヴが決まっています。

 

バンドリ!プロジェクトにおいて、Poppin’ Party(ポピパ)と双璧をなすロゼリアは、絶好調の歩みを続けていますね。
そして、3rdシングルからわずか3ヶ月ですが、今回4thシングルがリリースとなりました。
タイトルはONENESS

 

では11月29日にリリースされた、4thシングルの楽曲を紹介したいと思います。

4thシングル ONENESS

ONENESS(読み:ワンネス)

作詞:織田あすか(Elements Garden)
作曲:上松範康(Elements Garden)
編曲:藤永龍太郎(Elements Garden)

 

おなじみのElements Garden(エレメンツ・ガーデン)による作品ですね。

 

今回もゴシックメタル風の、疾走曲がシングルとしてカットされました。
ロゼリアの曲は神曲が多いという声を良く聞きますが、今回もまさにその感じです。

 

イントロは、ロゼリアのオリジナル曲では初めてとなる、コーラスによるスタートです。
恐らく全員によるものと思われますが、なかなか荘厳な始まりになっていて、ロゼリアの世界観にピッタリのコーラスです。

 

そこに湊友希那(cv 相羽 あいな)のタイトルコールと、ヘヴィなギターリフが切り込んできて華々しく楽曲が疾走を始めます。
今回もBPM190越えの速いテンポの楽曲が、バンドサウンドによって展開して行きます。
そして、バンドの音に加えて、ぶ厚いシンセサウンドが曲全体を彩り、いつものようなゴージャスなメタルロックとなっていますね。

 

基本となるギターサウンドはあくまでもヘヴィで、派手なソロはありませんが、重くかっこいいリフを刻み続けています。
ベースも、しっかり楽曲を支え、時々あらわれるブレイクポイントで、流れるようなメロディアスなベースラインが顔を出します。
ピアノも、やはりコーラス部分など、無音になるときなどに効果的に奏でられます。
また、間奏ではなかなかなピアノソロプレイが備わってます。
ドラムスはこの速い曲で、十分な存在感を見せてますね。

 

いつものように、CDではこの辺のバックのサウンドすべてはロゼリアのプレイではなく、プロのミュージシャンがプレイしていますので、当然のごとくかっこいい仕上がりになっています。
これをどのように、ロゼリアのメンバーがライヴで再現できるか、今回も要注目です。

 

ヴォーカルとコーラスのみ、この段階でロゼリア5人の声を聴けます。
相変わらず、相羽さんのヴォーカルはいいですね。
ほんとにただの声優さんなのか、と思える歌いっぷりです。
湊友希那に完全になりきっていますね。
今回は「私たちの ONENESS へと♪」の部分で、バックが無音になり、そこで力強く歌っているところが一つの見せ所でしょう。
ライヴで、バンドリーマーたちを見据えて相羽さんが、目力を伴い力強く歌う様子が目に浮かびます。

 

あと、コーラスで恐らく全員が歌入れしてますね。
この辺はみなさんお手のものですね。
あと、「孤独を捨てて掴むのは♪」と「惹き合い 生まれたキモチで♪」の部分で、ピアノをバックに二人で歌ってる部分があります。
恐らく一人は氷川紗夜役の工藤 晴香さんと思われますが、どうしてももう一人が聞き取れません。
百戦練磨の方々ならその辺まで聞き分けるんでしょうが、僕もまだまだ修行がたりませんね。
ライヴでの披露を待って確認したいと思います。

 

今回もゴシックメタル風といいましたが、やはりヴォーカルが中心の歌モノの楽曲であることに違いはありません。
サビは極上のエモーショナルなメロディラインをもってますので、キャッチーなアニソンの枠はしっかり押さえているわけです。
この辺の作りはさすがにエレガ組はうまいと思いますね。
メタルサウンドにする目的が、流行にあわせるのではなく、ただただ楽曲のかっこよさを増すためであるように感じます。

 

では、この楽曲が披露されるのは来年5月のライヴになるのでしょうか。
非常にライヴでの出来具合に関心が持てる、素晴らしい楽曲だと思います。
ライヴを楽しみに待つことにしましょう。(僕は在宅バンドリーマーなので、円盤になるのを待たないといけないのでかなり先になってしまいます・・涙。)

C/W Determination Symphony

続いてカップリングにも注目してみたいと思います。

 

Determination Symphony

作詞:織田あすか (Elements Garden)
作曲:藤永龍太郎 (Elements Garden)
編曲:藤永龍太郎 (Elements Garden)

 

