Poppin’Partyのリードギター&ヴォーカル 花園たえ(CV:大塚紗英)

BanG Dream!よりキャラクターソング第二弾! 花園電気ギター!!!





4月5日の戸山香澄(CV:愛美)によるキャラソンに続いて、第二弾として6月21日に花園たえ(CV:大塚紗英)によるキャラクターソングがリリースされた。

花園たえ役 大塚紗英さん

タイトルは「花園電気ギター!!!」
またまたとんでもないのが出てきましたよ。

 

「花園電気ギター!!!」

作詞: 中村航
作曲・編曲: 母里治樹(Elements Garden)

 

ということで、今回も原作者中村さんとエレガの鉄板の布陣です。

 

楽曲は、予想通り、リードギター担当だけにエレキのかっこいいロックバンドスタイルになっています。
イントロのギターリフも非常にかっこいいですし、歌前のソロも非常にコンパクトでメロディアス、とても良いです。
ギターソロもいいですね。

 

ぜひともPoppin’Party(ポピパ)の演奏をバックに歌って欲しい楽曲だ。
曲としては、非常に真っ当なロックソングである。

 

ところがである。

 

この歌詞はなんなんだ!

 

まず、このタイトルからなんか意表をつかれる。
エレキギターを電気ギターと言うセンス、いや、確かに花園たえなら言いそうだ

 

また、曲の最初に、もはや伝説のギタリストたちの名前があがる。
“キースやベックやジミヘンも♪”

 

そして続くのはこれだ。
“Doki Doki したのかな?♪”

 

多分、この偉大な3人のギタリストも、最初は緊張してドキドキしただろう。
しかし、Doki Doki したのかはわからない。

 

この独特な言葉の選び方、まさにアニメに登場する花園たえ、そのものだ。

 

そしてその後に続く歌詞はこうだ。

 

“うさぎやほっぺたや白玉は
Mochi Mochi しあわせだ♪”

 

ギタリストへのリスぺクトや含蓄が歌われるのかと思いきや、続く歌詞ですべてぶっ飛んでしまいます。
これこそ花園ワールドである。

 

アニメ内では、そのような突拍子もないことを言うキャラであることは描写されているが、それを見事にこのキャラソンでも描いて見せているのだ。
さすが、原作者、中村航さんだ。

 

そしてそれを歌う大塚さんも、やはり見事に花園たえになりきって歌っている。

 

かつて、First☆LIVE Sprin’PARTY 2016!で、「空色デイズ」を披露した大塚さん。
エレキを弾きながら歌うその歌はすごく上手だと思ったし、曲の持つシリアスな雰囲気をうまく表現できていたと思います。
しかし、そのときは、まだ、「花園たえというキャラクター」としては歌えてなかったのではないか、と思われます。
普通に大塚紗英として上手に歌っていたと思います。

空色デイズをギターを弾きながら熱唱する大塚さん

今回「花園電気ギター!!!」を聴いて、これこそ花園たえだ!と思えました。
アニメで実際にキャラクターを演じることで、大塚さんは花園たえを自分のものにすることができたのではないでしょうか
この突拍子もない歌詞をひょうひょうと歌っている、これはたえの歌に違いありません。
力を抜いて、ところどころ音を外してるのではないか?と思えるような歌い方。
これは、アニメ内でクールビューティーのような容姿でありながら、実は天然で、平気でおかしなことを言ってしまう花園たえを見事に演じて歌っていると感じます。

 

楽曲のかっこよさと、ひょうひょうとした歌い方のギャップこそ、アニメで描かれていた、花園たえの容姿と性格のギャップと見事に重なっているのです。

 

これは、大塚さん見事に演じきったと思いますね。
声優としてのキャリアは始まったばかりですが、これからの活躍にも期待が持てそうです。

 

さて、この曲も、恐らく8月の武道館ライヴで披露されるものと思われます。

 

この曲もBPMが約186という、速くてバンドっぽいつくりですが、もはやポピパで演奏できると期待できるのではないでしょうか。
イントロのクールなギターリフは大塚さん、きっとプレイ可能に違いありません。

 

あと、Aメロの歌の間のバッキングが、ちょっと難しいかもしれません。
この辺は愛美さんにがんばって貰うしかないでしょう。

 

この曲ではキーボードはほとんど聴こえない感じですね。
でも大丈夫。
伊藤さん、タンバリンと踊りでしっかり会場を煽ってくれることでしょう。

 

ドラムは相変わらず速いですが、このレベルはこれまでのポピパで十分経験済みなので、大橋さんも十分いけるでしょう。

 

あと、ベースもいつもどおり暴れまくってますが、きっと西本さんの許容範囲内と思われます。

 

というわけで、武道館でこの曲の披露があることを強く期待したいと思います。
それもポピパの生演奏で披露出来たら言うことありません
忙しい中での練習は大変と思いますが、ポピパの皆さん、勝手に期待してます。

 

