目指せ武道館!バンドリ! Poppin’ Partyの歩み
Poppin’Partyの4thシングル、「ときめきエクスペリエンス!」リリース
2017年1月21日、ついにBanG Dream!のテレビアニメ版が放送が開始された。
そのオープニング楽曲は、「ときめきエクスペリエンス!」だ。
そして、2月1日、Poppin’Party(以下ポピパ)の4thシングルである、アニメオープニング主題歌、「ときめきエクスペリエンス!」がリリースされた。
今回も作詞は中村航さん、作曲は“鬼畜”の上松範康さんだ。
アニメのオープニングで用いられている楽曲は、なんとも爽やかな青春感あふれる良質なポップソングだ。
いかにもアニソン、という鉄板なつくりをしている。
さすが、百戦錬磨の上松氏だ。
いい曲を作ってきてます。
歌詞も中村さん、アニメのキャラクターの世界を見事に切り抜いてますね。
ときめき体験、と書いてときめきエクスペリエンスと読ませるなんて技、そう簡単には思いつかないですよね。
また、それが見事に曲にはまっている、素晴らしい作家陣だと思います。
ところで、毎度のことですが、今回の曲ももちろんポピパのメンバーが演奏することになるわけでしょうが、どんな作りになってるか、聴いてみたいと思います。
「ときめきエクスペリエンス!」を分析してみる
この曲のBPMは180、ということで、Yes! BanG_Dream!(イエバン)の185より少し遅いテンポだ。
とはいえ、イエバンより遅いとは言え、この速さは十分初心者には速い速さだということを、我々は認識しておかなければならない。
決して声優さんたちにとって当たり前の速さではないのだ。
今までの3枚のシングルは、リリース前からライヴでは披露していたので、十分になじむほど練習でも、ステージでもプレイしてきたと思われる。
今回はそういう意味では久々の全くの新曲である。
やはり最初の印象はテンポが速い。
青春感あふれる、勢いのある楽曲である。
ポピパの特徴でもあるコーラスの掛け合いもたっぷり準備されている。
またサビも勢いを感じさせるもので、“放て~!(放て~)、響け~!(響け~)”のところのなんともいえない爽快な疾走感、たまらなくかっこいいですね。
アニメの世界観がたっぷり詰め込まれているので、コーラスワークは要注目の楽曲になってますね。
また楽器に注目してみると、イントロのコーラスの裏でベース音が、そしてドラムが、そしてキーボードとギターが順に加わり音の厚みを増していくところ、いきなりバンドっぽいかっこいいつくりになっている。
そして、今回もイントロでキーボードは非常に効果的に用いられている。
また、Aメロのベースラインも非常に気持ちいいノリを作り出している。
もちろんサビのベースラインも非常に目立ってかっこいい。
ギターソロはこの曲ではそんなに難しいことはしてないようだ。
しかし、大事な伴奏を多くの場所で任されてるので、リードギターは大変だろう。
ドラムはやはり相変わらず、この高速テンポを刻み続け、叩き続けないといけないので大変に違いない。
途中高速のフィルインも何度も入れながら、テンポキープするのは非常に厳しい曲になっていると思われる。
また、後半のブレイク後の全員でのコーラスからの再び楽器が加わっていくところなどは、かなりの練習を要するパートではないだろうか。
全体を通して言えるのは、やはりこの高速テンポでバンドの一体感を保つことが、最大の課題ではないかと思われる。
上松氏のこのたびの試練に、ポピパのメンバーはどのように答えを出したのだろうか。
3rdライヴでこの曲は初披露されるのだが、まだ商品化されていない。
が、アニメ第8話と第9話の間に放送された3rd☆LIVE 特BanG!で、この曲のみフルで放送されたので、それを鑑賞して彼女たちのプレイについて語って見たい。
「ときめきエクスペリエンス!」をライヴで見てみる
まずは衣装が可愛いくかっこいい。
ロックな感じが出ててとても素敵だ。
タイトルをコールする愛美さん:「それでは聴いてください。ときめきエクスペリエンス!」
バンドリーマー:うぉーーー!
