Poppin’Partyのドラマー山吹沙綾(CV:大橋彩香)
BanG Dream!よりキャラクターソング第4弾! 遠い音楽~ハートビート~
ついに7月26日、ポピパの残りの二人のキャラクターソングもリリースされた。
そのうちの一つが、第4弾 遠い音楽~ハートビート~である。
市ヶ谷有咲と山吹沙綾が最後の2人となったが、今までの流れからすると、有咲の方が第4弾で、最後に加入した沙綾が第5弾のほうがしっくりきそうなのだが、なぜか追い越しています。
まあ、同日発売なので、同率4位ということでよいということでしょうか。
歌うのはポピパのドラマー山吹沙綾、キャラクターヴォイスを担当するのは大橋彩香さんである。
大橋彩香さんについて
大橋さんは小さい頃は劇団に所属して子役タレントとして活動しておられました。
そして2012年以降は声優として活動を始め、数多くの作品に出演し、人気声優の一人としての地位を確立してます。
また、自身のアーティスト活動としては、既にアルバムを一枚製作、ソロライヴも行なっており、いわゆる声優アーティストの一人に数えることができます。
そんな彼女がバンドリ!プロジェクトに抜擢されたのは、小学生の頃からドラムに接していたからとなっています。
もともとZONEが好きで、ギターをやりたかったのだが、なかなか上達できなかったことと、
小学校の合奏では小太鼓や木琴を叩いていたこと、
幼い頃にピアノを習っていて、リズム感はあるのでは、と思っていたこと、
などなどの理由で、5年生のときにドラムの週1回のレッスンに通うようになったそうだ。
こうして聞くと、親御さんが結構音楽好きであることが窺い知れます。
実際、子供の頃は野外フェスによく連れて行ってもらったり、母からは「あなたはお腹の中にいるときからLIVEに行っていたのよ」と聞いているそうです。
こうした環境が彼女をバンドに、特にドラムへと導いたに違いありません。
そして、ついに2015年10月11日、BanG_Dream! 4th Live「ようこそ! ぽっぴん☆PARTY!!!!!」のラストでついにポピパ最後のメンバーとして合流。
そこからポピパのドラマーとして活躍を始めるのであります。
遠い音楽~ハートビート~
そして、ポピパのメンバーと共に2016年から1st、2nd、3rdライヴだけでなく、様々なイベントやフェスなどに参加して着実に経験を重ねてきてます。
さらに、ついに4thライヴが武道館でのワンマン、というとてつもない計画が発表され、今まさにそのための練習中に違いありません。
8月21日の武道館ライヴの開催前に、ポピパのメンバーのキャラクターソングが発売され始めました。
4/5発売、第1弾の愛美さんを皮切りに、6/21の第2弾大塚さん、第3弾西本さんのキャラソンが既に発売済みです。
そして今回、7/26に第4弾大橋さん、第5弾伊藤さんのキャラソンが発売になったというわけです。
2月5日の3rdライヴで武道館ライヴが発表されて以来、順々に5人のキャラソンがリリースされていきました。
これは裏を返せば、間違いなく武道館のセットリストにこれらのキャラソンが含められるということだ、と僕は予想しています。(みんなそう思ってると思いますが・・・。)
では今回リリースされた大橋さんの楽曲、「遠い音楽~ハートビート~」について検証していきたいと思います。
遠い音楽~ハートビート~
作詞:中村航
作曲:菊田大介(Elements Garden)
作詞は、原作者の中村さんです。
この人が書くと間違いないですね。
それぞれのキャラクターにぴったり合ったものを書き下ろしてくださってます。
遠い音楽、って何だろう、って最初は思いました。
しかし、山吹沙綾が劇中で、やりたかった音楽を自らの意思で遠いものにしてしまっていたことの表現で間違いないでしょう。
その過去の自分が自分にうそをついてたと歌っています。
本当は仲間たちと音楽をやりたかったのに、家族思いの彼女は自分を犠牲にして、音楽を遠いものに遠ざけてしまってました。
でも、香澄を初めとする仲間たちの励ましで、再び音楽と向き合うことが出来るようになります。
歌詞では今は、勇気を出して踏み込むことで、忘れ物を取り戻そうと、前向きになった沙綾の心情が描写されています。
とても、アニメ本編とも通じる、良い歌詞になっていますね。
作曲は菊田大介さん、エレガ印で、安心です。
爽快なバンドサウンドで、とてもいい曲を作ってくださってます。
ちょっと聞いただけで覚えられる、キャッチーな楽曲です。
大橋さんは問題なく見事に歌いこなしてます。
もともと上手ですが、カツゼツ良く伸びやかに歌い上げておられます。
とても彼女の元気も伝わってくる良曲となりました。
またサウンドについてですが、見事なまでにバンドサウンドですね。
やはり、ドラマーのキャラソンだけあってイントロはドラムから入るところは鉄板ですね。
基本的にはギター主導のバッキングで、とてもかっこよいです。
また、ベースラインがかなり忙しく動き回っているのも目立ちますね。
そしてキーボードもところどころで楽曲を彩っています。
さて、武道館ではどのようにこの曲が披露されるでしょうか。
