成長を続けるPoppin’Partyのセカンドライヴ BanG Dream! Second☆LIVE Starrin’ PARTY 2016!

単独1stライヴを終えて





2016年4月24日、Poppin’Party(以下ポピパ)5人揃って初の単独ライヴ、BanG Dream! First☆LIVE Sprin’ PARTY 2016!を開催。

 

その後8月3日には2ndシングル、STAR BEAT!〜ホシノコドウ〜をリリース。

 

同月27日には、Animelo Summer Live 2016 刻-TOKI-に出演、2曲の披露だけだったが、なんとさいたまスーパーアリーナという大きな会場でのステージを経験するのだ。

 

とどまることを知らないポピパは11月13日、単独の2ndライヴを開催するのである。
タイトルはBanG Dream! Second☆LIVE Starrin’ PARTY 2016!
会場は、TOKYO DOME CITY HALL。
ポピパ史上、最大の会場である。

 

このライブの様子は、ありがたいことにアニメ、バンドリ!のOriginal Soundtrackの初回限定盤に付属されるブルーレイに収録されている。

 

では今日もまた、その模様を在宅バンドリーマーの僕が部屋から実況解説させていただくことにします。

BanG Dream! Second☆LIVE Starrin’ PARTY 2016!のライヴ実況解説

開演のブザーと共にいそいそと立ち上がるバンドリーマーの皆さん。
在宅バンドリーマーの僕の代わりにしっかり盛り上げてください、と願いながらライヴスタートだ。

1,2曲目 オリジナルソング

生アテレココーナーをはさみ、ついにライヴ開始。
オープニングはなんと、あの超高速シャッフルビートの、「ぽっぴん’しゃっふる」だ。
1stライヴでも披露されている、おなじみの軽快な楽曲だ。
BPM220の高速テンポだが、ポピパメンバー、見事にプレイしている。

 

愛美さん、ランダムスターが完全に板についている感じだ。
相当な滑舌を必要とする歌だが、見事に歌いこなしてますね。
コードストロークもかなりなじんでいるようで、すっかりこの曲を自分のものにしている感があります。
そして、やっぱり笑顔が素敵ですね。
しっかり会場を見据えて歌ってくれてます。

 

大塚紗英さん、相変わらず動きがいいですね。
顔で弾いてるところもあり、ギタリスト然としていてかっこいいです。
ストロークとブラッシングの弾き分けもばっちりで言うことありません。
ソロは、やはり危うく聴こえるところがありますが、それを相殺する躍動感のあるプレイスタイルです。
追っかけコーラスもばっちり歌えてますし、その辺はさすが弾き語り出身です。

 

西本りみさん、相変わらず安定のベースでバンドを支えてます。
体をリズムに合わせて揺らすところと笑顔は、楽しさ感が半端なく出ててすばらしいです。
コーラスもきちんと歌えててさすがに器用ですね。
ハンドクラップしましょうのコーナーでの裏のベース、あれもウォーキングベースと言うのでしょうか、そこもばっちり決めてました。
まあ、バンドで一番の安定感で頼もしい限りです。

 

伊藤彩沙さん、この曲はキーボードがあまり目立たないですが、その分振りや煽りでがんばってますね。
得意の“せーの♪”もばっちしカメラ目線で決まってました。
コーラスもきれいな声で、よく聴こえてます。
ハンドクラップや手を挙げるところなどは、一番がんばってたと思います。
少ないながらもキーボードパートは余裕な感じが見受けられました。

 

大橋彩香さん、いきなりいつもの笑顔で和ませられます。
とにかく速いこの曲を笑顔で叩かれると、すごく安心感もいただけます。
いつものへごへごした感じとは全く違うドラマーの大橋さんはかっこよすぎます。
超高速ビートを笑顔で叩く大橋さん、尊敬してます。
あと、専用カメラが常にアップ映像を撮ってましたが、これはいいですね。
元ドリーム・シアターのマイク・ポートノイのように、大橋さんの映像だけでまるっと一曲、という映像も公表して欲しいものです。

 

そして、2曲目は「夏色SUN! SUN! SEVEN!」だ。
このライヴでのこの楽曲についてはバンドリ! Vol.3 2ndシングル STAR BEAT!~ホシノコドウ~ c/w 夏色SUN! SUN! SEVEN!の「夏色SUN! SUN! SEVEN!もライヴで見てみる」のコーナーにてお話してますので、機会があればお読みいただけるとうれしいです。

 

オープニングの2曲で、いきなり会場は大盛り上がり
コールも三三七拍子もばっちり決めてくれてて、非常に見てても楽しめました。

3~5曲 カバーソングコーナー

ここからは恒例のカバーソングのコーナーだ。

 

まず歌うのは大橋さんと伊藤さん。
歌うのはアニメ「Angel Beats!」から「CROW SONG」(Girls Dead Monster)だ。
さすがに人気のある楽曲で、会場は大盛り上がりである。

