NAONのYAON 2021 ライヴ at 日比谷野外大音楽堂(無観客配信ライヴ)
パンデミック2年目に入りましたが、いまだ終息の目途が立たず、むしろさらに広がろうとしています。
第15回目になるNAONのYAONは昨年は感染拡大のため延期となり、その延期公演が今年の4月29日に行われる予定でした。
が、しかし、まさに今や第4波ともいわれる状況。
で、今回は苦渋の決断で、無観客配信ライヴという初の試みとなった、とのことです。
これまで僕は、このイベントについてはあまり知らなかったわけですが、数か月前にNEMOPHILA(ネモフィラ)を知って以来、多くのガールズバンドを急速にYouTubeで見まくるようになってました。
そんな中、ネモフィラのヴォーカルのmayuちゃんがツイッターで「ん゛ん゛ん゛。」とツイートしたのを発見。
これは、NAONのYAON 2021が緊急事態宣言の影響により、無観客ライヴに変更、というSHOW-YAスタッフのツイートへの反応だったわけです。
僕は、この時初めてネモフィラがNAONのYAON 2021に初出演する予定だったのを知ったわけですが、これが配信ライヴになったということで、ということはこれは参戦できるのではないか、と思い始めました。
基本的には在宅系のライトヲタな僕は、近年はほとんどリアルライヴには行ってません。
なんか気恥ずかしい、というか、気後れしてしまってます。
また、田舎に住んでいるので、会場まで行くのが億劫だったりといった理由で、観たいライヴはほとんどBlu-rayかDVDで楽しむのが僕のスタイルだったんですよ。
しかし、時代はコロナ以降変わってしまいました。
急速に配信のプラットフォームが確立されていき、もはや、有観客ライヴでさえ同時配信が当たり前になってきたのです。
まさに、不幸中の幸いが僕の身に起こってきたのです。
で、良く見ると、今回は現地開催と共にもともと配信も準備されてたようです。
意を決してこの「NAONのYAON 2021」の配信チケットを購入。
トータル約5時間が3500円って、リーズナブル過ぎでしょ。
ゆっくり自分の部屋で安らかにライヴ鑑賞できるなんて、なんといい時代になったのか、とさえ思えてしまいます。(もちろんコロナはとっとと終息して欲しいですけどね。)
そんないきさつで参戦した「NAONのYAON 2021」でしたが、その感想は、ずばり
参戦して良かった!!楽しかった!!!
です。
結局リアルタイムでは観れなかったのですが、アーカイヴがしばらく残るということで、ゴールデンウィーク中にじっくりと観させてもらいましたよ。
いやいや、いろんなガールズバンドが次々に現れて無観客の野音でパフォーマンスを繰り広げてくれるわけですが、非常に楽しかったですね。
これは、記憶に残すためにも、また他の人とこの感動を共有するためにも、この記事を書かずにはいられませんでした。
もちろん、登場したすべてのバンド、シンガー、プレイヤーを知ってるわけではありませんし、すべての楽曲を知っているわけでもありません。
基本的にはネモフィラ目当てでの参戦だったわけですが、それでも、他のアーティスト、楽曲を見聞きして、思いっきり視野が広がった気がします。
司会進行のSHOW-YAのヴォーカル寺田恵子さんの絶妙な立ち位置も含め見どころいっぱいでした。
何といってもトータル5時間の長丁場なので、自分の気になった部分をメインに書き綴っておこうと思ってます。
Mary’s Blood
オープニングアクトの稚菜、LAZYgunsBRISKY、CASPAに関しては、申し訳ありませんが全く知りませんでした。
でも、僕の知らない世界で頑張ってる人たちが一生懸命パフォーマンスしてるのを見るのもなかなか楽しいですね。
いつか、これを見たことがお宝になるかもしれませんし。
で、本編のオープニングを飾ったのがMary’s Blood(メアリーズブラッド)。
これは、ネモフィラのギタリスト、SAKI(通称ちゃっきー)が所属するバンドですね。
ヘヴィなハードロックを聞かせてくれますね。
3曲披露したのですが、どれも僕は知らない曲で、基本的にはちゃっきーのプレイ(胸元ではないですよw)に集中して見てました。
メアリーでは、ギターは6弦、ベースは4弦なんですね。
それで十分なヘヴィネスを生み出してます。
2012年以降、ちゃっきーはメアリーでプレイしてるわけですが、同時にネモフィラでもあれだけの激しいプレイをやってるって、すごすぎますね。
今、ギタリスト歴10年ということですが、引き出しは十分なんでしょうね。
ただ、同時進行って、大丈夫なの??と素人目には思えます。
いつか、どっちかを選択するときが来るのではないか、というおぼろげな不安を感じますね。
そのとき、ネモフィラを取ってほしいと個人的には思いますが・・・。
バンドを見てて、ヴォーカルのEYE(アイ)さんも悪くないな、と思い始めました。
ハスキーな声はハードロック向きですし、かっこいいパフォーマンスを見せてくれます。
プレイ後の寺田さんとの絡みも非常に好感が持てました。
併せて言えば、寺田さんの進行がいいですね。
トークがおもろいです、寺田姐さん。
あと、アフタートーク中に二人で言ってましたが、配信だけでもあってよかったね、って。
いや、まさにそうですよね。
単なる延期、中止であれば、その日は昨年同様ナッシングになるところだったわけで。
ほんっとに配信ででもライヴが開催できたことにホッとしてましたね。
それに対してEYEさんも、そのぶん逆に海外の人も見れてるところはよい、とポジティヴな発言。
まさにそのとおりですよね。
海外の人や、僕のように引き籠って会場に足を運ばない人でさえ参戦できてるのですからね。
その部分は間違いなくプラスの要素と感じます。
Gacharic Spin
ガチャリック スピンと言えば、僕の中ではベースのF チョッパー KOGAさん、ギターのTOMO-ZOさん、ドラムのはなさん、ヴォーカルのArmmyの4人、ウィキペディアによるといわゆる第二期にちょっとかじってたのを思い出します。
TOMO-ZOの笑顔のプレイは好きだったし、KOGAさんのかっこいいばちばちのベースも良かったですよね。
あと、歌えるドラマーはなさんのメガネw。
何といっても、Armmyのかっこいいハスキーヴォーカルが魅力でした。
ド派手なバンドでしたが、プレイはなかなかの技巧派で、今後が非常に楽しみなガールズバンドと見ていました。
そしてなんかパフォーマーが加わったりして、なんか僕にとっては迷走感があり、僕の思ってたバンド感とずれていってた気がしたので、しばらくご無沙汰になっていました。
まず驚いたのが、あのメガネドラムのはなさんがいない!
