2月の特定検診の結果が届きました。




過去記事でもお話ししているように、昨年2020年の6月からプチ断食(16時間ダイエット)に挑戦し、実際に痩せる効果を体感してきました。
確かにこの手法が体重の減少、内臓脂肪の減少に大きな効果をもたらしたことは、自分の体感的には一目瞭然です。
空腹の時間を作ることによって、食べたものではなく体内の余分な脂肪をエネルギーとして使用するためにそのような結果になったわけで、確かに論理的であると考えられます。

 

そして、この16時間ダイエットでは、オートファジーという体内に秘められた機能が発揮することで、悪くなった細胞がリサイクルされる、というさらに良い効果がある、と説明されています。
それによって、がん細胞になりそうな傷んだ細胞や細胞内のごみを含めて、新しい細胞にリサイクルする、というすばらしい効果が期待できる、とのことです。
ですから、オートファジーは、病気の予防だけでなく、アンチエイジングにも大きな期待の持てるとてつもない素晴らしい機能なのです。
そんな恐るべき機能が体に備わってるなら、使わなきゃもったいないじゃないでしょうか!?

 

それで、僕はダイエットに加え、こうした病気予防やアンチエイジングにも期待を込めてこのプチ断食を始めてみました。
これまで数年にわたって、自分の健康診断の結果としては、ちょっと腎機能に問題が出始めて、いろいろと数値が悪化の一途をたどっていたので、オートファジーがこうした状況にどれほど効果があるのか、非常に興味を持って今回の特定検診に挑んだわけです。

 

結果は、期待通りのものでした。
もちろん、まだ始めてから9か月の時点での検査なので、そんなにドラマティックな激変ではなかったものの、この方向性は間違っていない、という確信を与えるに十分な結果を得られたと思っています。

 

では、ここから結果をお知らせしたいと思います。

結果発表

体重の変化

4年前から順に

68.0 ⇒ 69.2 ⇒ 70.6 ⇒ 71.2 ⇒ 66.5

このように、昨年まで順調に増え続けた体重が、この1年で一気に元通り以上に減っています。
これは、やはりプチ断食の一番わかりやすい成果の一つと言えます。

 

腹囲の変化

4年前から順に

77.8 ⇒ 78.6 ⇒ 80.5 ⇒ 83.0 ⇒ 77.0

これも昨年まで上昇の一途だった数字が、一気に4年前以下に減っています。
僕がプチ断食を始める最初のきっかけが、ズボンのボタンが閉まらない、というものだったことを考えると、間違いなくこの方法は僕にとって大きな成果をもたらしてくれたと思えます。

 

悪玉コレステロール(LDLコレステロール)

4年前から順に

107 ⇒ 125 ⇒ 134 ⇒ 136 ⇒ 119

これは動脈硬化の危険因子と言われてますが、3年前から基準値の119を超えて上昇の一途をたどっていました。
しかし、今年は見事にちょうど基準値の119まで回復してます。

腎機能の改善

僕はここ数年、軽度の腎機能低下が見られるので経過を見るように、と医師の所見で書かれていました。
慢性腎臓病になると、悪化すれば人工透析、最悪で腎臓移植が必要になるという恐ろしい結果が待ち受けています。
なので、とてもこの経過観察は気にはなっていたのですが、まだ軽度ということで特に何かをやってはきませんでした。
そのため、数字は少しづつ悪化の一途をたどっていたのです。

 

それで、今回はプチ断食、オートファジー機能により、ダイエットはもちろんですが、とりわけ腎機能の改善が見られないかにとても注目していました。
そして、今回の検査は、非常にポジティヴな結果が得られたと思いますので報告します。

 

血清クレアチニン

4年前から順に

1.04 ⇒ 1.08 ⇒ 1.14 ⇒ 1.12 ⇒ 1.05

血液中のクレアチニンの増加は、腎臓の糸球体の濾過機能が低下していることを意味するそうです。
正常値は男性で1mg/dl以下とのことです。

 

数字を見ると、僕はすでに4年前から基準値を超えていたわけですが、数値は昨年まで年々上昇していたものの、今年は見事に4年前の数字にほぼ戻っています。
正常値の範囲には入ってはいませんが、悪化は食い止められ、正常値に戻りつつあることがわかります。
これは非常にうれしかったですね。

 

そしてもう一つの腎機能の数字についても見てみます。

 

腎機能 eGFR

4年前から順に

61.2 ⇒ 58.4 ⇒ 54.7 ⇒ 55.4 ⇒ 59.2

eGFR とは推算糸球体濾過量とのことです。
わかりやすく言えば、腎臓にどれくらい老廃物を尿へ排泄する能力があるかを示す数字です。
なので、この数字が低ければ、老廃物を尿へ排泄する能力が弱っていることを示すことになります。
そして、その基準値は60で、60を超えた状態でないと、腎臓の働きが低下しているというわけです。

 

で、僕は4年前は61.2で基準値を超えていたのですが、その後の3年間は数字が悪化していて、55前後になってました。
これもあって、経過観察ということになっていたわけです。

 

しかし、今回、うれしいことに数字はV字回復を遂げ、59.2まで回復してるじゃないですか。
これも、オートファジーの力であれば、すごいことだと思います。

特定検診結果の結論

というわけで、以上が昨年6月から行った約9か月のプチ断食後の初の特定検診の結果でした。

 

結果からわかるように、腎機能に関しては、昨年から今年にかけて数字の悪化が下げ止まっているだけでなく、正常値に近づいているのがはっきりとわかりました。
これが、本当にプチ断食の効果なのかは明確にはわかりません。
しかし、それ以外に何も改善のための手法をとっていないことを考えると、やはりプチ断食のおかげではないか、と考えるのが道理にあっているのではないかと個人的に思います。

 

プチ断食をやって、体重の減少とお腹をひっこめたのは、間違いない効果だと思います。
それに加えて、腎機能の悪い数字の改善も、やはりこの方法の結果と思えます(※とりあえず個人の感想です)。

 

青木先生の「「空腹」こそ最強のクスリ」には特に腎臓に関しては触れられてはいませんので、全くプチ断食と今回の好結果は関係はないかもしれません。
しかし、ファスティング(断食)に関して調べていた時に見つけた、ジャーナリストの船瀬俊介氏がYouTubeで語っていたことを思い出しました。
彼によると、ある断食の専門医が、「初期の人工透析患者のかなりの人を断食によって透析から解放した」、と言っていたのです。
諸般の事情により、その専門医はそれを公にしてない、という話でした。
まあ、これが本当かどうかは専門ではない僕には確かめる術はないわけですが、今回の特定検診の結果から考えると、あながち嘘ではないような気もします。
今後の数字の行方を見てみると、真実は明らかになるかもしれません。

とにかく、今回の特定検診の結果は僕にとっては非常に上出来だったと思います。
さらにプチ断食を続けて、数字のさらなる改善が見られるかどうかについても非常に興味が湧いています。

 

次の特定検診は来年になりますので、またこの一年間、できるだけ16時間を空けるように努力を続けていく動機が強まりました。
また、結果が出次第、報告したいと思います。