アニメ主題歌であり、新曲で初披露ということもあり、バンドリーマーの皆さんの反応は抜群だ。
今回一番思ったのが、キーボードの伊藤彩沙さんの成長だ。
キーボード弾かずに踊ってる、とよく言われてる、と語っているが、今回はかなり大事なところで弾いているようだ。
それも、なんかすごく余裕が感じられた。
弾いてる感ががんがん伝わってきたのだ。
それに加えて、踊りもヴァージョンアップしている。
会場を煽りながら、振り付けの種類も増えててとても微笑ましい。
ずいぶん舞台慣れしてる感じで、とてもよかった。
愛美さんはやはりバンドの中心として、またメインヴォーカルとして落ち着いて歌えているようだ。
笑顔もしっかり見せて会場を見据えて歌えている。
ギターの高速リフもきちんと刻めてるようだし、ストロークにブラッシングをはさむところもほぼ完璧に出来てたのではないかと思われる。
歌詞を頭に入れて、ギターの譜面も頭に入れて、そのうえオーディエンスに向けて気持ちをいれる、なかなか普通の人には出来ないのではないだろうか。
しっかりと彼女も練習し、努力してきたことをうかがい知ることができたと思う。
西本りみさんもやはりいつもどおり楽しそうに安定したベースを弾いている。
この曲は指弾きで一曲通している。
とてもなめらかな指捌きである。
また、サビ前はスラップっぽいプレイも楽勝で挟んでいる。
そしてコーラスも入れながら、この子も笑顔でプレイだ。
僕はいつも彼女はポピパで一番の玄人だ、と簡単に言ってしまっているが、バンドサウンドを陰で支える彼女のテクニックもやはり努力の賜物に違いない。
大塚紗英さん、いつもどおり顔でギターを弾いてます。
体を大きく使ったプレイも楽しさをうまく表現してると思います。
2番の歌に入る前のカッティング、ソロの前半のカッティングなども上手に決めて、いい感じでしたね。
他にも装飾的に使われるギターフレーズも多くありましたが、大体そつなくこなしてたと思われます。
なにより、体をいっぱいに使って弾くところが大塚さんのいいところなので、そこはいつもどおり合格だったと思います。
大橋彩香さん、いつも笑顔で叩いてますね。
しかし、この曲に関しては、結構ギリギリだったんじゃなかろうかと見受けられます。
キーボードの伊藤さんが余裕に見えたのと対照的に、大橋さんはところどころきつそうに見えました。
高速ではあるものの、このテンポなら大橋さんは大丈夫と思われるのですが、やはり、高速フィルインに苦戦してるように見えましたね。
基本笑顔でしたが、必死で追っかけてる感じが時々、ちょっと目が泳いでるというか、表情が辛そうに見えます。
でも、出来てなかったわけではなく、ちゃんとこの勢いある曲を見事に叩ききって見せたのは間違いありません。
でも、そのように必死でがんばってる表情も、こちらとしては応援したくなる要素の一つなので、また、この辺を次回クリアしていることを楽しみにしてたいと思います。
あと、全体のアンサンブル、という点で言わせてもらえば、ところどころ、どの楽器が原因かははっきりわかりませんが、多少不協和音が混じってた気がしました。
やはり、初披露でもありますし、忙しい中十分に時間を取れなかったのかもしれません。
僕はそういうのはポジティヴにとらえていますので、それは生で演奏している立派な証拠と思います。
そして、次回これをブラッシュアップして、一層クリアな演奏にするための一つの課題とも見ることもできます。
こうやって、少しづつ上手になっていくのを見るのも僕にとって非常に興味をひかれることですし、上松氏も見せたい部分だと思われます。
本人たちは大変だとは思いますが、ますます成長するのを楽しみにしたいと思って応援してます。
あと、蛇足かもしれませんが、6人目のメンバーについても語りたいです。
バンドリーマーの皆さんです。
この初披露の新曲で、なんでコールが合うんでしょうか。
打ち合わせしたかのように、“DASH!” とか“TWINKLE!”、見事に合ってましたね。
ハピネスと♪ ミラクルを♪ のせて♪ のあとの、ふふふー!とか、完璧でした。