その代わりに何とネモフィラのむらたたむさんがドラムを叩いているではないですか。
たむちゃんは3年前にもサポートで叩いてたらしく、息もばっちりでしたね。
ウィキペディアを見ると、なんと今ははなさんはドラムではなく、ギターヴォーカルに担当替えをしてたんですね。
メガネもなく雰囲気も変わっていたので、一回目の視聴では、完全にヴォーカル二人は後から入った人だと勘違いしてましたw
マルチな才能に憧れます。
チョッパー KOGAさんのベースは相変わらずかっこいいですし、TOMO-ZOのプレイも安定で、相変わらず可愛さも全開です。
調べると、名前はアンジェリーナ 1/3(通称アンジー)、担当はマイクパフォーマーとのことですね。
2019年に17歳女子高生時に加入した新入りヴォーカルというわけでした。
ピンク髪にへそ出し、は最初のしおらしい姿からは想像できなかったらしく、寺田姐さんも驚いてますが、いやいや、めっちゃ存在感出しまくってましたよね。
19歳くらいとは思えない、圧倒的ないいパフォーマンスだったと思います。
まさに今の苦しい時代にピッタリのメッセージソングになってるわけですが、それを全力で歌い上げるはなさんとアンジーのツインヴォーカルがたまらなく感動的でした。
キーボードのオレオレオナさんも感極まってる風に見えましたし、寺田姐さんも第一声が「泣かせてくれるじゃない、ヤバいじゃん、あなたたち」とのこと。
いやいや、すごいいいパフォーマンスを見せてくれたと思います。
ザ・コインロッカーズ
さて、「初登場になりま~す。・・・すっげえ人数w。ははは、何人だコレ」という寺田姐さんの紹介で登場したのがザ・コインロッカーズです。
僕は全くの初見でしたが、やっぱりまずはその人数に圧倒されますね、これはw
制服チックな衣装に身を包んだ13人バンド。
歌詞の青春っぽさや、かわいい女の子たちのルックスなどから、48グループ系の匂いがプンプン漂ってましたが、やっぱり秋元康プロデュースのバンドでしたね。
2018年結成で、この春に1stアルバムを出したばかりの、20歳前後の女の子で成るフレッシュなガールズバンドです。
当初は41人が選ばれてましたが、最終的に13人のガールズバンドアイドルとしての活動へと舵を取ったようですね。
まあ、このイベントに出るバンドの中では、当然ながらテクニックなどの点では見劣りするのは仕方がないとは思います。
でも、そんな緊張感の中でも、十分楽しんでプレイしてることが伝わってくる3曲だったと思いますね。
何といっても、見た目がみんなかわいいので、それだけで目の保養になりますし、演奏も思ったよりは出来てると思います。
女の子たちの軽音楽ブームが来てから久しいですが、こんなイベントへの出演機会が開かれるのはとてもいいと思いますね。
そんなに長く続かないとしても、ここの卒業生がガールズバンドの将来を担うプレイヤーになる可能性は十分にあると思いますしね。
このバンドもラスト3曲目はエモい曲でしめてます。
1stアルバムのラスト曲ともなっている「歌いたくて歌いたくて」、これもやはりコロナ禍での閉塞感に対する秋元さんのメッセージがつまってるようですね。
なんか、そういう強いメッセージを爽やかに歌い上げてて、非常にほほえましいです。
山本彩似の金髪と、芦田愛菜似の黒髪のヴォーカル二人も非常にかわいいですし、他にもかわいいプレイヤーがたくさんいますので、今後もがんばれ、と親心のように感じます。
バンドが「NAONのYAON、最高!!!」でパフォーマンスを終えた後、「ザ・コインロッカーズ、最高!!!」で迎えた寺田姐さん、お茶目で最高ですw
こんな新人バンドを見守る姐さんの優しさや気遣いが感じられて、とってもいいですね。
アフタートークで語ってましたが、SHOW-YAも秋元さんに歌詞を書いてもらったことがあるようですね。
それで、「30年前に乙女に詩を書いてた人が、30年後にも乙女に詩を書いてるってすごくない??」っていう寺田姐さんの言葉も重いですよね。
いや、おニャン子クラブ時代がまさに僕の青春時代ですが、今でもこんな20前後の子が共感できる詩を書けるって、秋元さんの才能はやっぱりすごいとしか言いようがないです。
最後に付け加えると、アフタートークで姐さんと話したのがヴォーカルの一人、宇都宮 未来ちゃんという17歳でしたが、受け答えがとても爽やかでしたね。
超大先輩の寺田さん相手に臆することなく、それでもきちんとリスペクトも忘れてない、素敵なトークだったと思います。
ちょうど、初期AKB48で言えば、総監督の高橋みなみ氏を思い起こさせられました。
今後歌番組とかで、タモさんとかと絡んでいくんでしょうね。
今後が楽しみです。
NEMOPHILA
「NAONのYAON初登場になります。妹分です」の紹介でついに僕の本命、NEMOPHILA(ネモフィラ)登場です。
