新生Roselia(ロゼリア)発進 Roselia 6thシングル R





バンドリ!プロジェクトからの2番目のリアルガールズバンド、ロゼリア。
2016年8月5日の結成以来、5枚のシングルを全てオリコンウィークリーチャートTOP10内に送り込み、1stアルバムとなる「Anfang」はウィークリーチャートで第2位を記録しています。

 

そして、既に3度の単独ライヴ(追加公演もあり)を大成功させ、まさに今伸び盛りのガールズバンドの一つとなっています。

 

そんな華やかな活動の中、とても残念なことに、結成から共に活動してきたベースの今井リサ役の遠藤ゆりかさんが、声優活動からの引退と共に、ロゼリアからも卒業してしまわれました。
このバンド結成を機に始めたベースでしたが、とても玄人っぽい、非常にかっこいいパフォーマンスとプレイを見せてくれ、高評価を築きつつあった中での卒業ということで、もったいないという感想がどうしても先に立ってしまいましたね。

 

とはいえ、遠藤さん自ら選んだ人生の選択だったでしょうから、それは尊重してあげて、今後の彼女の生きる道にエールを送りたいと思います。

 

急遽ベーシストを失うことになったロゼリア、あの遠藤さんに代わりうる代役は声優界にいるのだろうか、と僕は心配してましたが、さすがに裾野の広い声優の世界です。
見事に、代わりの声優ベースプレイヤーが発掘されました。

 

中島由貴さん。
20歳。
アイドルマスター シンデレラガールズなどで声優をしておられます。
かつて軽音楽部に入っており、特技としてベースをあげておられました。

2年前のツイッター投稿写真。まさか、ベースが仕事に生かされるとはこの時は思いもしなかったのではないでしょうか。

スマホゲームのガルパで、中島さん演じるリサの声を聞きましたが、大きな違和感もなく、むしろ、いい感じでリサになってると僕は思いました。
遠藤さんのリサにこだわり過ぎずに、自分なりのリサを追求していって欲しいと思います。
加えて、ルックスも非常に愛くるしい感じで問題ないので、あとは他の4人とどれほどの親しい関係性を持てるかに今後注目していきたいと思っています。

 

彼女は、遠藤さんの最後のライヴとなる、BanG Dream! 5th☆LIVE Day2:Roselia -Ewigkeit-(エイヴィヒカイト)に出演、お披露目となりました。
このライヴで、遠藤さんと中島さんがうまくバトンをタッチしたようですね。
在宅バンドリーマーの僕は、当然ながらその様子を見れてません。
一刻も早い映像化をお願いしたい!!と思ってます。

 

さて、そんな中島さんが合流して初のシングルが、今回2018年7月25日リリースの6thシングル「R」ということになります。

Roselia 6thシングル R

作詞:織田あすか(Elements Garden)
作曲:上松範康(Elements Garden)
編曲:藤永龍太郎(Elements Garden)

ということで、デビュー曲のBLACK SHOUTと同じ布陣ですね。

 

作詞はいつもどおり織田さんです。
このようなアニソンならではの世界観はお手のものですね。

 

で、タイトルの「R」ですが、歌詞の中に出てくるROSE(薔薇)のRで間違いないでしょう。
Rose shouts so loud!(薔薇は大声で叫ぶ!)とあり、薫り高く未来永劫咲き誇る、と続きます。
当然Roseliaの名前はRose(薔薇)に由来するわけで、つまりはこの「R」はRose(薔薇)の「R」であると同時に、Roseliaの「R」でもあると言えるでしょう。

 

曲全体には「Shout out!(大声で叫べ!)」という言葉が繰り返し現われます。
そして、歌詞の最後にはこうあります。

 

絆の薔薇よ 美しく(華ひらくとき)
私たちのモノガタリが(また始まるの・・・)

 

これらから想像するに、この曲はBLACK SHOUT新生ロゼリアヴァージョン的な存在はないかと思われます。
ここから始まる新生ロゼリアの絆とモノガタリは、この曲とともに進みだすのです。

 

メンバーが代わったとしても、ロゼリアは未来永劫咲き誇る、という決意表明の楽曲のように感じられます。

 

そしてそんな新生ロゼリアにとって重要な、新たなスタートとなる節目の楽曲には、上松さん楽曲がふさわしいと思いますね。
相変わらずBPM190ほどの高速チューンですが、今回は、またロゼリアの新たな面を引き出した名曲になっていると思います。

 

全体的には、いつものシンフォニックなサウンドが楽曲を彩っていますが、その中でもいろんな新しいものが加わっています。
やはり、1番最初に耳を引くのは、アダルティな雰囲気が持ち込まれてることではないでしょうか。
こんな都会の夜のような雰囲気は、これまでにはなかったですよね。
とても設定の高校生バンドとは思えない、大人な雰囲気が非常にかっこよいです。

 