これはポピパ全員参加でいけるのではないでしょうか。
もはや、それぞれの楽器のスキル的には問題なく演奏できるほどの腕をメンバーは持ち合わせていると僕は考えます。
ギターのバッキングは愛美さんと大塚さんと分け合っていけると思いますし、ソロはシンプルなので大塚さん、もしくは愛美さんが弾く事もありうるとも思います。
ベースは西本さん、嬉々として弾いてくれるでしょう。
ただ、腱鞘炎の治りが心配ですが、通常なら全然弾けるはずです。
伊藤さんもずいぶん成長しましたからね。
キーボードプラス煽りもいけるに違いありません。
あと、問題は大橋さんですね。
ドラムは間違いなく叩けると思います。
問題なのは、メインヴォーカルだ、ということです。
メインを歌いながらドラムを叩く人は、ナイト・レンジャーをはじめ、いることはいます。
でも結構大変なのは間違いないでしょう。
ただ、大橋さんは、コーラスやヴォーカルのソロ回しなどはこれまでもドラムを叩きながらこなしてこられてます。
なので、僕はいけるとは思いますが、絶対とは言いがたいですね。
あとは練習時間が十分取れれば、きっと大橋さんならいけます。
では、武道館でこの曲がどのように披露されるか楽しみに待つことにしたいと思います。
C/W STAR BEAT!~ホシノコドウ~ ~Acoustic Ver.~
この曲は既に2ndライヴでポピパのアコースティックコーナーでアコースティックヴァージョンが披露されてます。
なので、ここで、スタビか!とちょっと驚きました。
しかし、劇中では、沙綾がついにメンバーとして共に初演奏するシーンで用いられてますし、歌詞の内容も沙綾の心情に寄り添ったものでもあるので、そういう意味ではいい選択に違いありません。
ただ、沙綾曲としては、1000回潤んだ空、という選択もありうるかと思って期待してた僕は、予想屋としては才能がないのかもしれません。
しかし、これはやはりオリジナルがとても素敵な曲なので、どうアレンジしても誰が歌っても、良いものは良いですね。
2ndライヴの時とは少しアレンジが変えてあります。
でもあの時の、猿の鈴で参加していた大橋さんが脳裏に浮かんできてとまりません。
そして歌はメインもコーラスもハモリも全て大橋さん、というなかなか大橋さん三昧で、これはこれでとてもいいのではないでしょうか。
やはり大橋さん、歌が上手いですね。
トークの時は、濁点が大量についたような声を出したりしますが(俗に言う、へごへごしてる、or へごってる)、歌は透き通るような美しい声を響き渡らせてくれます。
いや、心に染み渡る素敵な歌声です。
もともとの名曲に新たな一面を吹き込めたと思いますね。
さて、これは武道館で披露されるでしょうか。
曲数の関係で、恐らく「遠い音楽~ハートビート~」だけになると思います。
が、大橋さんの透き通る声メインでのスタビも聴いてみたい気もします。
こちらも、何かの間違いで(!?)セットリストに載った場合も予想して、武道館を待ちたいと思います。
武道館へ向けて
今まさに、ポピパの5人は武道館へ向けて練習の真っ最中であるにちがいありません。
3rdライヴで発表されてから約半年ちょっとで武道館公演、って展開が速すぎやしませんか。
その間にポピパのシングルも追加されてますし、今回キャラソンで少なくとも5曲は追加です。
実際、彼女たちの準備は間に合うのでしょうか、と心配しているのは僕だけでしょうか。
まあ、これまでのライヴも、短期間で良くやってこれてるな、と感心してるわけなので、彼女たちならできるのでしょう、きっと。
でも、きっと陰では、相当な努力をしているにちがいありません。
と思って、親心のように心配してたら、なんと大橋さん、8/2に、ご自分のソロシングル、「ユー&アイ」がリリースされるではありませんか。
全く、何やってんの、と思わずにはいられません。
武道館ライヴを1ヵ月後に控えている状況で自分のソロシングルですよ。
当然のようにシングルのPVの撮影だって行なわれてます。
いつもどおりの笑顔で踊ったりしてますよ。
それ見て、こちらは幸せになれますよ、はい。
ただ、武道館が大丈夫かが気になって仕方ありません。
レコード会社が決めているのか所属事務所が決めてるのか、詳細は全くわかりませんが、今は彼女をそっとして欲しいです。
栄えある武道館、歴史の深い、バンドマンにとっての聖地での演奏のために、なんとか彼女を十分に練習させてあげてください、って思うのは僕だけでしょうか。
いや、思い出した。
劇中で、沙綾は走りながら途中で一回聴いただけの楽曲を、ポピパのメンバーと共にステージで披露することの出来た天才だった!
大橋さんも同じく天才であることを心から願います。
武道館楽しみにしてます。
なお、9/20発売のPoppin’Partyの7thシングルの生産限定盤には2017年2月5日に開催された「BanG Dream! 3rd☆LIVE Sparklin’ PARTY 2017!」の模様とメイキング映像を収めたBlu-rayが付きます。
在宅バンドリーマーの僕にとって、やっと3rdライヴが見れることになり、うれしくてたまりません。
みなさんも、生産限定盤だそうなので、お忘れないようご予約を。