寺田姐さんに妹分、って呼ばれるのは気分がいいですね。
もちろん、姐さんからしたらほとんどみんなが妹的な存在なんだろうとは思いますが、こうやって声に出されると、確かに認められてる、って感じを強く感じますもんね。
1曲目 OIRAN
「ぶち上げていくぜぇ!」の声で始まるのは、デビュー曲のOIRANです。
ヴォーカルのmayuちゃんのやってるツイキャスでは、とても丁寧な言葉使いで、すごく女の子らしいたたずまいなのですが、いったんステージに上がると一気にぶち上ってますw
このギャップがたまりませんね。
ステージでは、ネモフィラのmayuに完全になり切って、演じ切ってます。
このオンオフの切り替え、素晴らしいです。
イントロは、オリジナル曲のアウトロの部分から始めることで、意外さを演出してますね。
最初っから一段高い位置でドラムを叩くたむちゃんに向かって4人が長い髪を揺らしてヘッドバンギングする様は迫力満点です。
ネモフィラのこの曲はスタジオライヴの形でYouTubeで視聴済みではありましたが、こうしてステージで見るとまた一段と迫力がありますね。
やっぱりそれぞれその道のプロが集まった集団だけあって、演奏はもちろんのこと見せ方もうまいですね。
多少演奏はラフになってるとこもありますが、それ以上にライヴ感の感じられるステージングで、十分満足できます。
ちゃっきーのツイキャスで言ってましたが、このレベルの大きさのステージでの5人のライヴは初めてだったみたいですね。
しっかり見せ場では前に出てきたり、mayuちゃんが他のメンバーに絡んだり、ギタリスト二人が左右入れ替わったりなど、ステージを広く使ってとてもいい感じに見えてます。
mayuちゃんはデスヴォイスもイケてますが、やっぱりサビの伸びやかなハスキーヴォイスが魅力いっぱいだと思います。
唱法としてのデスヴォイスは非常にインパクト大ですし、アクセントとしては強力な効果を発揮してますが、彼女のヴォーカルの本質はやっぱりその地声だと僕は思ってます。
寺田姐さんに妹分と言われたのは、そんなロックヴォーカリストとしての素質を見抜いてのことではなかろうか、と推測してますがいかがでしょうか。
ちゃっきーはメアリーの時とはうって変わってラフな衣装で来てますね。
バンド最年長として、余裕のステージングやってます。
ギタリストとして10年目の中堅どころとなってますが、メアリーの時の6弦とは違う7弦ギターでさらにメタリックサウンドを極めていってほしいですね。
そしてちゃっきーと共にギターを奏でる葉月ちゃんも、キレイでテクニカルなギターをプレイしてます。
ツインギターで二人とも7弦ギターということで、このヘヴィサウンドは、やっぱりメタルファンの心に訴えるものが強いと思います。
それも、海外のコアなメタルファンには言語を超えたヘヴィネスで通用する予感があふれてきます。
加えて、二人ともきれいなお姉さんですしね。
ルックスもサウンドも共に良しです。
ハラグチサンのベースも5弦で、ヘヴィなサウンドに大きく貢献してます。
黒髪ロングでヘヴィなサウンドを奏でるのがまたたまりませんね。
キュートなルックスもネモフィラの今後の人気上昇に貢献するに違いありません。
そして後方上段に構える、むらたたむさん。
ガチャピンでサポートで叩いてましたが、やはり自らのバンドで叩いてる方がしっくりきますね。
以前はガールズバンドSORAMIMIのドラマーとして叩いてましたが、やはり、彼女のテクニックはこんなヘヴィでメタリックなサウンドでこそ最大限に発揮できると思えます。
かわいらしい風貌で叩く激しいドラミング、このギャップも非常に好感を持てます。
唯一残念だったことと言えば、観客が入ってない、ってことでしょうか。
やはり、会場のレスポンスもライヴを構成する大きな要素の一つでしょうからね。
かなりネモフィラを待ってる人が多くなってきているようなので、実際オーディエンスを入れたら相当な盛り上がりになることは間違いないでしょうからね。
まあ、今回は配信があっただけでもありがたい、ってことにしておきましょう。
2曲目 DISSENSION
OIRANのエンディングでメンバーの名前を紹介した後、「まだまだ行くぜぇ、DISSENSION!!」の掛け声とともに2月にリリースされた最新シングルのDISSENSIONが登場です。
これはMVで初めて見て僕が衝撃を受けた、ネモフィラとの出会いの曲となってます。
その上、今の時点でYouTubeにライヴもスタジオライヴも上がっていませんので、きっとみんな長らく待ちに待った一曲だったのではないでしょうか。(※追記:後からわかりましたが、この曲はリリース同日に行われた3rd配信ライヴにてすでに披露されてました。しかし、そのライヴに参戦してない僕のような人にとっては、待ちに待っていた、というのは間違いないと思われます。)
「行くぜ行くぜ!!」
