オリジナルメンバー5人でのラストシングル Roselia 5thシングル Opera of the wasteland c/w 軌跡

衝撃の遠藤ゆりかさん引退





2017年12月17日、衝撃のニュースが飛び込んできました。
Roselia(ロゼリア)のベース、今井リサ役の声優である、遠藤ゆりかさんの引退発表です。

 

まさにロゼリア快進撃の真っ最中でこれからどれだけ伸びるか、非常に大きな期待を持っている中でのこの知らせに、身も凍る思いがしました。
もちろん、人の人生なので、その思いは尊重すべきなのは当然なので、受け入れたいとは思っています。
遠藤さんも一生懸命に考えた末の結論に違いありませんからね。
でも、あまりにももったいない、というか残念でならないというのが正直な気持ちです。

 

というのも、遠藤さん、あまりにも今井リサ役がはまっていたからですね。
もう、そのまんまリサ姉だ、って声もたくさん聞こえてました。
明るくみんなを引っ張る性格、仲間への愛情など、他にこの役は考えられないはまり役だったと思います。

 

その上、ベーシストとしての成長もあげられます。
このバンドリ!プロジェクトに参加して初めてベースをプレイするようになったのですが、相当に練習をしたのでしょう。
デビューからわずか1年ほどで、非常にかっこよく上手いベーシストに成長を遂げました。
そのプレイが上達しているのももちろんですが、ベースを持つたたずまいも、もはや玄人っぽく非常にかっこいいプレイヤーになっています。

 

見た目もプレイも、しっかり今井リサになりきっている、と僕は目を細めてその成長を見守ってきたわけです。

 

そんな彼女がいなくなるって、あまりにも抜ける穴が大きすぎて、ロゼリアの今後さえ心配になってしまいます。
遠藤さん同様に今井リサを、声だけでなく、ベーシストとしても演じれる人は見つかるのでしょうか。
しっかりと見守っていきたいと思います。

 

引退は5月末とのことなので、バンドリ!に関しては、5thライヴまではロゼリアの一員として務め上げそれをもって卒業になるようです。
それまでに、今回3月21日に5thシングルがリリース。
そして5月2日に1stアルバムがリリースすることも決定しています。
オリジナルの5人の集大成とも言えるアルバムになりますね。
とても楽しみです。

 

遠藤さんがいなくなるのは非常に寂しいですが、最後まで一つ一つのキャラをしっかりと大切に演じきると宣言しておられますから、温かく見守り、そして同時に熱く応援していきたいと思います。

5thシングル Opera of the wasteland

作詞:織田あすか(Elements Garden)
作曲:藤永龍太郎(Elements Garden)
編曲:藤永龍太郎(Elements Garden)

さて、今回リリースのシングルの紹介ですが、まずは、Opera of the wasteland(読み:オペラ・オブ・ザ・ウェイストランド)ですね。
荒野の歌劇、という意味になると思いますが、これはガルパの「Neo Fantasy Online -旅立ち-」のイベント内での楽曲になります。

 

このイベントは内容が非常に面白かったですね。
燐子とあこがやっているオンラインRPGに残りの3人が仕方なく参加することになります。
そこでの、普段無口な燐子の饒舌で驚異的なタイピングや、クールな友希那のポンコツぶりなどが、とても笑えました。

 

まあ、オンライン上で力を合わせて、敵と戦いながら冒険の旅をするストーリーだったわけですが、その内容にふさわしい楽曲ができあがりました。
藤永龍太郎さんによるこの曲は、ロゼリアらしい怒涛の疾走感の感じられるメタルソングになっています。

 

イントロは、壮大な景色を感じられる雰囲気で、シンフォニックな吹奏の音がRPGっぽく響き渡ってますね。
で、いったんエレキの切り裂くようなリフが入って始まるのは、ゴリゴリの高速ドラムです。
BPMは140弱にも関わらず、ドラムは倍テン(倍のテンポ)のノリで叩かれていきます。

 

Aメロはいったん静まって、バックのゴージャスなシンセサウンドにのって、友希那が歌いだします。
A’パートでは、リズム隊とコーラスが加わり、厚みのあるサウンドへ
Bメロでは、マーチングバンドのようなリズムを叩くドラムに乗せたメロディ。
Cメロでは、鐘の音がRPGの雰囲気をさらに生み出しています。

 

そしてサビでは再び倍テンの高速疾走パートへ。
友希那(cv:相羽あいな)が、勢いのある力強いヴォーカルを聴かせてくれてますね。
高音パートも地声でしっかりと歌いきってます。
そしてメンバーのコール&レスポンスもばっちりで、いつものようにロゼリアらしい盛り上がりを見せています。
間奏はゴージャスなシンセサウンドが楽曲を豪快に彩っています。

 

