地獄のゆるふわバンド NEMOPHILA(ネモフィラ)との出会い
yoshida sakura(HAGANE) から miyako(LOVEBITES) からの・・・
最近いつものようにYouTubeで情報集めしていた時のこと。
僕は音楽、演奏系のものをこれまでたくさん見てきましたので、おすすめ関連でそれ系の動画がよく表示されます。
まあ、すべてをチェックする暇はないので、ほとんどの場合スルーするのですが、今回はyoshida sakuraさんのギター動画に出くわしました。
まずはyoshida sakuraさんの中三時代のINTO THE ARENAの演奏に目を奪われました。
やはり、このマイケル・シェンカーの名曲は、ギターをやっていた50代の僕にはドンピシャな楽曲で、とりあえずなんちゃってコピーはやっていた思い出があります。
しかし、当時の僕の限界を遥かに上回るプレイに驚嘆しました。
それも中三でこれですから、今どきのギタリストのレベルの高さには目を見張ります。
その上、最近アップされていたインペリテリの17th Century Chicken Pickin’には愕然としました。
とんでもない早弾きの超難曲をいとも簡単に弾けてるのです。
やっぱり僕にはギタリストは無理だと、あきらめさせるに十分な演奏となってます。
そして、彼女は現在HAGANE(読み:はがね)というガールズバンドを結成して活動していることがわかりました。
ホームページによると、「5人組ハーモニックメタルバンドHAGANE」ということで、今後が楽しみなバンドだなと思いましたね。
しかし、HAGANEのMVやsakura氏のギター演奏動画を見まくっていると、おすすめにさらに別の魅力的なギタリストが表れました。
それはmiyako氏です。
彼女はLOVEBITES(
このLOVEBITESもこれまた良くって、YouTube上にあるライヴ映像はほとんど見ましたね。
僕が80年代に聞いてたラウドネスなどのジャパニーズメタルバンドの音を正統に引き継いでいるイメージを持ちました(個人の感想です)。
なんか、あのかっちりした様式美ってのがしっくりくるんですよ。
それに加えて、ガールズバンドといっても、その演奏レベルは僕の想像を遥かに上回ってます。
僕の知らない間に、ガールズメタルの世界では、yoshida sakuraさん、miyako氏など、優れた女性ギタリストが続々と登場していたんですね。
SHOW-YAやプリプリで止まってる僕には驚きの発見でしたw
・・・NEMOPHILA(ネモフィラ)登場
しかし・・・そんな中で出会ってしまったんですよ。
今の僕の心にドンピシャで入り込んできたのが、NEMOPHILA(ネモフィラ)です。
ちょうど3rdシングルの「DISSENSION 」(ディセンション)がリリースされて間もないころで、もちろん僕は何も知りません。
YouTubeのおすすめに、突然DISSENSION のMVが現れたのです。
ギンギンのオレンジの髪をしたヴォーカルと思わしき女性がたたずむサムネイルにちょっとだけ心惹かれてクリック。
これが始まりでした。
その楽曲の世界観は、あっという間に僕の心を撃ち抜いたのでした。
何といっても最初の衝撃は、あのヴォーカル mayu さんのシャウトとデスヴォイスです。
絞め殺されるような強烈なシャウトに始まり、Aメロは怒涛のデスヴォイスです。
僕は、だいぶ前からメタルシーンでデスヴォイスが流行っていたのは知っていましたが、どっちかというとあまり好きではありませんでした。
なので、Aメロで動画を離脱しようかと思ってたのですが、サビでは一転、非常に魅力的なヴォーカルへと変貌。
力強く、伸びやかなそのヴォーカルに一聴惚れしてしまったのでした。
繰り返しMVを見るたびにじわじわとやってくる中毒性のあるヴォーカル。
mayu さんの普通の歌声からデスヴォイスまでの幅の広さにノックアウトされたのです。
それに加え、バンドサウンドに負けない、ヴォーカルパフォーマンス。