大塚さん、花園たえになりきって、ステージでぶちかましてあげてください。

c/w 走り始めたばかりのキミに ~Acoustic Ver.~

愛美さんは「ティアドロップス ~Acoustic Ver.~」でしたが、大塚さんは「走り始めたばかりのキミに」のアコースティックヴァージョンがカップリングとなっています。

 

これは「花園電気ギター!!!」とは打って変わって、ちょっと背伸びして大人っぽい花園たえが歌っていることを想定されているようです。
アレンジは、基本的にはアコギを中心としたものとなっています。
アルペジオをバックに歌う大塚さん、きれいな声ですね。
そしてベース音もはっきりと良く聴こえてとてもいいです。
エレキで普段弾いているソロの部分はすべてアコギに置き換えられています。
また、適度にピアノも加わり、2ndライヴでのポピパのアコースティックコーナーとほぼ同じ構成になっているようです。

大塚さん、アコギもいけまっせ。

ということは、ですよ。
やはり、武道館でのプレイへの期待も高まるというものではないでしょうか。

 

この曲もテクニック的には、今のポピパの技量で、十分に再現できるものだと思われます。
ただし、一つ条件があるとすれば、“練習時間”ということに尽きると思います。
時間さえかければ、ポピパは間違いなくこの曲も生演奏出来ます。
ただ、声優として他の仕事も数多くこなしている彼女らにその時間がとれるのか、そこがポイントです。

 

その点で、愛美さん、伊藤さん、大橋さんは、既に数多くのキャラとしての活躍があり、多忙を極めていると思われます。
一方、このバンドリ!が声優としての初仕事である西本さんと、大塚さんは、他の3人よりは幾らか余分に練習する時間があるのではないかと思われます。
そのためかわかりませんが、2ndライヴのキャラソンコーナーでは3曲全部で、(もう一曲はブルーレイに未収録のためわかりません。)二人は演奏に参加しています。
恐らくメジャー声優組よりは時間をかけれるのでしょう。

 

5人は無理かもしれませんが、3人と残りは打ち込み同期、のパターンでもかまいません。
ぜひとも、アコギヴァージョンの方も演奏を見てみたいものです。

 

これだけ要求的になってしまえるのも、ひとえに、今のポピパならできる、という確信があるからです。
高いハードルかもしれませんが、それを飛び越えたときにまた次の未来が見えてくると思います。

 

楽しみにしてます!

大塚紗英は弾いているのか弾いてないのか、上手いのか下手なのか





大塚さんはもともとピアノ、トロンボーン、ドラムなどのいろんな楽器をやってきたそうです。
そして高校生の頃には、何かを音楽で発信したいと思うようになり、一つの選択肢としてアコギを手に取り、路上で弾き語りをするようになったとか。
彼女の度胸はそういうところで育まれたにちがいありません。

 

そして、このバンドリ!プロジェクトの声がかかるのですが、その時点で全くエレキギターの経験はありません
ゼロからのスタートだったわけです。
それで、1日12時間は弾くという目標を掲げて努力したそうです。

 

そして、ついにポピパの一員として2015年の6月から合流。
約半年という短い期間の猛練習で、ライヴを経験することになったわけです。
2015年の2ndから4thまでを実際に体感した人は、大塚さんらが実際に演奏しているのを生で目撃できたにちがいありません。

 

その後、5人揃ったポピパは2016年からもう一度数字をリセットして1stから3rdライヴを経験しています。
他にもさいたまスーパーアリーナのアニサマなど、だんだん大きな舞台も経験するようになってきました。

 

そうなると、後からポピパを知った人たちは、彼女らが本当に演奏しているのか、と思う人が出てきても不思議ではありません。
小さなライヴハウスなら、けっこうラフに聴こえるので、生演奏の響きが感じられると思いますが、会場が大きくなると、PAなどもしっかりしてくるので、演奏がきれいに聞こえて、本当に弾いているのか、という声がでても不思議ではありません。
よく、アイドルが口パクかそうでないか、というのも議論の種になりますが、それと似たようなものでしょうか。
なので、ネットでも、大塚紗英は弾いてないとか下手だとか、いろんな声が聞こえてきます。

 

大塚さんは本当は弾いてないのか

さきほど述べたように、彼女らは小さな会場でライヴを重ねてきました
例えば、2015年のライヴはどれもキャパは500から1000人の間のライヴハウスです。
他に噴水広場や、いろんなゲームやアニソンのイベントは、もっと狭いスペースでの演奏です。
その中には音楽をやるには適してない会場もありました。

 

そのような中でもちゃんと音を出してバンドの迫力を来場者にちゃんと見せてきてます
そこにいた人たちは、確かに彼女らが、バンド演奏をしている、と実感できていると思います。

 

僕はそのような現場にいったことがありません。
なので、映像化された作品や、動画として出されたものしか材料がありませんが、繰り返し見ることで、確かに彼女らは演奏していると断言できます。
やはり、声優さんがわずかな期間で作り上げてきたバンドです。
完璧なものを提供できるはずはありません。
そして映像をしっかり見ると、ところどころ危うい音が出ているところもあります。