事前に連絡でもあるのか、もしくは本能に導かれてミラクルが起きるのかわかりませんが、いずれにしても現場のバンドリーマーさんがそのように盛り立ててくださって、とてもうれしいです。
在宅バンドリーマーを代表して厚くお礼申し上げます。
ぜひとも武道館でも、僕の分まで熱いコール、よろしくお願いします。
c/w 「1000回潤んだ空」も分析してみる
さて、4thシングルのカップリングは、「1000回潤んだ空」である。
これまでの曲と大きく異なるのは、作曲だけでなく作詞も上松さんが担当していることだ。
これは香澄役の愛美さんが歌っているわけだが、内容がどうも香澄っぽくない。
なんだろう、と思ってたら、NAUさんというブロガーさんの、1000回潤んだ空の話という記事の中で、これはドラムの山吹沙綾の物語を歌っているんではないか、と推測されてました。
それが、すごく腑に落ちる内容だったので、完全に同意させていただいてましたが、先日放送された、「Bang Dream!めざせ武道館 特Bang! #2」で答えがはっきりしました。
上松氏:
ほんとにがんばる彼女たちと、あとはドラムの大橋さんのキャラ(山吹沙綾)を思いながら作った曲で(す)。
あの1曲だけはまたちょっと違う作り方をしていて、シンガーソングライティングって言うか、詩と曲を同時に作ったんです・・。
それを愛美さんが、ほんとになんていうか、歌いこなしたんですよね。
レコーディング終わった後聞いたら、ここで気持ちをいれるとかそういったもの(を愛美さんが自分で考えて歌ってた)。
自分はほんとになんにも、現場には立ち会わなかったんですけど、制作した歌詞と曲だけで、(彼女がそのようにした。)
(それで、)彼女が(曲を)受け取った瞬間、作る側、サウンドプロデュースする側ともつながったみたいな感じがしたので、なんか今後の可能性が急に広がった。
インタビューの話し言葉なので、ちょっと日本語文法的には怪しいが、言わんとすることは(かっこ書き)で補ってみました。
要するに、まずはNAUさんの推理どおり、この「1000回潤んだ空」はドラムの山吹沙綾の物語ということがはっきりしました。
そうして歌詞を見ながら聴くと、アニメの感動がよみがえります。
数話にわたって繰り広げられた、沙綾がバンドに入るまでの葛藤の部分はとてもいい内容だったので、余計にこの歌詞がぐっと来ます。
そして上松氏の発言での愛美さんについての部分も、非常に興味深いですね。
上松氏は2017年3月5日にこうツイートもしています。
バンドリ、ポピパの 「1000回潤んだ空」 改めて聞くと「歌」がとてもいい。 感情の入り方、 歌詞を捉えて決意する場所の考え方。 歌とディレクションのコンビネーションを 完成した作品から感じる。 ライブでどう進化するか、 もっと楽しみになった
愛美さんの歌の感情の入れ方など、ベタ誉めである。
作者の上松氏の指示や指導なしに、この曲をあのように歌いきったことで、今後の可能性が開けたと感じておられるのだ。
確かに聴いてみると、愛美さん、表現力全開で臨んでいる雰囲気が満ち満ちている。
この愛美さんの歌唱が、名曲をさらに良い曲へ仕上げた原動力といって間違いないだろう。
演奏について目を向けてみると、僕は最初にクイーンのボヘミアン・ラプソディーを思い出した。
もちろん曲やメロディが似ていると言っているわけではない。
そうではなく、一曲の中に、静と動、優しさと力強さ、緩急といった相反する要素がめまぐるしく展開する、という部分だ。
技術的なこともさることながら、今回の曲展開は今までよりも相当複雑で初心者泣かせに違いない。
イントロはいきなりキーボードが忙しい。
結構長い時間コーラスとキーボードのみだ。
最初からハモリ、追っかけコーラスとポピパの特徴が十分に楽しめる。
音数が少ない中できれいなハーモニーを聴かせてくれている。
そして3ブロック目で、ついにベースが加わる。
そして、“大好きを叫びたいよ~♪”からドラムが入ってくる。
ちょうどNAUさんが言うとおり、きっとここは一番最後に山吹沙綾がバンドに入った瞬間をイメージして間違いないだろう。
ここから5人そろったポピパによる、疾走感のあるパートの始まりだ。
