ガルパ1周年で踏みとどまった! Poppin’ Party 9thシングル  CiRCLING c/w Light Delight

Poppin’ Party(略称:ポピパ)活動継続中





2017年12月13日にリリースされた、8thシングルのタイトルはクリスマスのうた
この曲にはカップリングとして「フューチャーカード バディファイト バッツ」タイアップ曲のB.O.F、そしてガルパのイベント「りみのプレゼントソング」で登場したバラード、「キミにもらったもの」、などが収録され、バラエティに富んだ作品になりました。

 

その後、数々のイベントに出演しています。

 

ガルパライブ&ガルパーティ!in東京

開催日時:2018年1月13日(土)・14日(日)
場所:東京ビッグサイト

『がんばろう!九州 BanG Dream!✖ミルキィホームズ✖けものフレンズ Huis Ten Bosch Special Live 2018』

開催日時:2018年2月11日(日)
場所:長崎ハウステンボス内 ロッテルダム特設会場

ANIMAX MUSIX 2018 OSAKA

開催日時:2018年3月3日(土)
場所:大阪城ホール

 

などなど目白押しです。
そして3月16日には、スマートフォン向けゲーム「バンドリ!ガールズバンドパーティ!」(通称・ガルパ)が無事1周年を迎えています。
1年で500万ダウンロード達成と、好成績を続けているようです。
アニメの2期が出なさそうなので、ポピパの将来をちょっと不安に感じていましたが、ガルパが順調な間はまだまだ大丈夫のようですね。

 

そして、順調に3ヶ月ちょっとぶりのシングルリリースの運びとなりました。
今回は、3月21日に、Roselia(ロゼリア)の5thシングルと同時リリースということになっています。
これまで、チャート、セールス共にポピパはロゼリアにちょっと水をあけられてしまってるので、なかなか厳しい同日発売かもしれませんね。
それほど今ロゼリアは好調に人気を伸ばしているのです。

 

まあ、チャートやセールスはとりあえず置いておいて、まずはポピパの9thシングルのレヴューをやってみたいと思います。

Tr.1 CiRCLING

作詞:中村航
作曲:岩橋星実(Elements Garden)
編曲:岩橋星実(Elements Garden)

 

まずはタイトルですね。
読み方はサークリング。
circleは名詞では円や輪など、動詞では回るを意味する単語ですね。

 

この曲は、ゲーム内のイベント「FUN! FUN! CiRCLING FIVESTAR!」で登場します。
このイベントで、ライヴハウス「CiRCLE」のスタッフの月島まりなさんから、ポピパの5人が「ロッキンスターフェス」というイベントに参加するよう頼まれます。
そして、手伝いだけでなくCiRCLE」の代表バンドとしてライヴもして欲しいと。

 

その時の内容に合わせてこの曲は出来ています。
なので、ライヴハウスの名前が「CiRCLE」と “I” の字だけが小文字の “i” になっているので、この曲のタイトルもそれに合わせて、CiRCLEの進行形でCiRCLINGとなっているようですね。
LiSAとは何の関係もなさそうですw

 

さて、楽曲の内容に移りますが、相変わらずポピパらしいかわいくて元気な曲に仕上がっています。

 

作詞は、ポピパのほとんどで作詞しておられる原作者の中村航先生です。
そして、今回はCiRCLE」というタイトルをモチーフに、とてもいい詩が出来上がったと思います。

 

繰り返し、わ!と香澄は歌いますが、そこに当てられてる漢字は「輪!」「和!」「環!」とどれも「CiRCLE(サークル)」の意味からの言葉です。
そして、夢、世界への愛、キミとわたしの物語などが、回り続けるもの(CiRCLING)として歌われています。

 

また、5人で一つになる、ということもテーマとして歌われています。
5人が手をつないで輪(CiRCLE)になれば、和が生まれ、そしてそれは一つの大きな輪になります。
そして輪(CiRCLE)というのは終わりのない形、を意味することに言及し、“Forever lasting friends!”(永遠に続いていく友)という言葉につながってきます。

 

音楽の力で5人が一つになったポピパにピッタリの詩の世界になっているじゃありませんか。

 