また後半のサビでもシンフォニックサウンドがRPGの雰囲気をしっかりと生み出してます。
ギターソロも複雑ではないですが、高速で弾ききられてます。
そしてラストまで疾走感を保ったまま、豪快なエンディングを迎えます。

 

いやいや、いまだにこのクオリティで楽曲が作れるとは、相当力入れてる感じが伝わってきます。

 

さて、この曲もいつもどおり、ヴォーカル以外はプロのミュージシャンがレコーディングしているわけで、あとはライヴでいかにこの音源に近い演奏をロゼリアのメンバーがプレイするかに注目したいと思いますね。

 

湊友希那 役の相羽あいなさんは、いつものように、かっこよく友希那になりきって力強く歌いきることができるでしょう。
彼女のヴォーカルは、非常に安定して力強くて素晴らしいと思います。
ロゼリアを特徴付ける、本格派のヴォーカリストを見事に演じきっていると思います。

 

ベースの氷川紗夜 役の工藤 晴香さんも1stライブを見る限り相当練習して腕を上げているようですね。
まだ、2ndライヴは見れてないのですが、彼女の成長からすれば、ギターリフ、ソロ共にかっこよくきめてくれることでしょう。

 

キーボードの白金燐子 役の明坂 聡美さんも、今やリハビリの期間も終え、しっかりと指は指板をなめらかに動くようになってますね。
この曲でも、やはりシンセに包まれているとはいえ、ピアノも結構聞こえますが、しっかりと弾ききってくれるでしょう。

 

ベースの今井リサ 役の遠藤ゆりかさんは、5月のライヴが最後になりますが、やはりいつものように余裕っぽくベースラインを流れるように弾いてくれるに違いありません。
彼女がこの曲をプレイするのを見るのが5月の5thライヴ一度きり、というのは本当に残念ですが、きっと魂のこもったプレイを見せてくれるでしょう。
大期待しております。

 

最後に、この曲で一番の難関となるのは、やはりドラムでしょう。
BPMは140弱でも、先ほど述べましたように、倍テンのノリがあります。
つまり体感はBPM280くらいなノリなわけです。
これは宇田川あこ 役の櫻川めぐさんにとってはかなりな鬼門となるに違いありません。
あのロゼリア最速のLOUDERより速いノリを生み出すのは難儀だと思われますが、きっとこれまでと同様、必死の努力で櫻川さんはやりきることでしょう。
卒業する遠藤さんのためにも、しっかり叩ききって欲しいですね。

 

このように見どころたっぷりの新曲になりました。
5月のライヴがさらに楽しみになる、シンフォニックメタルに仕上がりました。
ロゼリアらしいかっこいい楽曲だと思いますね。

c/w 軌跡

作詞:織田あすか(Elements Garden)
作曲:藤永龍太郎(Elements Garden)
編曲:藤永龍太郎(Elements Garden)

ではカップリングの軌跡について語りたいと思います。
表題曲と同様の作家陣による楽曲で、ロゼリア初の本格バラードになっています。

 

もう、これは涙なしには聞けない楽曲です。
というのも、間違いなく卒業し、バンドを離れていくリサ(遠藤さん)への歌となっているからです。

 

共に5人で歩んだ軌跡が歌われていますね。

ありがとう
廻る地球 貴方と私は進む
握る手離れても
終わらない絆がある

ありがとう
此処で逢えた 貴方と私の軌跡
一つだって忘れないわ いつまでも熱いままで

ロゼリアのメンバーがとても仲が良いことは、いろんなイベントの様子やラジオなどからも明らかです。
また、ツイッターでも、一緒に焼肉に行った話を始め、いろんなとこで共に楽しい時を過ごしている様子を、メンバーの誰ともなく発信しています。
まだ結成してから1年半ちょっと、というわずかな期間ですが、5人が共に濃密な時間を過ごしていることをうかがえます。

 

共に高次元の実力派バンドというロゼリアを演じきってきた仲間たち
そこから、一人卒業するわけです。

 

握る手離れても終わらない絆、とか、貴方と私の軌跡を熱いまま一つだって忘れない、とかもはや考えるだけで完全に涙腺が緩んでしまいます。

 

感謝の気持ちと、ずっと忘れない気持ち、そしてこれから互いの道を歩んでいくことへのエールなど、5人ならではの内容が歌詞に表現されています。
これは、ちょっとエモ過ぎます。
5月のライヴで披露されているのを見たら、完全に僕は泣いてしまうでしょう。

 

相羽さんはインタビューで、絶対に泣かない宣言をしています。
なぜかというと、彼女の演じる湊友希那はステージ上では絶対に泣かないから、と。

 