この間奏から、バンドは勢いよく走り始める。
その感じをそれぞれの楽器がうまく表現している。
2番では、もはや最初のバラードのようではない。
バンドサウンドにのせて愛美さんのヴォーカルとメンバーのコーラスが歌い上げていく。
ちょうど沙綾がなりたかった、雲間から現れた太陽のような雰囲気だ。
最初はバラードのように始まるのであまり気にかけていなかったのだが、よくよく見ると、この曲はBPM182という高速ソングだった。
疾走感、青春感たっぷりの名曲である。
この緩急、強弱、そして静と動の入り混じった楽曲。
またまた難易度がアップしたこの楽曲をポピパのメンバーはちゃんと演奏できるのか、というのが大きな見所ということになる。
しかし、この曲はシングルとして出る前に、すでに2016年の2ndライヴ、BanG Dream! Second☆LIVE Starrin’ PARTY 2016!において初披露されているのである。
そして好評を博したうえで、今回シングルのカップリングに収められることになったのだ。
ではその時の映像を見て、分析してみたい。
「1000回潤んだ空」もライヴで見てみる。
このライヴが収められている、Second☆LIVE Starrin’ PARTY 2016!はアニメバンドリ!のOriginal Soundtrackの初回限定盤に付属されるブルーレイに収録されている。
では早速、鑑賞してみよう。
愛美:「それでは聴いてください。せーの」
ポピパ:「1000回潤んだ空。」
初披露だからか、バンドリーマーさんたちはリアクションもなく、静かに耳を傾ける。
イントロは伊藤さんのキーボードのみだ。
上松さんは特BanG!#2で、曲の難易度が上がっていることを述べるに当たって、伊藤さんのキーボードについて言及している。
ちょっとずつ各パートが難しくなっているんですね。
特に伊藤さんなんかはもう最初は右手しか弾けないっていう制限の中で、やっていたので、よし、「スタビ」からは両手、しかも「1000回潤んだ空」なんてもう左手がなきゃ、(という風に難易度が上がっていった)。
(それだけでなく、「1000回潤んだ空」では)ピアノと歌だけのパートとかあるんですよ。
もう彼女一番緊張するだろうって思って。
でもほんとにそういう成長を応援したいし、絶対出来るから、って励ましていきたい。
そこちょっと何とか耐えて、そうすると絶対この先のライヴがすごい楽しくなると思うと僕は信じてます。
伊藤さんの成長を期待しつつ難易度を上げていく鬼畜の上松さん。
果たして、伊藤さんはどうかというと、上松さんの期待に応え、成長の跡を見せてくれた。
イントロの重要なフレーズを左手も交えながら軽やかに演奏している。
よくがんばった、と言ってあげたい。
前半のハモリは西本さんのみのようだ。
愛美さんの速い歌メロにぴったり寄り添ってきれいにハモっている。
そして途中で大塚さんのエレキでロングトーンの伴奏をやってるとき、一音だけミスって音が出なかった。
ちょうど、アップでカメラに抜かれてるときだったので、大塚さん自身はすごく悔しいだろうが、僕的には全然大丈夫、と言ってあげたい。
たまにはミスもあるのがライヴ、生演奏だし、何よりも本当に弾いていることの明らかな証明でもあるのだ。
演出的には、真っ暗なステージで、キーボードを弾き始めた伊藤さんがライトを受けてスタート。
その後、歌いだした愛美さんとハモりの西本さんがライトアップされ、エレキが伴奏で入ってくるとき大塚さんがライトを浴び始めた。
この時点で、ドラムの大橋さんだけ、顔も見えない真っ暗な状態。
で、先ほど述べた、“大好きを叫びたいよ~♪”からのドラム音が入ったところで明るくなるかと思いきや、その前からハイハットで参加しており、ウインドチャイムをスティックで鳴らした瞬間からすでにライトを浴びていた。
そこがちょっと予想に反していたが、5人が次第に集まってくる様子が、順番にライトを浴びるという形で演出されているのはとても効果的だと思った。
そして、ドラムが本格的に入って、疾走感あふれるパートへ。
大橋さん、かなり派手なフィルインも見事に決めている。