mayuちゃんの煽りから歌メロへ。
もう、言うことないですね。
最高のパフォーマンス見せてくれました。
かっこよすぎます。
mayuちゃんのヴォーカル、シャウト、デスヴォイス、そして歌メロ、どれをとっても、今後世界に羽ばたく気がしてなりません。
ちゃっきーと葉月ちゃんのギターソロでのツインリードの応酬もかっこよすぎますね。
また、高速BPMのこの曲を、しっかりとベースのハラグチサンとドラムスのたむちゃんが支えてます。
バンドの一体感が強烈ですね。
これでまだアルバムも出してない新人バンドというわけですから、この先の伸びしろは半端ないと痛感します。
これまで出演した数あるバンドの中で、初登場でここまで爪痕残せたバンドってそんなにないんじゃないでしょうか。
もはやポテンシャルの塊と思えます。
後は、環境とタイミングでしょうね。
3曲目 Life
ラストは、名曲Life来ました。
2人のギタリストのタッピングのイントロが始まると同時に、
「みんな、NAONのYAON楽しんでますか!こことそこつないでいくからな!一緒に歌ってくれ!」
このmayuちゃんのオーディエンスへの煽りと重なる、ちゃっきーの奏でる気持ち良いリードギターの優しい音色。
もはや超名演の予感しかしませんよね。
サビでのメンバーによるコーラスも、キレイにきまってます。
ゾクゾクするほど仕上がってると感じます。
いや、これも今の困難な時代にピタリと合った楽曲だと思いますね。
とても前向きなメッセージソングですよね。
ただでさえいい曲なのに、ネモフィラというバンドにとっても、もはや濃い思い出の詰まった楽曲になっています。
やはり、たむちゃん産休明けのストリーミングライヴで、たむちゃんに向けられて演奏し、全員で涙したのが一番強い思い出じゃないでしょうか。
まだ2019年8月のバンド活動開始からわずかしか時は流れていませんが、既にバンドの絆が非常に深いものとなってることを表す象徴的な曲になっているに違いありません。
そんな楽曲ですから、ライヴ後のトークでもmayuちゃんが姐さんに語ってましたが、3曲目lifeを歌う瞬間にめちゃくちゃ泣きそうになって、でも泣いたら歌えなくなると思って本気でこらえたそうです。
確かに、曲の1番の歌メロではわかりませんが、ちょうど2番でベースのハラグチサンと向かい合って歌うとこら辺から、mayuちゃんが感極まってるのが表情や声の震えなどから伝わってきます。
そして、ギターソロの時には、「ああ、やべぇぜ!!」って叫んでますね。
いや、これは正直な思いを吐露していて、とても好感が持てます。
やはり、CDと同じ音を再現するのではなくて、その瞬間の思いを音にするのがライヴなはずですから、こんな人間的な感情が乗った歌を聴くと、こっちもめちゃめちゃ心が熱くなるってもんですよ。
それでもなんとか後半は満ちなおしてしっかり歌い上げたのはやはりプロ根性のなせる業でしょう。
ギターソロはメロディアスな旋律を代わる代わる二人のギターに振り分け、最後はハモる、という非常に考え抜かれた美しいメロディをプレイしてます。
2人の感情がしっかりと入った美しいソロプレイだと思いますね。
中盤のコーラスパートでは、「よかったら、テレビの前で、いや、画面の前で、一緒に歌ってください!」とmayuちゃん。
本来なら会場が大合唱になるところでしょうけど、今回はちょっぴり残念ですが、画面の向こうで合唱。
会場を一つにする大合唱は、次回のお楽しみ、ってことですね。
mayu:「伝わるぜ!聞こえるぜ!ありがとう!!」
無観客、配信、そんなのは何も妨げなくアーティストとオーディエンスはつながれるんですね。
これこそ音楽の力っていうもんでしょう。
そして、メンバーもみんなmayuちゃんと同じ思いを共有しながら演奏してるように見えますね。
最後たむちゃんが上を向いてたのは涙を落とさないため?と思えたりもします。
バンドの歴史に残る名演の一つになったのは間違いないでしょう。
アフタートークでの、オレンジの髪の見た目とは真逆の丁寧に受け答えする礼儀正しいmayuちゃんも爽やかでいいですね。
こんな感じだから、姐さんにも妹分と呼んでもらえるんでしょう。
そして告知では、6/25にイギリスのJPU Recordsより‘OIRAN Extended Edition’をリリースのお知らせです。
これまでの3枚のCDの全楽曲に、DISSENSIONの英語ヴァージョンを収録した全8曲のCDですね。
向こうでは、ちょっとしたアルバム扱いした表記が見られますし、実際日本で言っても既にベストアルバムと言っちゃっても過言ではないと思えます。
これは素晴らしいですね。
姐さんも世界に羽ばたけ、って言ってますが、まさにその手掛かりになりそうなグッドニュースと言えそうです。
そしてもう一つの大ニュース、
ネモフィラ、6/19に配信ライヴをするそうです!