そしてこの素晴らしい歌詞が乗せられた楽曲もポピパらしく元気で疾走感のある明るい楽曲になっています。
作曲は、岩橋星実(いわはしせいま)さん、でポピパでは「夏のドーン!」でも作曲をしておられます。
今回も非常にいい曲を作ってくれました。

 

イントロは、ギターリフとストロークの2本のギターから始まります。
そこにベースが、いい感じでうねりを出して、そこからのギターソロ、ピアノソロメロディで、ポピパらしい勢いのあるスタートですね。

 

香澄がメインで歌ってますが、1番ではたえがソロ歌唱に加わります。
2番では、りみと有咲が順々にソロ歌唱を歌っていきます。
サビ後のDメロでは、沙綾がたっぷりとソロで歌ってます。

 

変則的ではありますが、香澄が中心として歌っていて、他の4人がちょこちょこソロで絡んでいく展開はとてもいいですね。
そしてもちろんですが、コールアンドレスポンスのパートもいつものようにたっぷり設けられ、残りの全員が軽快に呼応しているとこなんかいつもどおり爽やかでよろしいです。

 

演奏については、BPMは159ほどなので、ポピパにしてはそんなに速い曲でないので、そんなに難易度は高くないと思われます。
ただ、やはりドラムは結構たいへんそうですね。
Cメロやサビなどでは結構な感じでオカズが入ってるので大橋さん大変かもですね。
ただ、大橋さんのDメロのソロパートでは比較的ドラムはおとなしいので、ドラミングしながらの歌唱は大丈夫ではないかと思われます。

 

ベースもいつものように、しっかり動き回ってますが、西本さんはきっと笑顔でこなすに違いありません。
ギターもメロディアスなパートがたっぷりありますし、ソロもしっかりかっこいいメロディが準備されてます
大塚さんも、最近もエレキギタリストとしての活動もしっかり頑張ってますので、問題なく弾きこなされることでしょう。
また、毎度成長を続ける伊藤さんのキーボードも、十分に弾けるレベルの演奏ではないでしょうか。

 

いつものようにCDの演奏はプロがやっておられますので、ライヴでポピパの5人がいかにこの音を再現できるかが肝となります。
ですが、もはや心配はしてないですね。
ポピパならこの程度の曲は、しっかりと楽しんで笑顔でプレイしてくれるに違いありません。

 

ライヴでの披露を楽しみに待ちたいと思います。

Tr.2 Light Delight

作詞:中村航
作曲:藤永龍太郎(Elements Garden)
編曲:藤永龍太郎(Elements Garden)

カップリングはLight Delight(読み方:ライト・ディライト)。
こちらは、公式の説明によりますと、壮大なバラードということになります。

 

とはいえ、BPMは180を越える疾走系の曲でもあります。
ちょうど「1000回潤んだ空」のような感じでしょうか。
「1000回潤んだ空」を壮大なバラードと呼ぶのであれば、この曲もやはり壮大なバラードと言えると思います。

 

歌詞は中村先生です。
内容は恐らく、アニメでの香澄が歌えなくなったときの落ち込みと、それに対しての葛藤と、友からの励ましということではないかと思われますね。
このくだりに関しては「前へススメ!」でも描かれていましたが、ここではさらに別の角度から作られたような気がします。

 

Light Delightの意味は、ささやかな歓び、ということではないかと思われます。
Search for the light delight!(ささやかな歓びを探して)
Song for the light delight!(ささやかな歓びのための歌)
この部分がサビで繰り返し歌われます。

 

2番ではこのように歌われています。

「おはよう」から始まる朝
ありふれた物語が続く
励ましたり 叱られたり
微笑んだり 笑わせあったり

一人きりじゃないんだ

ふがいない涙を流し、耳をふさいでいた自分。

 

でも、思い返すと、仲間と共に過ごすささやかな歓びと、孤独じゃないという気持ちに気付けたのです。
そして、ラストでは、りみ、たえ、有咲、沙綾の順に励ましの言葉をかけてくれます。
それで、確信します、「この世界は一人じゃないよ、一人じゃないよ。

 

ポピパの友情がわかると共に、バンドリーマーさんたちへのメッセージのこもったいい歌詞になっていると思います。

 