 

ここでは特に大塚さんについて語りますが、彼女はとてもギタリストの風情をもったプレイヤーだと思います。
初心者はまずは丁寧に弾こうとしてギターの指板に目がいきがちです。
しかし大塚さんは目をつぶったり、遠くをしっかり見据えて弾いたり、笑顔で観客を煽ったりと、初心者の動きを超えています。
また、跳んだり、頭を大きく振ったり、派手なアクションも忘れてません
顔で弾くギタリストとしても心がけているようです。

 

とにかく彼女のプレイを見てると、まず何よりも楽しそうだ、というのが伝わってくるプレイとなっています。
で、時々音を外したり、ミスもあるにはありますが、それもなかったかのように笑顔で弾き続けます
これは恐らく路上でのアコギライヴで身につけた度胸なのではないかと推測されます。

ミス直後もこの顔だ!ハート強し、大塚さん。

なので、小さなミスはあるものの、全体としては立派にギタリストとして、ステージで魅せてくれていると思います。
ちらほら見られる小さなミスは逆に、本当に彼女がギターを弾いている証、となっていると思います。
変に編集で調整せずに、ミスもそのまま映像に残しているのは、非常に好感が持てます。

大塚さんは下手なのか

こうして、大塚さんが、本当に弾いている、ということは時折見せるミスなどではっきりわかります
もちろん、ちゃんと弾いているところをよく見ても、きちんと指板を抑えてますし、ストロークやカッティングなどからも弾いていることはわかります。

 

ではもう一つの指摘、大塚さんは下手なのでしょうか

 

今述べましたように、確かにミスはちらほら見られます。
ですが、全体としてはしっかり弾けていると思います。
2,3年のキャリアで、あそこまで弾ければ上等ではないでしょうか。

 

だいたい、人前で弾くこと自体が緊張して指が思うように動かない、というのが初心者のあるあるだと思います。
普段の練習では弾けてても、舞台が大きくなるほど足がすくみ、指の動きも固くなるのはよくあることです。
そのようなプレッシャーの中、あそこまで堂々とプレイしている、ということは評価されてもいいのではないかと思います。

 

このプロジェクト、特にポピパの方は、高校生バンドが楽しんで演奏を行なう、という設定があります。
この楽しんで、という部分を、大塚さんはしっかり表現できていると思います。
もちろん、小さなところまでミスなく弾くのもいいことだと思いますし、そうあるべきだとも思います。
しかし、リアルな高校生バンドがそこまで完璧な演奏を見せるでしょうか
やはりたまにミスをしながらも、楽しんで演奏しているのがそのようなバンドの魅力の一つに違いありません。
そういう部分を大塚さんは実際に体現していると思います。

 

小さな部分にこだわるのではなく、多少そうした部分をミスったとしても、それ以上に体全体と顔の表情を使って、バンドって楽しい!ってのを上手に表現していると思いますね。
そして多少のミスがあっても、それがなかったかのように笑顔で弾き続ける、そのハートの強さは、もはや本物のギタリストと言ってよいと思います。

 

なので、結論として、僕は彼女は下手とは思いません。
むしろ上手いと思ってます。
もちろんミスはしますが、それ以上にギタリストとして立派に花園たえになりきっていると思います。

 

あと、付け加えると、ライヴでお金を取る以上、ミスなどするな、という厳しいことを言う人も少数ではありますが、いるでしょう。
しかし、そんなことを言う人はこのバンドリ!のプロジェクトの趣旨をわかっていない人ですね。
これはまさに高校生ガールズバンドの成長を見せる物語の一環であり、青春を見せるものなのです。
最初は上手くいかなくても、どんどん上手になり、技術も向上していく、という過程を見せるのも、目標の一つとなっています。

右手タッピングを使う大塚さん

ですから、完璧な演奏を見たいなら、別のプロ、と呼ばれる本職のミュージシャンのライヴに行けばよいと思います。

 

しかし、ほとんどの僕を含めたバンドリーマーたちは、彼女たちのそうした成長を温かく見守っていきたいと思って見ているはずです。
なので、大塚さんはそのような否定的な意見に耳を傾ける必要はありません。
応援して見ている人たち、真のバンドリーマーに向けてこれからもいいプレイや歌を見せて欲しいと願っています。

まとめ

思った以上に長くなってしまいましたが、結論としては今回のキャラソンも、大変気に入ってます
あとは、これをどのようにステージで見せてくれるのかが楽しみでしょうがありません。
大塚さんがあのかっこいいイントロを弾く瞬間が、目に浮かぶようです。

 

今は、武道館へ向けて目に見えないところでがんばって練習している時期だと思います。
ギターを始めたころ一日12時間もがんばった彼女なら、きっといいものを見せてくれるに違いありません。

 

8月の武道館楽しみにしてます。(といっても僕は行けませんので、将来の映像化を楽しみに待ってます。3rdライヴもまだ出てないのですが・・・。)

 

みんなでバンドリプロジェクトのこれからを温かく見守って行きましょう

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