 

アニメのライトヲタである僕でも知ってる曲だから、かなりメジャーな楽曲と言えるだろう。
僕はLiSAの歌うヴァージョンしか知らないが、それで非常に気に入っているので、大いに期待して鑑賞することができた。

 

この曲は、ドラムとキーボードが同期で流され、愛美さんのギター、大塚さんのリードギター、西本さんのベースのみ演奏、という形での披露である。
イントロのオクターヴ奏法によるメロディ弾きは大塚さん完璧だ。
ギターソロもなかなかがんばってましたね。

 

西本さんのベースも抜群の安定感でお見事です。

 

愛美さん、メインヴォーカルではなく主にバックのストロークプレイのみなので余裕で弾いておられます。

 

そして、伊藤さんと大橋さんのヴォーカルですが、やはり二人ともうまいです。
二人ともリードヴォーカルを取れる実力はあると思います。
大橋さんは、ソロアルバムも出してて、歌のうまいことは知っていましたが、伊藤さんがこんなにうまいとは、って感じです。
リードヴォーカル以外のメンバーもこれだけ歌える、ということは間違いなくポピパのコーラスワークなどに大きな幅が広がっていくに違いないと感じさせてくれます。

 

またいつもながらですが、バンドリーマーさんたちさすがです。
CROW SONGではどこで声を出すべきかを完璧に把握しておられる
この曲は特に聴衆の声も入って完成のような楽曲なので、みなさんのおかげで良いものが見れたと思ってます。

 

カバーコーナー2曲目のヴォーカルは大塚さんと西本さんだ。(伊藤さんはコーラスでも参加)
この二人がギターとベースを弾き、そこに伊藤さんのショルシン(ショルダーシンセサイザー)が加わり、残りの楽器は打ち込みの形での演奏だ。

 

で、何を歌うかというと、アニメ「けいおん!」から「ふわふわ時間(タイム)」(放課後ティータイム)だ。
曲を紹介する途中で、ふわふわという言葉や、けいおん!という言葉が出るたびに、会場は異常な盛り上がりだ。

 

けいおん!からアニメやアニソンにはまった僕にとっても、これはうれしい。
きっと“もう一度放課後ティータイムのふわふわ時間(タイム)を聴きたい”とみんな思っているのだ。
ただ、もはやけいおんも3期はないだろうし、ライヴイベントは、「LET’S GO!」「COME WITH ME!!」の2回で終わりだとみんなわかってる。
もう、すでに思い出になってしまった作品ではあるが、みんなの心の中には生きているんだ、ってことがこのような聴衆の反応から推測できる。
あの思い出の曲をこうした形で聴けるとは僕も幸せである。
で、ポピパの3人はどんな演奏を見せてくれるのだろうか、思い出が大きい分期待も高まる。

 

そしてそれは僕の期待を上回っていた

 

イントロから余裕のギターリフを披露する大塚さん。
もちろん西本さんも全然余裕のプレイを見せている。
3人で代わる代わるリードを取ったりコーラスをとったりと、見事なヴォーカル回しである。
また、バンドリーマーのみなさんもナイスタイミングでナイス掛け声だ。
あのときの感動が再び再現されている。

 

余裕のベースソロの後、大塚さんもかなりアレンジの加えられたギターソロを展開
なかなかやってくれるではないか。

 

しかし、この曲のハイライトは、あの、ラップ部分ではなかろうか。
放課後ティータイムの演奏では、二度のライブイベントのどちらもばっさりカットされていたラップパートを、西本さんはベースを弾きながら笑顔でかわいく歌い上げたのである。
ちょうど「牛込りみ」声と「平沢唯」声が、相性がよく、ぴったり合ってたのではないだろうか。

“ああ、もういいや、寝ちゃおう寝ちゃおう寝ちゃおう そう寝ちゃおう!”



この部分で一際大きな歓声が上がったのも無理はあるまい。
あのイベントで聴けなかった原曲のラップパートをこの3人は見事に再現してみせたのだ。

 

けいおん!のライヴイベントLET’S GO!が2009年、けいおん!!のイベントCOME WITH ME!!が2011年。
その時放課後ティータイムの“中の人”である声優さんたちが、サプライズで生演奏をする、というスペシャルサービスをしてくれた。
その演奏はつたなかったかもしれないが、声優さんたちが払ったに違いない、その陰ながらの努力を思い見た数万の聴衆は胸を熱くしたのだ。

 

それから時は経過したが、まさか声優さんがそれを遥かに上回るクオリティのバンド演奏を披露する時がくるなどと、その二つのイベントに参加した人の中で想像していた人が一人でもいるだろうか

 

記録は破られるためにある、と言われるが、まさに後から出てくるものは先人に追いつき追い越せの精神で最大限の努力を払い、実際にクリアして見せているのである。
そうした流れを目撃できている僕は、ただのつまらぬ傍観者ではあるが、見れて幸せである