でも僕は、相羽さんは泣くと思いますし、泣いてほしいとも思います。
意志と芯の強い友希那が泣くことで、一層絆の強さが感じられるんじゃないでしょうか。
何か5月のライヴの様子を、妄想するだけで泣けてきそうです。
相羽さんが泣くか泣かないか、いずれにしても、5thライヴで披露するのは間違いありませんから、心から楽しみにして待ちたいと思います。

 

楽曲は、キーボードスタートのゆったりしたバラードです。
この曲では、演奏自体に特筆すべきものはないようですが、テンポがBPM86くらいという、ロゼリアの楽曲の最もスローな楽曲になっています。
なので、このテンポキープが逆に難しかったりするのかもしれませんね。

 

やはりこの曲の最大の見どころは、友希那役の相羽さんのヴォーカルとなるでしょう。
通常であれば基本的に相羽さんは、裏声は使わず、ほとんど力強く地声で歌い上げています。
“圧”がある、と言われる相羽さんならでのパワーヴォーカルが、特徴の一つですね。

 

ところが、今回の1回目のサビでは珍しく裏声を用いて優しく歌い上げています。
これは彼女のこれまでのロゼリアの歌の中では非常に希少に思われますね。
やはり、この遠藤さんへの感謝を伝える優しいバラードということで、気持ちを抑えて優しく歌っているのかもしれません。

 

しかし、2回目のサビでは、全部地声で力強く歌いきっているのです。
ここにはゾクゾクさせられましたね。
1番では、いつもと違う歌唱で遠藤さんを送り出そうとしては見たものの、やはりロゼリアの湊友希那はこれじゃない、と思い返していつものパワーヴォーカルに戻したような感じです。
遠藤さんと過ごしたこれまでの1年半で見せた、いつもの友希那の声で、友希那らしく歌うのが、一番の餞別になるのでは、と思ったのかもしれません。

 

この辺は僕の想像に過ぎませんが、この歌唱法の変化で、いっそう楽曲が後半へ向けて盛り上がりを見せていると感じます。
大サビでもやはり地声で力強く歌ってますので、もう、心が動かされるのを止められません。

 

この曲もまた、5月のライヴでの披露が楽しみで仕方ありません。
5人の最高のプレイができて、素晴らしい思い出が残るのを期待しています。

ロゼリアのこれから

ロゼリアの5thシングル、Opera of the wasteland はオリコンデイリーチャート第2位、というバンドリ!史上最高位からスタートしています。
まあ、僕はこのオリコンチャートってのは、たまたま競合曲があるかどうかで順位が上下するのであまり重視はしていないのですが、でも立派な順位だとは思います。

 

もともと人気上昇中だった上に、遠藤さんの卒業という一つのドラマが加わることで、さらに快進撃が見られそうですね。

 

そして、5月2日には1stアルバム、「Anfang」のリリースが決定しています。
これまでの5枚のシングル全曲に2曲の新曲の加わる全12曲収録です。
まさにロゼリアの軌跡が収められた、集大成的なアルバムになっています。
特に遠藤さん在籍時の集大成として、一つの区切りとなる作品とも言えるでしょう。

 

また、このアルバムのBlu-ray付生産限定盤には、2017年6月に開催されたRoselia 1st Live 「Rosenlied」、同年10月に開催されたRoselia 2nd Live 「Zeit」のライブ映像が付属されます。
ちなみに4thシングルであるONENESSのBlu-ray付生産限定盤についてきたライヴは、7月29日に行なわれた Roselia 1st Live 「Rosenlied」追加公演なので、1stライヴといっても別物となっています。
700人キャパの会場での、ほんっとの単独初ライヴですよ。
これは必見です。
また、2ndライヴも、楽しみに待っていました。
ついに見れることになり嬉しい限りです。

 

ちょっとお値段は張りますが、これは在宅バンドリーマーの僕は買わない、という選択肢はありません
5月が楽しみです。

そして5月13日には、BanG Dream! 5th☆LIVEのDay2としてロゼリアのライヴ -Ewigkeit-が行なわれます。
櫻川さんのツイートによれば、ライヴタイトルは今回もドイツ語で、発音は「エイヴィヒカイト」、意味は永遠、ということらしいです。

 

永遠に続く絆がテーマになってるようで、遠藤さんの卒業が当然念頭に置かれていると思います。
離れても終わらない絆は、まさに永遠なのです。
もう、このライヴは号泣必至でしょう。
現場のバンドリーマーさん、盛り上げ頼みます!
僕は遅ればせながら、ブルーレイ化された後、鑑賞して号泣します!

 

遠藤さんはそのライヴで卒業されます。
でも、それまでは全力で打ち込むと宣言しておられます。
一生懸命最後まで力を尽くして、いい思い出をいっぱい作ってから卒業して欲しいと思います。
応援してます。
遠藤ゆりかさん!最後まで走りぬけ!!僕は忘れません!!!