その大人の雰囲気をかっこよく歌い上げる、湊友希那役の相羽あいなさんの力強いヴォーカルが非常にいいですね。
彼女の声の圧力の強さは有名ですが、思った以上に歌が上手いですよね。
ただ力任せで歌ってるわけでなく、しっかりとヴォーカリストになりきってます。
元プロレスラーとは思えない、完全にはまり役だと思います。

 

そして、まず耳を捉えるのはイントロのゴリゴリのベースソロでしょう。
今回から参加の中島さんの見せ場から始まるとは、なかなかに心憎い演出だと思います。
ライヴでは中島さんの挨拶代わりのプレイが炸裂するのを見れるのは間違いないでしょう。
また、イントロだけでなく、随所でベースが目立ってます。
間奏では、まず8小節にわたるベースソロが先陣を切っています。
中島さんが、どんなプレイ、パフォーマンスをしてくれるのか、早くも次のライヴへの期待が大きく高まりますね。

 

また、この曲では、相羽さん以外の4人にも歌唱ソロパートが準備されてますね。
BLACK SHOUTでもそうでしたが、やはり、新生ロゼリアの一発目ということで、全員の挨拶代わりの声を聞かせてくれる作りになっているようですね。
これまたライヴでの披露が楽しみです。
加えて、追っかけコーラスもたっぷり準備されてますので、ライヴでの5人の歌声にも要注目ですね。

 

ギターソロでは、未確認ですが、タッピングが使われているように聞こえます。
もしかしたらライヴでは工藤さんによる、ライトハンド奏法が見れるかもしれません。
これもまた楽しみの一つと思います。
常々、ロゼリアが伸びる要素の一つとして、工藤さんのギターテクの向上が欠かせないと思ってますので、新たな技を身につけてたらとても嬉しいです。

 

この高速曲を、いつものごとく全力でドラミングする櫻川さんの雄姿も今から目に浮かびます。
ダークな雰囲気の高速ドラムをあんな小柄な、それも女性声優が叩けるなんて、世間一般は想像もつかないに違いありません。
これまた早くライヴが見たいですね。

 

そして楽曲は、いつもに増してシンセがキラキラと飾り立てていますね。
ここでは明坂さんのプレイが期待されます。

 

ところが、なんと6月30日、明坂さんがロゼリアを卒業することが発表されました。
3月に発症した突発性難聴が原因のようです。
遠藤さんに続いて二人目の離脱、ということで、非常にショックを受けております。
明坂さんも、リハビリの末、シンセをばりばり使いこなせてきていたところでしたし、なんと言ってもロゼリアの最年長のお姉さんとして、なかなかにいいポジションをゲットしてただけにとても残念です。

 

それにしてもこんなに短期間に遠藤さん、明坂さん、と二人も脱退するとは、何とも言いがたい悲しみがあふれてきます。
声優活動と並行したバンド活動が重荷になったための脱退劇でないことをただただ信じたいものです。

 

9月で卒業とアナウンスされていますので、9月17日の「Roselia Fan Meeting 2018」がロゼリアのメンバーとしての最後の舞台になるようです。
ポピパのファンミーティングが予想以上に良かったので、ロゼリアのそれも当然のごとく予想以上に良いと期待しています。
そこで、仲の良いロゼリアの一員として、しっかりはじけまくって欲しいと思います。
あと、ライヴでも悔いのないプレイを期待したいですね。
それと、ポピパ同様、ファンミーティングの映像化を強く願いたいと思います。

 

話が大きくそれましたが、明坂さん在籍中のラストシングルとなった「R」はとても魅力のあふれる楽曲になっているのは間違いありません。
ライヴでの披露を首を長くして待ちたいと思います。

 

また、ブシロードミュージックの公式発表によりますと、Roselia 6th Single「R」が発売日当日に累計出荷数5万枚を突破したという驚きの情報が飛び出しています。
これが、そのまま売り上げになるのかどうかはわかりませんが、これまで以上の盛り上がりを見せているのは間違いありませんね。
オリコンのデイリーチャートでも初日に第3位を記録していますんで、今後の活動にもさらに期待が持てる感じです。

 

また、発売日当日にはなんと地上波TVに初登場しました。
あの、フジテレビ「2018 FNSうたの夏まつり」にて、「魂のルフラン」を披露しています。
バンドリ!初の地上波でのパフォーマンス、ということで、いったい一般人はどんな感想を持ったのか、とても気になります。
まあ、一般人がどう見ようが、僕にはあまり関係がないですけどね。
この時のライヴについてはまた後ほど記事にしたいと思っています。

 

そして、この6thシングル「R」のBlu-ray付生産限定盤には、2018年1月13日、14日の「ガルパライブ&ガルパーティ!in東京」でのRoseliaライブ映像が収録されています。
ポピパもそうでしたが、シングルにこんな映像がついてくるのは、在宅バンドリーマーの僕としては大歓迎です。
また、鑑賞して記事にまとめたいと思っていますので、よろしければ読んでくだされば嬉しいです。