これは間違いなく参戦せねばなるまい、ですよね。
今回のこの3曲、とてもいいライヴだったんですが、やっぱり単独のライヴではない分、カメラワークなどがちょっと物足りない感じはありました。
単独ライヴではきっとそこは十分なリハをやれるでしょうから、今回も良かったのですが、さらにもっといいライヴ映像が見れるのではないかと期待が持てます。
まだホームページには今の時点で情報がありませんが、ぜひとも参戦してもっとたっぷりとネモフィラを楽しみたいとワクワクが止まりませんw
WGGC(World Guitar Girls Collection)のコーナー
ガールズギタリストをたくさん共演させるという名物コーナーです。
今回出演のギタリストは瀬川千鶴、YASHIRO、Li-sa-X、葉月、SAKI(ちゃっきー)の5人で、ネモフィラから2人の参加となってます。
バックの演奏に乗せて有名なリフや歌メロをギターで代わる代わる演奏するコーナーですが、なかなかこれも面白かったです。
選曲も、私は嵐、CRAZY NIGHT、蝋人形の館、blue lagoon、雨上がりの夜空に、TRUTH、紅蓮華、FAIRY、と有名どころがそろってて、楽しめました。
まあ、ネモフィラの葉月ちゃんとちゃっきーはもはやかなりどんなギタリストかわかってきましたが、まだまだ僕の知らないプレイヤーがいっぱいいるんだな、と改めて感じましたね。
それにしても、あのポール・ギルバートをコピーしてたLi-sa-Xちゃんがこんなにおっきくなって、大人のプレイヤーに混じって演奏してるのには驚きましたね。
彼女の成長にも驚いてますが、それだけ月日が経ったのにも愕然としてますw
NAONのYAONのメドレーコーナー
ここでは、ヴォーカリストの共演ですね。
参加シンガーは、ガチャピンのアンジー、メアリーのEYE、ネモフィラのmayu、SHOW-YAの寺田姐さん、あとバックバンドにTOMO-ZOや、プリプリの渡辺敦子、富田京子、SHOW-YAからギタリストsun-go☆さん、などなど豪華な顔ぶれになってます。
まず一つ目のメドレーで、限界LOVERS、世界でいちばん熱い夏、19 GROWING UP、Diamonds、とSHOW-YAとプリプリの代表曲たちです。
なんか、懐かしくてたまりませんね。
もうこれらが出てから30年以上経ってるって、恐ろしいです。
あと、思うのが、やっぱり名曲はスタンダードとして残るんだな、ってこと。
この名曲の数々を19歳のアンジーや20代前半のmayuちゃんらが楽しそうに歌ってるわけだし。(寺田姐さんはいまだに歌ってるわけで、逆の意味でまたすごいっす。)
ここで、姐さんたちの懐かしトークが炸裂してます。
全日本女子プロバンドを結成してた時の話は非常におもろかったっす。
いろいろグダグダとおばさんたちの懐かしトークに花が咲いてましたが、とどめは富田京子さんの、「なんで全女(全日本女子プロバンド)やめちゃったか知ってる?」の質問。
答えは、京子:「わたしがね、子供ができたのw」。「そうだよ、そうなんだよ」と姐さん。
そしてここで迷言投下。京子:「ドラマーはすぐ子ども作るのでね」。
姐さん「配信してるんだよ、あなた。ここだけの話で(終わるんじゃないんだよ)、この配信あと三日間は見れるんだよ」と慌てて火消しに入るも時すでに遅し。
この件には、大爆笑させていただきましたよw
ちなみに、ネモフィラのドラマーたむちゃんは去年産休とってたし、加えて言えば、今回ガチャリックスピンのドラマーyuriさんが休んでるのも出産に備えてだったことを考えると、京子さんの迷言はまさに真実の名言だったのかもと思えますねw
2曲目は歴代レジェンドの名曲メドレーです。
六本木心中(アン・ルイス)、レモンティー(シーナ&
この辺になると僕よりもう少し上の世代が楽しんでいたんではないかと思われます。
それにしても、そんな女性ヴォーカリストのオールドスタンダードとも言える楽曲を若い子たちが嬉々として歌ってるのが、好ましい限りです。
それと、若い子に負けない寺田姐さんの迫力にも脱帽ですね。
今の時点で姐さんは57歳(ウィキペディアに載ってた)僕より5年ほど年長なんですが、そのパワフルさには驚かされますね。
トークの中で、このイベントが始まったのが87年(1987年)って言おうとしたときに、間違って87年前って言っちゃってましたが、87年前にも歌ってたって言ってもうっかり信じてしまいそうなほどパワーがみなぎってますね。
そんな姐さんが、このイベントを通して若い世代を育てていってる感じがあって、とても温かい気持ちになります。
そのような姐さんの期待に応えてノビノビ歌ってるmayuちゃんやアンジー、EYEさんが頼もしいですね。
これからのガールズロックを背負っていってくれるに違いありません。
なにはともあれ、選曲も、出演者も、どちらの意味でもとっても楽しめるメドレーコーナーでした。
ここで15分休憩。
ファーストサマーウイカ
最近見かけるタレントさんで、何でここで?と思ったら、歌手活動もしてたんですね。
この出演のきっかけは、物まね番組でSHOW-YAの曲をやったときに、寺田姐さんから直々のツイートをいただいたとのこと。
何かすごい時代だなあとつくづく感じますね。
そしてSHOW-YAのバンドをバックに一曲かっこよく歌い上げてました。
知らなかったのですが、これはご本人のソロデビュー曲「カメレオン」だそうです。
2月に配信リリースしたばかりだそうですが、それをSHOW-YAをバックに歌えるって、最高だったに違いありません。
とてもうれしそうで、同時にかっこよかったです。
その後姐さん登場。