軽やかに体を揺らしながら歌う様子は、もはや貫禄やオーラさえ感じました。
そうなると、もはやあのデスヴォイスさえ、激しいだけでなくエモくも聞こえてきたのです。
もう、完全にmayu さんのヴォーカルとそのパフォーマンスの世界にあっという間にハマってしまったのでした。
そして、このMVでハマったのはヴォーカルのmayu さんだけではありません。
ツインギターのSAKIさんと葉月さん、ベースのハラグチサンさん、ドラムスのむらたたむさん、というバンドメンバーの激しい演奏も非常に目を引きました。
このデスヴォイスを含むハードでエモいヴォーカルを乗せる、バンドによる激しい演奏は、これまでのガールズバンドに対する僕の見方をあっという間に変えてくれたのでした。
ヘヴィで疾走感のあるリフ、重厚なベース、そして大黒柱のドラムスは高速ツーバス踏みまくりで、高度な演奏技術を感じさせてくれました。
ギタリストは二人とも7弦ギター、ベースは5弦ベースということで、非常に重厚な世界観をたたき出してます。
先ほど挙げたように昔、SHOW-YAとかプリンセス プリンセスなどを聴いて、ギターコピーなどやって楽しんでいたものですが、演奏技術は格段に進化を遂げてますね。
まあ、80年代のバンドと比べるほうが愚かしいとはいえ、こんなに飛躍的にスキルが上がっているとは驚きです。
そしてその上、みんなヴィジュアルが良い、ですw
これもまた大事ですよね。
そしてもう一つ特筆すべきこととして、彼女たちの持つ別の面があります。
DISSENSIONのサビ前のコーラスで、5人並んでコミカルな動きをするパートがありますが、そこで垣間見えるのは、この激奏とはかけ離れたふわっとした世界。
後に知ることになりましたが、このバンドのキャッチコピーは、音は地獄のように激しく、その他はゆるふわ、いわゆる「地獄のゆるふわバンド」です。
まさに、この轟音とメンバーのキャラクターのギャップが見事に表現された素晴らしいMVだったと思いますね。
いや、デスヴォイスのAメロで離脱してたら、このバンドの真骨頂に気付くことはなかった、と思うと最後まで視聴した僕、つくづくグッジョブだったと思います。
NEMOPHILAは魅力がいっぱい
ここからNEMOPHILAの沼へとハマっていったわけですが、本当にこのバンドは魅力にあふれていると思いますね。
2019年8月に活動開始した、ということでまだ期間は短いわけですが、やはり今どきのバンドらしくYouTubeやSNSなどでたくさん情報を発信してます。
活動開始の翌年に世界的なパンデミックになり、リアルライヴが困難になったわけですが、それにめげずに様々な活動をしています。
何といっても僕をさらにハマらせたのはYouTubeでのカバー動画ですね。
古くは80年代洋楽邦楽HM/HRから、最新のNiziUまで幅広く彼女らしくカバーしてて、これがもうたまりません。
ただ、NEMOPHILAはカバーだけで話題を取りに行ってるバンドではありません。
今回のDISSENSIONが3rdシングル、ということですでに3枚のシングル、計7曲のオリジナル曲をリリースしています。
それがまたいいんだ・・・。
かっこいい楽曲、高度な演奏技術、魅力的な5人のキャラクター。
もう、ハマるしかなかった僕なのでした。
パンデミックがなければ、すでに世界のHM/HRファンの元へ飛びだっていたかもしれない、そんなポテンシャルを感じてます。
しかし、この状況下でも今はYouTube上で非常にクオリティの高い洋楽カバーを発表することで、多くの海外ファンの心をつかんできてます。
もはや、このバンドには明るい将来が待ち受けてるとしか思えません。
そんなに遠くない未来に、人気は爆発するのでは、という期待しかないです。
久々にブログに書きたい、と思える強烈なモノを見つけたと思います。
彼女たちのこれまでとこれからを、しばらく書き綴って応援していこうかな、と思っています。
3rdシングル 「DISSENSION」のMVはこちら
地獄の音と真逆のゆるふわなメイキングも必見です。