作曲が上松さんから藤永さんに変わっていますが、今回もエレガ組による作品ですね。
読み方は、ディターミネイション・シンフォニー、となると思います。
歌詞の中の、「決意の調べ」というのがタイトルの意味に相当すると思われますね。

 

今回はヘヴィーチューン2連発で来ました。
なんか、ロゼリアの勢いを表しているような感じさえ受けます。
BPMはほぼONENESSと同等の高速ソングです。

 

この曲は既に10月8日の2ndライヴ、Roselia 2nd Live「Zeit」において披露されています。
また、その後スマホゲームのガルパ(バンドリ! ガールズバンドパーティ!)でも楽曲追加がされており、僕も先に聴けていました。
この楽曲がゲーム内で追加されたときに、多くの人が神曲呼ばわりしていましたね。
確かに、カップリングといえど、手抜きはありません

 

また歌詞の中に、「降り止まない苦しみに差し出された、微笑みのUmbrella♪」という節があり、これが今回のシングルのジャケットの傘の元のイメージになっていると思われます。

 

エレキから始まるイントロにバンドサウンドが組み合わさった瞬間から始まる音は、水樹奈々さんのOrchestral Fantasiaを思わせます。
そこから非常にかっこいい疾走が始まっていきます。

 

こちらもやはりサビはキャッチーで、非常に聞きやすいメロディになっています。
ここがポイントでしょう。
メタリックなのに聞きやすいメロディ
そして、相羽さん、なかなか高音も頑張って裏声ではなく実音でしっかりと強く出してますね。

 

また、毎度の事ながら、各楽器がいろんな場所でフィーチャーされてますね。
それぞれのプレイヤーがしっかりと目立てるように上手にアレンジしてあるのも、ロゼリアにしろポピパにしろ、このプロジェクトの楽曲の最大の特徴と言えるでしょう。
でも、当然ながら簡単なフレーズばかりではないので、中の人である声優さんたちの努力と練習は絶対に必要になりますね。
しかし、いつもライヴではそこをしっかりクリアして成長して見せてくれてますので、CDでのフル音源も良いですが、やはり早くライヴで見たいと強く願います。
既に述べましたように、2ndライヴでは既に披露されていますので、一刻もはやい円盤化、商品化が望まれます。

おまけのブルーレイにはRoselia 1st Live Rosenlied追加公演が収録

今回も太っ腹ですね。
単品でも商品になりそうなものですが、シングルのBlu-ray付生産限定盤には1stライヴがまるっと収められています。

 

これは非常にありがたいですね。
金額的にも、とてもリーズナブルになります。
YouTubeの「バンドリちゃんねる☆」では既にこのライヴの中から、「熱色スターマイン」と「LOUDER」が期間限定で公開されてますが、前者は今の時点で150万再生を突破しています。
このようなフルサイズの公開はとてもありがたいですね。
やはりこのバンドの最大の魅力は、リアルにライヴをするところですから、これは非常に大きな宣伝効果があると思います。
実際、コメントの数々にはロゼリアの魅力に圧倒されたものが多く含まれています。

 

収録されているのは、7月29日に有明コロシアムで行なわれた、Roselia 1st Live「Rosenlied」の追加公演の様子です。
冒頭でも述べましたように、7000人のバンドリーマーさんの前で、演奏が披露されています。
ポピパの1stライヴと同様、曲数は多くはありませんが、非常に素晴らしいパフォーマンスを見せています。
これは間違いなく、見るべき作品だと思います。
僕も、想像を遥かに越えたプレイを見ることができました。
特に、氷川紗夜役の工藤 晴香さんのギターが、僕が思っていた以上にしっかりとプレイされていたことに驚かされました。
ぜひともまだ購入されてない方には、早くゲットして鑑賞することをおすすめしたいと思っています。

 

そしてこの1stライヴの内容は次の記事いつものように実況解説したいと思いますので、そちらも読んでいただければうれしく思います。

 

今後、ポピパとロゼリア以外の3バンド、「Pastel*Palettes」「Afterglow」「ハロー、ハッピーワールド!」も2ndシングルを順次リリースしていく運びとなっています。
また、スマホゲームのガルパ(バンドリ! ガールズバンドパーティ!)はGoogle Playの「ベストオブ2017」のアトラクティブ部門とユーザー投票部門の2部門で大賞を受賞しました。
アニメの二期がいまだに発表されないわけですが、ゲームが好調のおかげで、まだまだバンドリ!プロジェクトは当分安泰のようです。
とりあえず来年5月のポピパとロゼリアのライヴも決定していますので、しばらく安心して楽しむことにしましょう。