 

ただ、この曲で一つ残念なのは、“ああ神様お願い~~~♪”のサビの部分だが、恐らく同期で付け加えられていたと思われるハモリの声が大きすぎてちょっと違和感が残ったくらいか。
まあ、そこは大目にみておきましょう。

 

このあと、会場ではアニメ、「TIGER & BUNNY」の主題歌、「オリオンをなぞる」(UNISON SQUARE GARDEN)が演奏されたそうだが、これは残念ながらブルーレイに収録されておりません。
なぜカットなのか、どんなプレイがみれたのか情報をお持ちの方は教えてくださるとうれしいです。

 

そしてカバーコーナーラストはアニメ「魔法少女リリカルなのはA’s」のオープニングテーマ、「ETERNAL BLAZE」だ。
ヴォーカルを務めるのは愛美さんと大橋さんだ。
これには大塚さんはリードギター、西本さんはベース、伊藤さんがキーボードで参加。
ドラムが打ち込みだ。

 

魔法少女、と言ったとき、そして曲名を発表したときの客席の盛り上がりはさすがに半端ない
声優アーティストとして先陣を切ってきた水樹奈々さんの、切り札的な盛り上がりソングだ。
二人のヴォーカルと、3人の演奏が非常に注目される。

 

大橋さん、ヴォーカル力ありますね。
愛美さんも上手で好きですが、芸暦の関係か大橋さんのうまさが際立っている。
二人で交互に名曲を歌い上げていきます。

 

西本さんのベースは、スラップでかっこよく決めてます。
水樹奈々さんのバックで演奏している坂本りゅうたん氏に負けないスラップで見せてくれてますね。
そしてみんなで跳ぶところもばっちしジャンプも決めてます。

 

大塚さんのギターはヘヴィでシャープなバッキングを聴かせてくれます。
そして時に髪を振り乱しながら、体いっぱいでプレイしてます。

 

伊藤さんも要所要所でキーボードをがんばって弾けてるのがはっきり確認できます。
それも楽しそうに体を揺らしながら弾いてるところが非常にキュートだ。

 

そしてサビ前からサビの歌メロは、愛美さんと大橋さんで見事なコーラスを見せてます。
特に大橋さんがハモリで低音のパートを歌ってますが、これがまた実にうまい
しっかりとハモリを決めることで、愛美さんの歌う主旋律をうまく引き立てています。

 

そしてやはりこのハイライト部分、間奏明けの、愛美さん(手を観客に差し延べて、)「みんなで~」

 

バンドリーマー「エッターナルブレイズ!!」

 

その後のジャンプもばっちり決まって、大塚さんのギターソロ炸裂。
顔をオーディエンスの方に向けながら、うまく決めて見せた。

 

いやいや、全員この曲を自分のものにしてましたね。
そう、バンドリーマーさんも同じです。
ジャンプ、掛け声、サイリウム、見事に奈々さんのライヴのオーディエンスに近いパフォーマンスをしていた皆さん、すごいです。

 

鉄板とも言えるカバー曲を、見事に再現してくれたいい演奏だったと思います。

 

一つ付け加えることがあるとすれば、愛美さんと大橋さんの歌ってる様子を一台のカメラがほぼ真横から捕らえてました。
前回の1stライヴでは、大橋さんがアコギでハモる愛美さんの方にアイコンタクト二人の目が合い微笑むシーンは非常に心温まるものとして記憶に残りました。
今回もほぼ同じ位置でカメラが捕らえていたのだけど、大橋さんが愛美さんの方に視線を向けても、愛美さんにフラれてばかりだったのが、とてももったいなかったですね。
愛美さん歌と会場に注意を向けすぎて、視線を合わす演出を忘れてたのではないでしょうか。
最後の最後、ほぼ歌が終わってから二人が笑顔で微笑み合うというシーンはとても良かったですが、これを曲中でももっと見れたら、もっと素敵な演奏になったのではと思われます。

 

もう一つ余計なことですが、楽曲の最後のほう「深い闇、解き放って・・・♪」のシーンではすでに大塚さんのギターの1弦が切れちゃってます
ほぼ曲の最後であり、ソロも終わった後だったのと、使ってるギターがフロイドローズ仕様ではなかったのが幸いして、大事には至らなくて本当によかったと思います。
弦切れもライヴでは避けられないこともあります。
やばいタイミングじゃなくってラッキーでしたね。
運も実力の内としておきましょう。

まとめ・・・というか続きます。

 

このまま書き続けると10000字を超えちゃいそうなので、前半はここまでにしたいと思います。

 

続きは、バンドリ! Vol.10 2ndライヴ後編 BanG Dream! Second☆LIVE Starrin’ PARTY 2016!をお読みくださればうれしく思います。

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