Poppin’Partyのキーボード&タンバリン担当 市ヶ谷有咲(CV:伊藤彩沙)

BanG Dream!よりキャラクターソング第5弾! す、好きなんかじゃない!





7月26日、大橋彩香さんのキャラソンと同日に、Poppin’Party(ポピパ)の最後のキャラソンが発売されました。
第5弾 「す、好きなんかじゃない!」です。

歌うのはポピパでキーボードを担当している市ヶ谷有咲、キャラクターヴォイスを当てるのは伊藤彩沙さんです。

メンバーのツッコミ隊長、伊藤彩沙さん

伊藤彩沙さんについて

伊藤さんはまだ、声優さんとしては芸暦は長くはない。
2013年の「ミルキィホームズシスターズ  メンバースカウトオーディション」に申し込み、見事2000人の中からグランプリをとってからの声優デビューです。
ちなみにその時涙を飲んだ人の中に、西本りみさんがおられました。
まさか、ここで共演することになるとは、ですね。

 

そして、バンドリ!のプロジェクトに抜擢されるのですが、他の4人はほぼ何かしら楽器に触れてきていましたが、伊藤さんのみはほぼ楽器未経験状態からはじめることになりました。
バンドリ!全体で音楽プロデュースをしている上松範康さんも、彼女のキーボードは最初は片手弾きからだったと語っておられます。
しかし、楽曲を重ねるごとに、ハードルを少しづつ上げていき、今や両手で軽やかに弾いたり、弾きながらコーラスを入れたりもできるようになってきてます。
そんな彼女たちの努力の過程を見られるのも、バンドリ!の魅力の一つとなっています。

どんどん上達してます。

す、好きなんかじゃない!

さてそんな彼女も数々のライヴやイベントでの演奏をこなしながら、キーボード&タンバリン担当として成長を遂げてきたわけですが、伊藤さんもキャラソンをリリースすることになりました。

 

す、好きなんかじゃない!

作詞:中村航

作曲:岩橋星実(Elements Garden)(いわはしせいまと読むようです。)

 

というわけで、まず作曲はエレガの岩橋星実さん。
岩橋さんについては、あまり良くわかりませんが、数多くのアニソンやゲームの楽曲の作曲や編曲に携わっておられるようです。
ちなみに、バンドリ!関係ではGlitter*Green(グリッター・グリーン、通称グリグリ)のDon’t be afraid!や、Afterglow(アフターグロウ)のThat Is How I Roll!の作曲者でもあられます。

 

楽曲はとてもかわいらしくも疾走感あふれる良い曲となってますね。

 

しかし、今回の焦点にすべきは間違いなくこの歌の詩の世界でしょう。
作詞はいつものごとく原作者の中村航さん。
もう、ツンデレの有咲が見事に描写されてます。

 

大塚さんのキャラソンが一番コミカルとこれまで思ってましたが、今回伊藤さんのはそれを軽く上回ってきました
いや、これは、ザ・キャラソン、ですね。
歌詞の一つ一つが、劇中の有咲を思い出させるものとなってます。
特に、アニメ序盤の、香澄と有咲のやりとりが脳裏に浮かび上がります。

 

友達も少なく、家で一人盆栽に水をあげながら木々に話しかける平穏な日々
そんな安らかな日々に香澄がどかどかと土足で踏み込んできます。
顔が近い、圧が強いそして、ぐいぐい来る”、香澄にうぜーうるせーとはねつける有咲。
心の中では、それを心なしか楽しみに待つようになってきながらも素直になれません

 

みんなのこと大切だと思いながらも素直になれない、素直になりたいけど出来ない、助けて!、といった、そんな有咲の心情を描写した素晴らしいキャラソンになってると思います。

 

それに加えて、“ちょままちょまままちょっと待ってちょっと!”といった、有咲の動揺した感じが、コミカルに疾走感のあるメロディにのってとても楽しい曲にもなってます。
伊藤さん、見事に有咲になりきって歌ったと思います、グッジョブです。

 

演奏に関してもとてもバンドの楽しさが凝縮された良い曲になってると思います。
キーボード担当のキャラソンにふさわしく、イントロはさわやかなキーボードで始まります。
曲中もキラキラしたピアノフレーズが散りばめられて、素敵です。
また、ギターも爽快なメロディを奏でるスタートで、非常にいいです、
バッキングも、軽快なリフはもちろん、曲を飾る装飾的な音もきらびやかにあふれてます。
ギターソロも短いながらも、結構存在感のあるかっこいいものとなってます。
ベースも、しっかり楽曲を支えててバンドらしくていいです。
ドラムももちろん、疾走感ある楽曲の要として軽快に叩かれてます。

 

コミカルな詩がのっていますが、音楽的には非常に良く出来たバンドサウンドに仕上がった良い曲となってます。

 

伊藤さんは自身のブログでこの曲についてこんな風に語ってます。

この曲は有咲がどんな子かこの一曲でわかっちゃう自己紹介ソングです💕

歌詞を見ると有咲のツンな行動とデレな心情が表現されております╰(*´︶`*)╯💕💕

仮歌でデータを貰った時にかわいすぎるううーー!って興奮しちゃってタリーズコーヒーで1人ぷるぷるしてたなあ〜〜╰(*´︶`*)╯

メロディも歌詞も最高!最高の曲です!!

確かにおっしゃるとおりです。
有咲の描写は完璧ですし、最高の楽曲と僕も思います!