そして楽曲も、「1000回潤んだ空」と同様、目まぐるしく展開する複雑な楽曲になっています。
もちろん、複雑と言っても、メロディはわかりやすくキャッチーでリスナー側からすると、全然聴き易いです。
その辺は藤永龍太郎さんの腕の見せ所です。

 

藤永さんは、ポピパには「キラキラだとか夢だとか 〜Sing Girls〜」や、「Happy Happy Party!」を作曲提供しておられるだけにさすがにキャッチーな楽曲はお得意ですね。
「キラキラだとか夢だとか 〜Sing Girls〜」切なく青春っぽいメロディは、非常に好きですが、今回もまたまたいい曲を作ってくださってます。

 

この曲ではキーボードがかなり目立ってますね。
伊藤さんの頑張りに期待です。

 

また、ギターは恐らくオクターヴプレイが多用されていますが、その辺は大塚さん得意なので安心です。
ギターソロは、Dメロの4人のソロ歌唱までのつなぎとして少し控えめになってます。
とはいえ、いつもどおり、曲中でギターはいろいろと彩りを添えてますので、大塚さんもやりがいがあると思います。

 

ベースも、いつもどおり動きまくってますので、西本さんのプレイが楽しみです。

 

そして何度も言いますが、展開が複雑で、また緩急の差も非常に激しいので、ドラムは大変だと思いますね。
高速ソングで、タッタカ、タッタカのリズムはかなり速いので結構集中が求められると思われます。
また、緩急が入れ替わるタイミングも、やはりドラムが主要な役割を果たすので、大橋さんにしっかりと頑張っていただきたいものです。

 

あと、愛美さんのヴォーカルはまたいいですね。
「1000回潤んだ空」での感情の入れ方を作曲者の上松さんから誉められてましたが、今回の曲もいいと思います。
特にサビの歌い方などは、非常にエモいです。
香澄になりきって歌う、という声優さんならではの素晴らしい歌唱だと思います。

 

あと、Dメロの4人のソロ歌唱が非常にいいですね。
ギターソロを受けて、西本さん、大塚さん、伊藤さんが8小節、大橋さんが16小節、励ましのメッセージを歌いきります。
やはりポピパの大きな特徴の一つ、全員が歌える、といういいものをうまく生かしていると思います。
歌詞の内容も相まって、グッとくるDメロパートになってます。

 

ライヴが楽しみな名曲が、また一つ増えました。

ポピパの今後の活動予定

ポピパの9thシングルは、このように2曲ともにさらに名曲となり、今後のライヴのレパートリーに取り入れられるにちがいありません。

 

そんな彼女らの今後ですが、早くも5thライヴが予定されています。

「BanG Dream! 5th☆LIVE」Poppin’Party HAPPY PARTY 2018!と題して幕張メッセ国際展示場にて2018年5月12日(土)に開催されます。
翌5月13日(日)にはロゼリアのライヴ -Ewigkeit-が行なわれます。

 

どちらも間違いなく見応えのあるいいライヴをしてくれるに違いありません。
僕は在宅バンドリーマーなので、現場には行けないのですが、現場のバンドリーマーさんたちに盛り上げは託したいと思います。
僕は自宅にて、心から応援申し上げます。
そして、5thライヴが成功し、一刻も早くブルーレイ化されることを期待しています。
その際、MCや演奏終了後の様子などをカットした4thライヴのようにならないことを熱く希望します。(←ここ非常に大事!!
ぜひとも、できるだけまるっとライヴ全編を収めて、現場に行けないバンドリーマーたちがちょっとでもその現場の雰囲気を味わえるような配慮を心から願いたいと思っています。

 

あと、Poppin’Party3周年を記念して、Blu-rayの発売が決定してますね。
間違いなく購入するつもりですが、公式では「詳細は随時お知らせします。」となったまま時が過ぎていってます。
その間にロゼリアの1stアルバムが発表されたりしてて、ポピパはいったいどうなんだと気をもんでいます。
楽しみにしていますので、速い発表をよろしくお願いしたいと思います!

 

ポピパのライバルバンド、ロゼリアも今回シングルを出し、5月には1stアルバム「Anfang」リリースと順調に活動を重ねていってます。
どちらも、とっても魅力いっぱいのバンドになっています。
チャート、セールスに関係なく、みんなで応援していきましょう!