曲が走り出すと、次第にバンドリーマーさんたちのコールとサイリウムが、楽曲に合わせて彩り始める。
会場はすぐさま、一体になった。
この瞬間は非常に心打たれる。
2番からは安定の演奏だ。
愛美さんはランダムスターをかき鳴らしながら歌っている。
この曲ではハモリはほぼ西本さんの担当のようだ。
2番ではベースもきっちり弾きながらのハモリだ。
追っかけのコーラスは主に大塚さんで、いつものように顔でギターを弾きながら、また大きなアクションも見せながらのプレイだ。
伊藤さんも両手を使って軽やかにキーボードを弾いている。
この曲に関しては、ほぼ全編でキーボードパートがあるので、踊りとタンバリンはお預けである。
大橋さんも、時に笑顔で時に真顔でプレイしているが、全体的に余裕が見られる。
そしてギターソロ、大塚さん余裕のプレイだ。
目をつぶってソロを弾き始め、途中のカッティングも見事に決めていた。
その合間に一瞬入ってくる伊藤さんのソロプレイにも注目だ。
そしてブレイク後の静かなパート。
バンドリーマーさんたちも、サイリウムの振りを抑えて、曲調に合わせている。
初めて聴いたに違いない楽曲に対して、見事な対応だ。
あなたたち、すごいよ。
そして、最後に盛り上がって、曲のラストはキーボードとヴォーカル、コーラスのみ。
伊藤さん、きっちりと弾き終えた。
そして愛美さんも西本さんと共に美しく歌い終えた。
やはり初めて聴くから曲がここで終わりなのか、まだ続くのか一瞬で判断するのは難しかったのだろう。
とりわけ、これだけ展開が複雑な曲だけにそう感じても仕方ない。
で、短い静寂のあと、バンドリーマーさんたちの温かい拍手が沸き起こった。
このとき、大橋さんがドラムセットの中で、拍手をしているのだが、目が潤んでいるように見えるのは、気のせいではあるまい。
やはり山吹沙綾の物語なのだ。
その初披露で胸がいっぱいになっていたとしても何も不思議ではない。
これが1001回目に潤んだ目かもしれない。
しかし、この度は我慢して潤んだのではない。
夢に向かって一歩踏み出した、喜びの涙ではないだろうか。
と、リアルとアニメが混乱してしまってる僕ですが、とにかく、ポピパのメンバーはまたも見事に上松さんの挑戦にこたえて見せたのだ。
まとめ
特BanG!#2で、上松さんはポピパの曲作りについてこのように述べている。
ポピパの場合は本人たちが歌って演奏する、ってのもあるのでやっぱり制限はあるんですよ。
だけど、ここに遠慮しすぎても、やっぱりがんばる彼女たちにも、聴いてくれるファンの人たちにも失礼かなって思うんで、ちゃんとアニソンでもありバンドでもあるものを(作ります。)
彼女たちがライヴをやったとき、最初の頃よりうまくなってたりすると、もう一段上の難易度で、彼女たちの成長するための曲をポンって作るんです。
だから、最初弾けないんですよ。
難しくって。
で、難しいなかで、これが答えかなって思ってやったライヴには初々しさがあるんです。
初々しさってすごく出すのが難しいんですけど、でもそれが出来ると今度は、もっと出来るよね、って彼女たちは思うんです。
で、次は(その曲が)ライヴでまた違う楽曲に変わるんですよね。
この感じがすごく出したくて、そんな感じで曲をつくるよう気をつけたりしてます。
今回の「1000回潤んだ空」でも上松さんはさらなる挑戦を彼女らに叩きつけたようだ。
声優さんに求められるレベルを遥かに超える、展開の複雑な、それでいて速度超過の楽曲だ。
でも、こうして作り手の側の言葉を聴くと、全体でこのプロジェクトを成功させようという気持ちが伝わってくる。
上松さんもただのドSではなく、しっかりと彼女たちの成長を見据えながら、曲を提供しているのだ。
それに対してポピパのメンバーはしっかりと応え続けている。
このまま、成長を続ければ、きっと武道館も成功するだろうし、また、その先の将来も見えてくることだろう。
ポピパがバンドとして、一層きらきら輝いていくのを在宅バンドリーマーとして、温かく見守って行きたい。
みんなで応援しましょう。
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