 

さて、8月21日、この曲の武道館公演での披露は間違いないと、僕は思ってますが、どのような形になるでしょうか。
他のキャラソンへのコメントでも言ってますが、ポピパのメンバーにはこの曲に関しても演奏するだけのスキルは既に持っていると思われます。
あと、問題は練習時間をどれだけとれるか、という点に尽きるでしょう。

 

ただ、伊藤さん、キーボード弾きながらメインヴォーカルとれるか、これは問題ですね。
ちょっと、この曲は早口な部分もあるので、弾きながらは難しいかもですね。
それに、逆にこの曲に関しては、伊藤さん、前に出てきてバンドリーマーを煽りながら歌い上げて欲しいってのも個人的には思います。

 

ちげーよ!(ちげー!)、うぜーよ!(うぜー!)の部分は、バンドリーマーの出番ですからね。
これは、伊藤さんが前に出てしっかり会場を煽ってくれるのが見てみたいです。
でも、やはり、一番望ましいのは、キーボードも弾きながら、伊藤さんが歌い上げるパターンでしょう。
結構ハードル高いですが、伊藤さんのがんばりに期待してます。

 

最後に一つだけ言わせてもらうと、タイトルは「す、好きなんかじゃない!」なのか「す、好きなんかじゃねー!」にするか迷ったのではないかと勝手に推測してます。
有咲のノリからすると、間違いなく「じゃねー!」って言ってるはずです。
ただ、劇中で、見た目だけで言えば、有咲は美少女でおしとやかなお嬢様です。
また、有咲自身も、他人、特に知らない人にはおしとやかに見せようと努力をしています。
その要素を考えて見ると、シングルのジャケットは、まさにたおやかな女の子のように振舞ってる絵であり、お嬢様らしく振舞ってる絵でもあるようです。
全国の見知らぬ人が購入するにちがいないシングルには、かわいく写りたい、と思うであろう有咲の心情がうかがえますね。
そういうわけで、タイトルも、あえて「じゃねー!」じゃなくて「じゃない!」というかわいい方を採用したということになるでしょう。

 

非常にかわいらしい有咲の一面がにじみ出たタイトルと、ジャケットになってると思います。
でも、歌詞で、全部ばればれになってしまいますけどね。
その辺の見た目とのギャップが萌え要素の一つともなっているわけです。

C/W   夏空 SUN! SUN! SEVEN! ~Acoustic Ver.~





この曲の選曲もちょっと意外でした。
でも、やはりこの曲も、元が良いだけに、アコースティックアレンジもいいですね。
また、伊藤さんもいつもコーラスで声が目立って、良い声だとはかねてから思ってましたが、この曲でも彼女の声の魅力満載ですね。
やはりアコースティックアレンジは、そうした生の部分が際立つのでとても好感が持てます。

 

「どれくらいなの♪」

 

ここは眉をひそめて言ってる感じがとても有咲らしくていいですね。
聴き所、見所の一つとなってます。

 

これはやはり、曲数の関係で武道館公演で披露されることはないと思われますが、見てみたい気持ちはいっぱいです。
鍵盤ハーモニカの音らしきものが、各所で聴こえます。
ライヴでやるとすると、そこは歌いながらは無理なのであきらめますが、鍵盤ハーモニカのソロだけは吹けるはずです。
ここだけでも、演奏すると会場は間違いなく盛り上がるでしょう。

鍵盤ハーモニカもお手の物。

自身のブログではこう言ってます。

有咲らしい遊びも入れつつ、アコースティックアレンジの陽気で軽やかなイメージに合わせて歌わせていただきました。

とてもにぎやかしい楽しい楽曲が、落ち着いたかわいい楽曲に変わった、素敵な作品になりました。
これも武道館でのまさかの披露にわずかな期待を持ちながら待ちたいと思います。

武道館へ向けて

伊藤さんも忙しい声優生活を送っておられます。
ミルキーのフェザーズ、めがみめぐりなどで、キャラソンを歌ったり、イベントに参加したり、ラジオのレギュラーもありますし、やはりなかなかハードなはずです。
そんななか、8月21日の武道館公演に向けて、キーボードの練習にも忙しいにちがいありません
半年前の3rdライヴ以降、楽曲は増えましたし、今回の自分のキャラソンも演奏しながらかどうかはわかりませんが、歌わなければならないのは間違いないでしょう。

 

十分な練習をして、余裕を持って武道館でプレイして欲しいと思います。
音楽プロデューサーから来るさまざまなハードルをこれまでも乗り越えてきました。
それによって短期間で、かなりキーボードは上達していると思います。
いっそうの成長を僕たちは期待してますので、多忙な中ではありますが、がんばって欲しいと思います。

 

加えて、キーボードのないパートでのタンバリンと、観客のあおりにも期待をしています。
なかなか5人の中で、いい役割を演じてると僕は思ってます。
壮絶なタンバリンプレイと、有咲ダンスも楽しみにしております。

壮絶なタンバリンプレイ&有咲ダンス

では、武道館まであとわずか、盛り上げは現場のバンドリーマーさんにお任せします。
思いっきり、ちげー!うぜー!(2番とラストは、うるせー!です。)と大声でコール、お願いします。

なお、ポピパの9/20発売のPoppin’Partyの7thシングルの生産限定盤には2017年2月5日に開催された「BanG Dream! 3rd☆LIVE Sparklin’ PARTY 2017!」の模様とメイキング映像を収めたBlu-rayが付きます。
生産限定盤だそうなので、ご予約お忘れなきよう