ついに本家SHOW-YAの5人との夢のようなコラボが実現、とのことで、めっちゃ喜んでる姿が初々しいですね。
2曲目は「私は嵐」を姐さんとツインヴォーカルで歌ってました。
僕はこの曲は「やさしいロックギター入門」当時の版の課題曲で、なんちゃって完コピできてた思い出があります。
今回SHOW-YAのsun-go☆さんがほぼ原曲に忠実にプレイしてるのを見て、ちょっと感動しましたね。
課題曲でも、最後の方に出てくる(つまり難易度高めだけど、ほどよく初心者に向けてアレンジしてくれてる)楽曲で、非常に弾いてかっこよく楽しいリフとソロですよね。
いい曲をつくったもんだと改めて思いました。
ウイカさんも、夢のようなステージを思いっきり楽しんでる感がばりばり伝わってきました。
やっぱりカラオケではなく、生演奏で歌うのって、それも憧れのバンドをバックに歌うなんて、それはたまらない喜びがあるんでしょうね。
本人ももはやここがピークと言ってましたw
見てるこっちも、たっぷり楽しめました。
葛城ユキ
姐さんが大先輩として続いて紹介したのは葛城ユキさん。
御年71歳になってますね、お久しぶりにお見掛けしました。
やっぱり彼女の代表曲は「ボヘミアン」でしょう、SHOW-YAの演奏をバックに歌い上げてくれました。
ていうか、迫力や凄みが増してますよね。
38年前、僕が中学生の頃の大ヒット曲をいまだに歌えてるところが感無量です。
歌の後、寺田姐さんが、触れないわけにはいかない、と公式に発表されたばかりの葛城さんの病気の件に触れています。
実は原発性の腹膜がんで、ステージ4という危険なとこまでいってるようです。
リハの時はまだ黙っていたそうですね。
で、このステージを最後に、入院闘病生活を始めるとのこと。
ロック魂で再び復帰を誓った姿は力強く、ほんとに頑張ってほしいなと思ってます。
姐さんもまたこのイベントは来年もあるから、一緒に歌いましょうと、エールを送ってます。
その後、一曲歌うって言ってたけど、残念ながら配信アーカイヴではそこはカットされてました。
いずれにしても、頑張って復帰して欲しいと思いますね。
再び帰ってくるのを待ってます!
田村直美
またまた久し振りにお目にかかるシンガー登場です。
屈託のない笑顔はまったく変わってませんね。
御年57歳、ということで寺田姐さんと同い年、ウサギ年だそうです。
率いるバックバンドの中にはネモフィラの葉月さんがいてます。
披露した「ゆずれない願い」と「永遠の一秒」も懐かしかったですね。
僕は彼女に関してはこの2曲しか知らなかったのですが、PEARLでの活動以外にソロでもアルバムを10枚ほど出してて、しっかり音楽活動続けておられたんですね。
歌もパワフルで、お年を全く感じられないパフォーマンスですね。
いやいや寺田姐さんといい田村さんといい、爪の垢を煎じて飲ませてもらいたいくらいです。
もう一曲、Sho-ta with Tenpack riverside rock’n roll bandという名義でやってるバンドの曲も披露してました。
全く知らない曲でしたが、やっぱり生演奏だったら、大概のものは楽しく聴けますね。
演奏を見ても聞いても楽しめる、これこそライヴの醍醐味だと思います。
アフタートークで語ってましたが、ニューアルバムができたけど、いろいろ間に合わなくて、配信、それも無料にしちゃった、ってことでした。
やっぱり音楽業界は激動の時期を迎えてるんだな、と改めて思わされましたね。
姐さんの「同じウサギ年でもわたしは金取るぞ」というツッコミが絶妙でした。
小柳ゆき
これまたお久しぶりシンガーの登場です。
1999年に高校生在学中のデビューということで鳴り物入りで登場した鮮烈なイメージが懐かしいですが、今や39歳としっかりとキャリアを積み上げていってるようです。
バックバンドにはLi-sa-Xが入ってます。
今度は高校生シンガーだった小柳さんが、年を経て、今回は高校生ギタリストと共演してるってのが、なんか時代の流れを感じます。
歌ったのは代表曲、「愛情」と「あなたのキスを数えましょう」ですね。
やっぱ懐かしヒット曲って、いいですね。
いろんな当時の思い出が浮かんできます。(言うても大した思い出は持ち合わせていませんがw)
生演奏と共に、良いひと時を過ごせました。
演奏が終わるとそのままステージの袖にはけていく小柳さん。
スタッフに止められ、「あたし、しゃべるんでしたっけ?」と顔を覆う小柳さんに、「自分が歌い終わったら後は帰るだけ、みたいのやめてくんない?」とツッこむ寺田姐さん。
ハプニングをつねに面白く拾っていく、姐さんさすがですw
ここに登場する方々はほとんどロック系の女性アーティストばかりと思ってたので、この参加はちょっと僕には意外でしたが、結果としてはいいアクセント、リフレッシュになってたと思いますね。
アフタートークでも、姐さんと小柳さんが非常に親し気にわちゃわちゃしてたので、そんな業界の交友関係も垣間見えて良かったです。
ここでPAにトラブルがあり、いったん中断。
雨のため、けっこうなノイズが入りだしていたようで、ちゃきキャスでは、けっこうな時間止まっていたとのことでした。
ライヴならよくある出来事だよ、と僕のようにライヴ参戦の経験のあまりないオーディエンスに優しく解説してくれる姐さん。
しかし、寺田さんははけてほしいと言われ、ステージから追い出されてちょっと可哀そうでしたw
中村あゆみ
もう久しぶりに見るアーティストが連発ですね。
中村さん、ほんっとに懐かしいです。
彼女は御年54歳になられるということで、52歳の僕にとってはまさに同世代の方ですね。
歌ってくれたのはやはり大ヒット曲、「翼の折れたエンジェル」です。
この曲は1985年リリースということだから、36年前、僕が高校生の頃ですよ。
見てみると、彼女もデビューは高校生の時だったということで、キャリア十分ですね。
いや、パワフルなステージを見せてくれましたね。
あのハスキーヴォイスも健在ですし、ちょっとタメを作りながら、堂々たる歌唱を披露してくれてます。
体を大きく動かしながらのアクションも、風格を感じさせてくれます。
あと、レインコートに身を包む手の空いたスタッフが数人、手を振り上げたりジャンプしたり、クラップしてる姿が映ってます。
ほんとは会場全体がそうなってるはずと考えると、やっぱり寂しい気持ちもしましたが、それと同時にその姿を見て胸も熱くなりましたね。
画面のこっちのオーディエンスへのメッセージも力強く、なんかほんっとに力をもらえた気がしてきました。
相川七瀬
続いて登場は相川七瀬。
こっちは、時々CMでも見てますし、素敵なママのイメージもありますね。
御年46歳ということですが、まだ30代といっても通用しそうな若さと美貌とスタイルを保ってますね。
相川さんは、デビュー曲で大ヒット曲の「夢見る少女じゃいられない」を披露です。
マイクスタンドを斜めに握って歌うその姿は、相変わらずかっこいいですね。
そして、サビのキメ言葉「夢見る少女じゃいられない」のとこで会場やモニターに向かってマイクを向けるパフォーマンスが非常に良かったですね。
きっと会場の数人、そしてモニター越しの大勢のオーディエンスが大声でレスポンスしたに違いありません。(ライヴ参戦慣れしてない僕は、そんな想像をしながら心が熱くなってただけですけどねw)
歌の後のMCで、こんな配信だからこそ、もともと来れなかった人も配信だから見てくれている、っていうことでピンチをチャンスに変えたいって言ってました。
まさに僕はそんな人の一人です。
ほんとに、こんなチャンスをいただけてうれしい限りですよ。
ANNA(中村あゆみ×相川七瀬)
そして二人のコラボで41年前の山口百恵さんの名曲、ロックンロール・ウィドウを披露です。
もう、ただただかっこいいですね。
この二人は2019年にこのANNA名義でコラボしてたんですね、全然知りませんでした。
でも、この二人の組み合わせはとってもいいですね。
ハスキーな中村さんと、クリーンな相川さんの声のブレンドが絶妙です。
また、ステージングもかっこいい人同士の組み合わせなので、かっこよさ倍増ですね。
中村さんは配信ライヴは初めてだったようで、もちろん無観客は残念とはいえ、これもこれでいいところがあると語ってますね。
コメントがずっと入ってきたりするとことか。
確かに、こうして時代は変わっていくのかもしれませんね。
アフタートークで、昨年2020年にやるはずだった相川七瀬の25周年のライヴ、ANNAとしての活動、これが今年開催できるって嬉しそうに発表してました。
コロナでズタボロだった昨年でしたが、みんな少しづつ動き出しています。
ほんとに頑張ってほしいと思ってます。
SHOW-YA
そして、NAONのYAON 2021の大トリを務めるのは、SHOW-YAです。
やっぱり大御所感たっぷりの堂々のステージを見せてくれます。
僕の知らない曲ばかりだったのですが、ギター、ベース、ドラムス、キーボード、そして姐さんのヴォーカル、とたっぷり楽しませていただきました。
そして、去年で35周年ということで、こんなに同じメンバーで続けてるってすごいことですよね。
若手のバンドも続々出て来てますが、良いバンドが現れ、そして長く続けるという意味でSHOW-YAに続くバンドが出てくることを強く願います。
MCで、ミュージシャンの間で、「音楽を切らしちゃいけない、音楽をやめちゃいけない、音楽を止めちゃいけない」、ってのがコンセンサスになってるって語ってました。
衣食住ほど重要ではないかもしれないけど、音楽は心の豊かさにつながるもの。
そういう意味で宝石よりも音楽は輝いてる。
そんな思いでこれからも音楽を続けていきたい、って。
心に刺さるメッセージですね。
そうやって真剣に提供される音楽だからこそ、僕らもしっかりそこからメッセージを受け取って、少しでも心を豊かにしていきたいなと感じました。
そしてラストは「限界LOVERS」。
WGGCのコーナーでもちょびっとやってましたが、やはり本家のフルプレイは圧倒的ですね。
「限界まで~限界まで~あきらめない♪」のとこの限界ギリギリに歌い上げる姐さん、圧巻です。
なんか、35年続いてるSHOW-YAにもすごい関心が高まりました。
今度アルバムが出るそうなので、聞いてみよっかなと思ってます。
最後のMCで、来年のNAONのYAONが決定したことが発表されました。
当然野音に集まってライヴということですね。
音楽は、実際にオーディエンスに向き合ってると、奇跡が起きることがある、だからこそ実際に顔を合わせてライヴしたい、という強い願いを姐さん述べておられます。
この時には配信については言及されなかったのですが、ぜひともリアルライヴと並行して引き続き同時配信も検討してほしいと僕は強く願ってます。
アンコール
本当は出演者全員出てきて最後の演奏を披露するところですが、状況が状況なので、代表してシンガー3人、相川さん、田村さん、小柳さんが招かれてます。
最後はSHOW-YAのRock Loveで締めです。
もう、おなか一杯楽しめました。
間奏中、全員呼べない分、各バンドから代表が出てきて一言二言。
アンジー(ガチャリック スピン):音楽を止めんなよ~!
mayu(ネモフィラ):初めてのNAONのYAONありがとうございました~。(デスヴォイスで)最高~!
松本璃奈(ザ・コインロッカーズ):今日は初出演ほんとにありがとうございました。先輩方のライヴ本当にかっこよかったです。来年もSHOW-YAさん、よろしくおねがいします!ありがとうございました!
EYE(Mary’s Blood):NAONのYAON最高!SHOW-YA最高!!みんな元気でな~!!
最後に寺田姐さん:来年4月29日はここ日比谷野音で、みんなで思いっきり叫びましょう!何て叫ぶ?何て叫ぶ??
メンバーがRock Love!!と答えても何度も繰り返す姐さん。
すると相川さんが、「でもみんな叫んでる!」とモニターの書き込みに注目してナイスフォロー。
姐さん:みんなありがとう!!
こうして最後の曲もエンディングを迎えました。
ステージをはける姐さんの後ろ姿、やり切った感が漂っていてすごくかっこよかったですね。
最後にマイクを通さずに「ありがとう」といった姐さんに、こちらからもお疲れ様、ありがとう、の気持ちでいっぱいです。
総評と感想
たっぷり5時間、そしてパートによっては何度も見返しましたので、相当入り込みました。
ゴールデンウィークはまさに僕にとってNAONのYAONウィークだったと思えます。
今回、痛恨の無観客ということで、まあ配信だけでもあってよかった、というのが多数の見方だと思います。
もちろん、そうだろうと思いますが、僕個人的な感想を言わせてもらえれば、配信があって本当に良かった、と思ってます。
この配信がなければ、当然のように僕個人はこのイベントはスルーしてたはずです。
もちろんネモフィラにハマったばかりで、いろいろ見たいとは思ってましたが、現場には行けない(物理的にも精神的にも)のでYouTubeやいつか出るだろうDVDやBlu-ray待ちだったわけです。
それが、こんな事態になって、ライヴ配信という世界が僕の目の前に開けたってことです。
これから先も、リアルライヴが自由に行われるようになっても、引き続き同時配信をぜひとも採用して欲しいものです。
今回参戦の主要な目的はネモフィラだったわけですが、この点に関しては非常に満足しています。
初めてステージでのライヴを見れたわけですが、想像を上回るプレイを見れたと思います。
mayuちゃんの圧倒的なヴォーカルパフォーマンス、ちゃっきー、葉月さんのヘヴィで華麗なツインギター、たむちゃんとハラグチサンのヘヴィで安定したリズム隊。
このイベントでこれだけのモノを見せてくれたとなると、ワンマンライヴでははるか上を行く演奏を見せてくれるに違いないという期待と確信を持てました。
また、ネモフィラメンバーが、mayuちゃんやたむちゃん、葉月ちゃんなどがいろんなバックバンドで参加してたり、ちゃっきーはメアリーでも本格的に弾いていたりと、ネモフィラ率の高さにも大満足でしたね。
まだネモフィラはバンドとしては新人バンドになるでしょうけど、構成してるメンバーはすでに実力を認められたプレイヤーたちなんだ、ってのが改めて感じさせられました。
もはや今後に大きな期待しか持てませんよ、はい。
ネモフィラに関しては十分満足でしたが、それ以外にもたっくさんの収穫がありました。
普段僕の視界にあまり入ってなかったいろんなアーティストやプレイヤーと接することができました。
おかげで、メアリーもコインロッカーズもガチャピンもSHOW-YAにも、非常に興味が湧いて、これまでの作品や今後の動向にも注目したいという気持ちが強まってます。
この点で言えば、このガールズロックの世界も奥深いでしょうから、また一つ底なしの沼にはまった気分がしてますw
でも、僕にとって一番強烈に印象に残った大賞を挙げるとすれば、やはりガチャピンのアンジーに決まりです。
19歳にしてあのパフォーマンス。
ガチャピンの先輩たちの中で、完全に独自のポジションを確立してますね。
はなさんとのヴォーカルの絡み、ハモリも相性が良く、元々ガチャピンは演奏隊のクオリティは高かったところにヴォーカルもさらに強固な感じに仕上がってきてます。
これは、今後の活動が楽しみですし、YouTubeですでにいろいろ出してますから、過去動画も見たい気持ちが強まっています。
きっとアンジーがあのかわいいおへそとお腹を出せてる間はガチャピンは安泰だろうと思われます(個人の感想ですw)
というわけで、長々と語ってきましたが、とにもかくにも楽しい5時間だったと思いますね。
この配信&アーカイヴって最強ですね。
短期メモリーの弱い、僕のようなおっさんでも、何度も見返せるので心に焼き付けることができます。
いやいや、近年でもっとも素晴らしいゴールデンウィークを過ごさせていただきました。
雨の中感染対策をしっかりしながらイベントを実行してくださったスタッフの皆さんに感謝ですし、こんなイベントでガールズロックを、音楽を盛り上げようと頑張ってるSHOW-YAのみなさんにもエールを送りたいです。
来年も楽しみにしてます。
野音でリアルのライヴがあることを願ってると同時に配信&アーカイヴもやってほしいと強く願っています。
満足感いっぱいですし、温かい気持ちになれました。
お疲れさまでした!ありがとう!!
NAONのYAON最高!!!